きょうは、初心者Webライターがテストライティングに合格する方法について綴ってまいります。
- 「応募文は通るけどテストライティングになかなか受からない…」
- 「テストライティングの合格率を上げる方法ってないの?」
このように悩んでいる方は、多いのではないでしょうか?
そこで今回の日記では、テストライティングに確実に合格する方法を解説します。
テストライティングの目的を理解すると飛躍的に合格率がアップしますので、ぜひご参考くださいね
記事の書き方を知りたい場合は「Webライティングの書き方!基本と手順を1から解説【初心者必見】」をご参考くださいね。
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Webライターが受けるテストライティングとは?
テストライティングとは、通常の執筆依頼と異なり「お試し」で依頼を受ける記事作成のことです。
Webライターの実力や能力を確かめるために行われます。
通常、発注先がWebライターを採用するときは、履歴書やプロフィール、サンプル記事を参考に選考しますが、それだけでは実力を正確に判断しきれないことがあります。
なぜなら、提出されたサンプル記事が、本人によって書かれたものか、スクール講師によって添削やサポートが加えられたものか、見分けがつかないからです。
そのため、オリジナルなテーマを出題し、実際の記事を作成するテストライティングを行います。
これにより発注先は、本人の実力で書かれた文章を読むことができ、記事作成能力や品質、期日までに納品できるかを確認できます。
このように、テストライティングは、Webライターの実力を客観的に判断し、仕事を継続して依頼できるかどうか、正確な選考をするために行われます。
テストライティングの内容3パターン
テストライティングの内容には、いくつかの種類があります。
おもに実施される3パターンを紹介しますね。
記事構成と執筆
- キーワードのみをあたえられる
- →見出しを組み立て文章を作成する
記事構成と執筆のパターンは、あたえられたテーマやキーワードにもとづいて記事の構成を考え、中身の文章を作成する内容です。
とくに、SEOライターを選考するときに実施されます。
発注先は、Webライターのスキルを総合的に評価し、論理的で読みやすい文章を組み立てられるか、キーワードにそったSEOに効果的な文章を書けるかを判断します。
執筆のみ
- 見出しまで組み立てられた記事をあたえられる
- →見出しにそって文章のみを書く
執筆のみのパターンは、あらかじめ用意された記事の構成にそって文章を作成する内容です。
発注先は、Webライターが指示を正しく理解し、読みやすい文章を書けるかどうかを評価します。
テスト問題
- 問題や課題をあたえられる
- →選択問題・200~400文字程度の文章を作成する
発注先によっては、独自の問題を用意し、それにもとづいて文章を作成する課題を出すこともあります。
選択問題のほか、400文字程度の文章を作成する設問を用意し、Webライティングの知識を問う内容です。
たくさんの応募者を一度に選考する場合に実施されることが多く、法人企業によってよく行われます。
問題の内容は、求めるスキルや案件に応じて変わります。
では、テストライティングの内容を理解したら、つぎに発注先はどこをチェックするのかを見てみましょう。
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テストライティングで発注先がチェックするポイント
テストライティングで発注先がチェックするポイントは、つぎの5つです。
基本的な文章力があるか?
読みやすい記事を書けるかチェックされる
発注先は、テストライティングをもとに、Webライターが基本的な文章力を持っているかどうかを判断します。
正しい日本語や文法の使い方、文章構成や誤字脱字、読みやすさやわかりやすさなど、文章の質を確認します。
発注先の指示に従い、執筆ルールやマニュアルにそって記事を作成することがポイントです。
上の項目を参考に、箇条書きや改行を用いて読みやすい文章に仕上げましょう。
読みやすい文章の書き方は、下の記事で解説していますので、テストライティングを受ける際にお役立てくださいね。
くわしく知りたい
読みやすい文章15のコツ!読みにくい文章を劇的に変える改善策
文章校正のチェック項目10のポイントと効率よく見直す4つの方法
コピーした記事ではないか?
オリジナルな文章かチェックされる
発注先は、納品された記事がほかの記事のコピーではなく、独自の表現や視点にもとづいて書かれているかを確認します。
テストライティングも同様に、コピペチェックツールを用いて、コピペ率が高くないかを判定します。
独自性のあるオリジナルな文章で執筆しましょう。
どのくらいの早さで納品するか?
作業スピードと約束に対する意識をチェックされる
テストライティングでは、納品スケジュールもチェックされます。
発注先は、指定した期日までに作業を適切に行えるか、作業スピードと約束に対する意識も確認します。
文章力や執筆レベルが同じ程度の応募者がいる場合、スピーディに納品するWebライターのほうが好まれます。
期日ギリギリに納品することは、あまり良い印象をあたえないので、早めに納品しましょう。
執筆業務をどの程度理解しているか?
仕事に対する理解度や進めやすさをチェックされる
Webライターが、執筆業務やWebライターの仕事をどの程度、理解しているかも重要な項目です。
円滑にコミュニケーションを図れる相手か、これから気持ちよく仕事を行える人柄か、つぎのポイントを見られます。
発注先は、テストライティングを通して、仕事に対する理解度や進めやすさをチェックします。
提案文やプロフィールだけでは確認しきれない人柄や人間性を見られるので、ビジネスマナーを守り、丁寧な言葉遣いで対応しましょう。
正しく入稿できるか?
入稿ツールを使いこなせるかをチェックされる
Webライターは、指定されたツール、WordやGoogleドキュメント、WordPressで納品しますが、適切に入稿できるか、ツールへの習熟度もテストライティングで確認されます。
具体的には、つぎのようなポイントを見られます。
ツールに慣れており、スムーズに作業を行えるかは、発注先にとって重要な判断基準です。
入稿を素早く行えると、コミュニケーションやプロジェクトの進行が円滑になりますよね。
丁寧で素早く、ミスのない入稿を行いましょう。
続いて、テストライティングに確実に合格する方法を見てみましょう。
初心者Webライターがテストライティングに確実に合格する5つの方法
大前提として「誤字脱字をしない」「読みやすい文章にする」といったことは当たり前のことなので、それ以外のことをお伝えしますね。
初心者Webライターが、テストライティングに確実に合格する方法は5つあります。
仕事が安定するまではテストライティングを受ける機会が増えるので、5つの方法を確実に押さえましょう
納期前倒しで納品する
一週間後の場合は2~3日後に納品しよう!
テストライティングの納品は、できる限り早く納品しましょう。
提示される期限は、発注先によって異なりますが「納品は一週間後までにお願いします」と指示された場合でも、2日後、もしくは3日後くらいに納品する意識を持ちましょう。
わたし自身もWebライターを始めて間もないころは、納期を前倒しで納品していました。
発注先からかなり驚かれますが、良い手ごたえを感じましたよ。
2~3日後に納品するWebライターは珍しいらしく、記事のチェックや修正作業を前倒しでできるので非常に助かるとのことでした。
「早く納品する」という行為だけでも発注先に好印象をあたえるので、ぜひお試しくださいね。
ただし、早く納品することを意識しすぎて、記事の質を落とさないように注意しましょう。
前倒しで納品することは合格率に大きく影響するので、非常におすすめですよ
掲載先メディアのトンマナに合わせる
文章の雰囲気やテイストを合わせよう!
トンマナとは、トーン&マナーのことで、文章の雰囲気やテイストのことをいいます。
Webライターは、掲載されている納品先メディアに、記事の雰囲気をあわせる必要があります。
たとえば、ひらがなの多いやわらかい特徴の掲載先に対して、漢字の多いかしこまった記事を納品しても、不釣り合いなので採用されにくいですよね。
あまりに文体が異なる場合やトンマナが合わない場合は「発注先の要望に応えられないWebライター」「指示通りに書けないWebライター」として見なされるので注意しましょう。
発注先が掲載先メディアをしめすということは「この記事をお手本にしてこの通り書いてくださいね」というメッセージを伝えるためです。
テストライティングの時点から、トンマナを意識しましょう。
また、掲載先メディアのトンマナだけでなく、執筆マニュアルも同じことが言えます。
内容をよく理解して発注先の指示に従った文章を提出しましょう。
トンマナについて知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
トンマナの意味とは?Webライターが意識すべき項目やルールを解説!
PREP法を意識して書く
伝わりやすい文章の型を使おう!
読みやすい文章にするために、PREP法を意識して書きましょう。
PREP法とは、はじめに結論を伝える文章の書き方です。
Webライティングの多くはPREP法で書かれており、説得力のある文章を書けるので、ビジネスの場でよく使われます。
PREP法を用いると伝わりやすい文章になり、発注先から高く評価されます。
PREP法の書き方はつぎのとおりです。
PREP法の構成 ◆ Point:結論 はじめに話の結論(要点・主張)を伝えます ◆ Reason:理由 つぎに結論にいたった理由を説明します 「なぜなら」を使うと説明しやすいです ◆ Example:具体例 結論に至った理由を具体例を用いて説明します 「たとえば」を使うとわかりやすく伝わります ◆ Point:結論 はじめに伝えた結論を最後にもう一度伝えます 「そのため」を使うとまとめやすいです
わかりやすく、PREP法の例文を見てみましょう。
PREP法の例文
◆ Point:結論
文章を書くときはPREP法を使いましょう
◆ Reason:理由
なぜなら、読者にわかりやすく伝わるからです
◆ Example:具体例
たとえば、結論を2回伝えるので記憶に残りやすいこと、理由と具体例を伝えるので納得しやすいことが挙げられます
◆ Point:結論
そのため、文章を書くときはPREP法を使うことをおすすめします
シンプルな構成なので、初めてでも簡単に伝わりやすい文章を書けます。
PREP法のくわしい書き方は、下の記事で解説していますのでご参考ください。
くわしく知りたい
PREP法の書き方!初心者でもわかりやすく伝わる説得力が増す文章
ひとりで判断せずに相談する
質問の意図を汲み取れる相談をしよう!
テストライティングをするときに、わからない点が出あるときは、ひとりで判断せずに必ず相談しましょう。
とくに、新しい執筆分野の案件に挑戦するときは、疑問点が多く出てきます。
そのようなときに発注先に確認することで、認識のズレを防いでお互いに仕事を進めやすくなります。
発注先の要望に応えようとする誠意も伝わるので、判断に迷うことは積極的に質問し、相談しながら進めましょう。
また、相談をする際はつぎの3つに注意しましょう。
答える側の時間と手間を省いて、質問の意図を汲み取れる内容にして尋ねましょう。
丁寧に対応する
ビジネスマナーを徹底しよう!
発注先に好印象をあたえるためにも、ビジネスマナーを徹底し、丁寧に対応しましょう。
安心して任せてもらえるように、信頼感をあたえる態度が大切です。
テストライティングの段階で、どのWebライターにするかを選ぶときに、納品物に差がない場合は「人柄」によって決まります。
なぜなら、継続案件であれば、数か月から一年もの間、一緒に仕事を続けることになるからです。
そうなれば、対応が丁寧なWebライターほど、気持ち良く仕事を進められるので重宝されます。
品質の高い記事を納品することも大切ですが、発注先への対応も重要なポイントです。
手を抜かないように心がけましょう。
では、テストライティングを受けるときの注意点を見てみましょう。
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初心者Webライターが絶対に受けてはいけないテストライティング
発注先の中には、テストライティングの仕組みを利用して、悪質な要求をする担当者もいます。
とくに、テストライティングの報酬が50%未満の案件は受けないようにしましょう。
発注先とWebライターは、ビジネスにおいて対等な立場です。
少しでも怪しいなと感じたら、一度手を止めて、クラウドソーシングサイトや周りのWebライターに相談しましょう。
良質な案件の見極め方を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
初心者Webライターの良質な案件の選び方と採用率を上げるコツ
また、安心して仕事を受注するためにも、よくあるトラブルを知ることも大切です。
いざというときに対策を立てられますので、下の記事もあわせてご覧くださいね。
くわしく知りたい
クラウドソーシング初心者必見!ひどい目に遭わない10の注意点と対処法
【要注意!】Webライターの仕事でよくある7つのトラブルと対応策
続いて、テストライティングを受ける目的を見てみましょう。
初心者Webライターがテストライティングを受ける目的
テストライティングの目的を知ることは、発注側とWebライター側の両方の目的を理解することを意味します。
合格率はもちろんですが、今後の仕事にも大きく関わるので、しっかりと認識しましょう。
発注者側がテストライティングを行う目的
- Webライターの実力や人柄を知るため
- 一緒に仕事を続けられる相手かを見極めるため
発注者側がテストライティングを行う目的は、Webライターの実力や人柄を知るためです。
発注者側は、記事を納品するまでのやり取りや対応の早さなど、Webライターのすべてをチェックします。
能力や人柄がわからないWebライターに、すぐに仕事を依頼するのは不安ですよね。
発注者側は、案件に適した文章を書けるかどうか、一緒に長く仕事を続けられる相手かどうかを見極めるために「お試し」を行います。
これらの目的を理解してテストライティングに臨みましょう。
Webライター側がテストライティングを受ける目的
- その仕事をこなしていけるかを確認するため
- 信頼できる発注先かどうかを見極めるため
一方で、Webライター側も、案件をテストする意識でテストライティングを受ける必要があります。
言い換えれば、あなた自身も、その仕事をこなしていけるかどうかを確認しながらテストを受けるということです。
これらのことを本契約の前に確認できることが、テストライティングを受けるメリットです。
たとえば、あなたの質問に対して発注者側が丁寧に答えてくれたら、安心して本契約に進めますよね。
テストライティングは、Webライター側にとっても案件を見極める大切な場です。
もしも、テストライティングの時点で「この仕事は自分に合わないな」と感じたら、その後の本契約は丁寧に断りましょう。
このように、テストライティングを受けるときは、発注者側から選考されるという視点と同時に、あなた自身もその案件を続けられるのかをチェックするという視点を持つことが大切です。
発注者側とWebライター側がお互いを知るために行う診断テストです。
これら2つの目的をしっかりと認識してテストを受けましょう。
では、最後に、テストライティングを受けずに案件を受注する方法を見てみましょう。
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テストライティングを受けずに案件を受注する方法
テストライティングは、報酬を得ながらフィードバックを受けられるので、メリットはとても大きいです。
ですが「毎回、手間と時間がかかりすぎる」と感じる場合もあるでしょう。
そこで、テストライティングを提示されても、受けずに案件を受注する方法を2つ紹介しますね。
どちらも準備するのにひと手間かかりますが、最初のうちだけです。
今後も使い続ける強力な武器になるので、応募する前に準備しましょう。
WordPressブログを始める
- 文章力・スキル・経験をアピールできる
- 発注者側はWebライターの考えや得意分野を把握できる
WordPressブログを始めると、文章力だけでなく、Webライターのスキルと経験をアピールできます。
WordPressブログで執筆した記事を提示することで、これらの知識に精通していることをしめせます。
発注者側も、採用の基準に達しているかどうかを判断でき、テストライティングの代わりになる場合は免除しやすくなります。
このように、WordPressブログを始めることは、テストライティングでは伝えきれない強みをアピールできる武器になります。
Webライターの仕事を本格的に続けるなら、ぜひこの機会に始めましょう。
WordPressブログの始め方は、下の記事でわかりやすく解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
【WordPressの始め方】10分でできる方法を初心者にやさしく解説!
ポートフォリオを作る
- 強み・長所・人柄をわかりやすく伝えられる
- 職務経歴書の代わりになる
WordPressブログを始めたら、一緒にポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオとは、これまでに執筆してきた記事の作品集のことです。
わかりやすく言うと、職務経歴書のようなものです。
ポートフォリオには、自己紹介文や強みや長所、過去に執筆した記事やブログ記事などを盛りこみます。
応募する際に提示することで、あなたの人柄を文章でわかりやすく伝えられます。
ブログと同様に、テストライティングをする必要がないと判断されることが多いので免除されやすいです。
具体的なポートフォリオの作り方は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
初心者向け!Webライターのポートフォリオの作り方【例文つき】
おさらい:初心者Webライターがテストライティングに合格する方法
テストライティングは、発注先とWebライターがお互いを知るために行う手段です。
発注者側から選考される視点と同時に、あなたもその案件を続けられるのか見極めることが大切です。
受ける前に上の方法を意識して、合格を勝ち取りましょう。
また、テストライティングに合格したら、継続案件につなげることも重要です。
継続依頼につなげる方法は、下の記事で解説していますので、あわせてご参考くださいね。
Webライターを本格的に始めるなら、プロの講師からから正しい知識を学ぶこともおすすめです。
「ライティングハックス」では、Webライティングの基本から応用まで添削つきで丁寧に教えてくれます。
目標までの道筋が明確なので、何倍も早くスキルが身につき、すぐに活動を開始できます。
- 「もっと上手に記事を書けるようになりたい!」
- 「最大効率で挫折せずに学習したい!」
- 「実務まで見据えて一本道で進みたい!」
「いくら頑張っても上達しない…」「なかなか収入が伸びない…」と感じる方は、下の記事で解説していますので、ぜひご検討くださいね。
わたしもパソコンを触ったことがないレベルからWebライターを始めたので、どんな方でも「やり方」さえ間違えなければ上達・成功しますよ
おしまいに
テストライティングに限らず、もっとも大切なことは誠意を込めて対応することです。
どのようにすれば相手に喜んでもらえるか、真摯な態度で接することが大切です。
熱心な態度で向きあうことで、発注先から信頼を得ることができます。
意識するのとしないのとでは、まったく異なる結果になりますので、あなたも今回紹介した方法を、ぜひ実践してみてくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前