きょうは、思いやりを伝える文章について綴ってまいります。
あなたは、読者に安心感をあたえて、心を開いてもらう方法をご存じですか?
その方法は、読者の気持ちを先回りして思いやりをしめすことです。
今回の日記では、思いやりを伝える文章の書き方を解説します。
読者の不安を先回りできると、信頼される文章になります。
読者の不安を取りのぞく、気持ちに寄りそった記事になりますので、ぜひお役立てくださいね
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思いやりを伝える文章とは?もっとも大切なこと
思いやりを伝える文章とは、読者が抱える悩みを察し、先回りして不安を解消する言葉を伝えることです。
先回りして言葉を伝えると、読者は「この人はわかってくれる」と感じて心を開きやすくなります。
文章を書くうえでもっとも大切なことは、読み手に思いやりをしめすことです。
なぜなら、読者は一方的にしか言葉を受けとれないので、疑問や反論を訴えられないからです。
思いやりのない文章は、書きたいことを並べただけの自己満足な文章になりがちなので、読者を置き去りにします。
その結果、読者は負担に感じて読むのをやめてしまいます。
そうなると「読まない、信じない、行動しない」の心理的な3つの壁にもつながり、もう二度と戻ってきてはもらえません。
そのため、読者の不安や疑問を常に考えて、先回りして思いやりをしめしましょう。
読みすすめるうえで、新たに生まれる不安に対しても先回りできると、ますます安心して心を開いてもらえますよ
「読まない、信じない、行動しない」の3つの壁を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
【最重要】コピーライティング3つの壁(3つのNOT)を越える方法
思いやりは文章単位で伝える
思いやりは、記事単位ではなく文章単位で伝えましょう。
読者の気持ちは、読みすすめる一文ごとに変わります。
つまり、一度記事を読みすすめると、読者は自分の悩んでいる内容にではなく、書かれた内容について新たな悩みが生まるということです。
もちろん、はじめは知りたいことがあって検索し、記事を読みます。
ですが、新たな悩みに気づくと、ますます混乱して不安が大きくなり、集中して記事を読めなくなります。
そのため、一文一文ごとに気を配る必要があり、先回りして気持ちを察することが重要です。
Webライティングの上達方法を例に見てみましょう。
◆ はじめの悩みに応える Webライティングの上達に必要なことは、できるだけ多く記事を書くことです 書く回数が増えることで徐々にコツをつかめ、響く記事が増えていきます
この文章を読んだだけでも、さまざまな疑問が浮かびますよね。
読者の不安や疑問をそのままにして話を進めると、読者の心を満たせません。
モヤモヤした気持ちを先回りして、不安を解消する言葉でフォローしましょう。
◆ 新たな悩みに応える Webライティングの上達に必要なことは、できるだけ多く記事を書くことです 書く回数が増えることで徐々にコツをつかめ、響く記事が増えていきます 文章が苦手で多く記事を書けないという場合は、つぎの方法が効果的です ・写経をする ・好きな記事やブログを多く読む ・好きなライターの真似をする
上のような文章を添えると「書けない」「わからない」という不安を解消できますよね。
それにより、読者は安心して納得でき、文章を最後まで読みすすめられます。
このように、常に先回りして「検索する目的であるはじめの悩み」と「新たに生まれる悩み」に応えることが大切です。
文章単位で不安を取りのぞき、読者を常に優先した思いやりのある文章を心がけましょう。
とくに、ネガティブな提案をするときは、必ずポジティブな表現をそえて提案しましょう。
なぜなら、あなたの伝える文章が、相手の興味を意識した内容だったり、不安を先回りした配慮があったりすると読者はさらに安心できるからです。
下の記事では、読者の疑問に先回りして応える方法を解説しています。
読者の抱える疑問を把握でき、解消する言葉を伝えられるようになりますので、あわせてご覧ください。
くわしく知りたい
【Reason Why】5つのなぜ?に答えて信頼を得るコピーライティング
先回りして伝える大切さを理解できたら、くわしい方法に移りましょう。
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思いやりを伝える文章の書き方2つの方法
文章単位で思いやりを伝える方法は、読者がどのように感じて読みすすめるのか、一文一文を想像すると書きやすくなります。
具体的には、読者のつぎのような声をイメージしましょう。
ネガティブな声を想像する
読者の負の感情を想像して解決策をしめそう!
ネガティブな声を想像するとは、悩みや不安、恐れや疑問など、読者の負の感情を想像することです。
事前にネガティブな声を予測して不安を取りのぞけば、読者は納得しながら記事を読めます。
今度は、ダイエットの例を見てみましょう。
ダイエットを成功させる秘訣は、体重が落ちなくても諦めずに続けることです 続けることで脂肪が燃焼しやすくなり、徐々に痩せやすい体質になります
読者がこの例文を目にしたとき、どのように感じるでしょう?
読者のネガティブな声に耳を傾けて、負の感情を想像してみましょう。
上のようなモヤモヤした気持ちを予想できますよね。
これらのネガティブな声をもとに、先回りして解決策を伝えましょう。
あらかじめ解決策を伝えると、読者は安心して最後まで記事を読めますよね
想像するときに気をつけることは、自分にとって都合のいい声を思い浮かべないことです。
上のようなポジティブで都合のいい声は自分の理想であり、実在する読者の声とは遠いものです。
想像するときは、読者のもっとも近い感情に寄りそって思い浮かべましょう。
家族や友人に置きかえると、性格や考え方を知っているので想像しやすいですよ。
心の声を代弁する
悩みを代弁して不安を解消する言葉を伝えよう!
心の声を代弁する方法とは、読者の不安の声をそのまま言葉にあらわすことです。
具体的には、ネガティブな声を想像するときと同じです。
「この一文は不安に感じるかもしれないな」と思うところで、そのままの気持ちを代弁しましょう。
その気持ちに対して「実は大したことではないですよ」と不安を解消する言葉で寄りそいます。
先ほどの例を見てみましょう。
「何をモチベーションに続けていいのかわからない」 「諦めずに続けるなんて無理…」 「いつも体重が落ちなくて挫折してきた」 このように感じていませんか? 安心してください そのような方に向けたダイエット法を紹介します その方法は、食事の30分前に500mlのお水を飲むことです
会話のように伝えると、自分のことのように感じてもらえて共感を得やすくなります。
「」で囲むと心の声が際立ち、伝わりやすくなりますよ
このように、読者の心の声をそのまま代弁することで、気持ちをグッと掴んで深く信頼されるようになります。
読者がどのように感じるのか、一文一文を想像しながら気持ちに寄りそいましょう。
では最後に、どこで思いやりをしめすべきか、読者が不安に感じる文章の見つけ方を見てみましょう。
読者の悩みや不安に感じる部分の見つけ方
読者の悩みや不安に感じる部分の見つけ方は3つあります。
次の日に読み返す
次の日、もしくは時間をおいて読み返すと、頭を切り替えることができ、読者と同じ視点で文章を読めます。
読者の感じやすい部分を客観的に把握できるので、悩みや不安を予測でき、解決策が思い浮かびやすくなります。
ほかの人に読んでもらう
家族や友人などに読んでもらい、違和感を覚える部分を指摘してもらいましょう。
このときに自分が書いたことを伏せておくと、読み手の素直な感想を聞けますよ。
異なる媒体で読み返す
可能であれば、記事の内容を紙に印刷して読み返したり、スマートフォンなどで読み返したりしましょう。
媒体が変わることで見方が変わり、書くときには気づかなかったことを発見できるようになります。
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おさらい:思いやりを伝える文章を書く方法
思いやりを伝える文章は、読者の悩みを察して、先回りして不安を解消する言葉を伝えることです。
読者は「この人はわかってくれる」と安心して、最後まで読みすすめられます。
一文ごとに気を配り、新たな悩みにも思いやりをしめすことが大切です。
読者の悩みや不安を常に予測して、文章単位で思いやりを伝えましょう。
また、信頼される文章を書くには、伝える順番を変えることも大切です。
下の記事では、読者の心を掴む伝え方を解説していますので、あわせてご覧くださいね。
おしまいに
思いやりの心をしめしながら書くと、読者に伝わりやすくなります。
試しに、あなたが「過去に執筆した記事」と「思いやりをしめした記事」を読み比べてみてください。
ひとりよがりではない、やさしい印象を受けると思いますよ。
一文一文の心がけが言葉を通して読者に伝わりますので、ぜひ今回の内容をお試しくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前