きょうは、クラウドソーシングサイトの注意点について綴ってまいります。
クラウドソーシングサイトを利用して仕事を受注する人は年々増えています。
「Webライターを始めたい!」と考えている方の中には、クラウドソーシングサイトを利用しようと思っている方も多いのではないでしょうか?
とくに「クラウドワークス 」や「ランサーズ」は、初心者向けの募集が豊富にあるので、はじめてでも気軽に挑戦できますよね。
ただし、仕事の種類が豊富にある一方で、悪質な案件も少なくありません。
そこで今回の日記では、クラウドソーシングサイトで仕事を受注するときの注意点をくわしく解説します。
利用するときの注意点を知ると、事前に対処できるようになりますよ。
これからクラウドワークスやランサーズで仕事をしたいと考えている方は、ぜひご参考くださいね
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クラウドソーシング初心者が案件を受注する10の注意点
クラウドソーシングで、はじめて仕事を受注するときの注意点はつぎの10個です。
評価が4.5以下の発注先を避ける
発注先の評価とコメント内容を確認しよう!
クラウドソーシングサイトを利用して仕事を受注するときは、発注先の評価を必ず確認しましょう。
クラウドワークスの場合は、評価は5段階で表示されており、問題なく取り引きが終了すれば、受注者から「★5」の評価をされます。
つまり、評価の低い発注先は、問題やトラブルを抱えている可能性が高いということをです。
評価だけでなく、受注者からのコメントもしっかりと確認し、評価の低い内容がある場合は応募を控えましょう。
本人確認をしていない発注先を避ける
判断基準の目安になるので必ず確認しよう!
クラウドワークスやランサーズでは、本人確認をするために身分証の提示を求められます。
本人確認済みの発注先は、プロフィール欄に「本人確認済み」の記載があります。
発注先は、本人確認を行うことで受注者側に仕事を行うえでの信用をしめせます。
もちろん、本人確認済みの発注先すべてが健全なクライアントとは限りません。
ですが、信用度を測る目安になるので、判断基準のひとつとして必ず確認しましょう。
プロフィール写真のない発注先を避ける
あえて信用度をしめさない発注先と認識しよう!
プロフィール欄に写真が掲載されていない発注先は、選ばないようにしましょう。
なぜなら、悪質な発注先ほど、プロフィール写真がないことが多いからです。
発注先のプロフィール写真は、個人や法人によって自分の写真であったり、企業のロゴであったりとさまざまです。
プロフィール写真を載せたほうが、雰囲気が伝わり記憶に残りやすく、信頼度も上がります。
あえて信用度をしめさない発注先は、応募を控えたほうが無難です。
発注実績5件以下の発注先を避ける
法人や実績の多い発注先を選ぼう!
発注先のプロフィールには「募集実績」や「発注数」のように、これまでに取り引きした仕事の数が表示されます。
初心者の方は、できるだけ募集実績の多い発注先を選びましょう。
お互いが初心者同士の場合、上手に仕事を進められるか不安になりますよね。
クラウドソーシングでの仕事に慣れるまでは、法人や実績の多い発注先と一緒に仕事を進めましょう。
発注率70%未満の発注先を避ける
モラルに欠ける発注先と関わらないようにしよう!
発注率の低い発注先は、キャンセルをする可能性が高いことをあらわします。
そのような発注先の案件は、応募しても当選者が選ばれずにキャンセルされるリスクが高まります。
中には、応募者がいるにも関わらず、期限を過ぎても何もリアクションをせずに放置する発注先もいます。
モラルに欠ける発注先を避けるためにも、発注率70%未満の発注先には応募しないようにしましょう。
短期間に大量に募集する発注先を避ける
低単価で複数回募集している発注先は警戒しよう!
短期間に同じような案件を大量に募集する発注先は要注意です。
詐欺のような案件であったり、Webライターを低単価で使い捨てる案件であったりする可能性があります。
低単価で複数回募集している発注先は、とくに注意して関わらないようにしましょう。
仕事内容がよくわからない案件を避ける
話がかみ合わないと感じたら応募を控えよう!
初心者の方は、募集要項に記載されている仕事内容がよくわからない場合は応募しないようにしましょう。
発注先が募集の仕方に慣れていないことも考えられますが、その場合でも避けるほうが賢明です。
「どうしてもその案件に応募したい!」という場合は、発注先に疑問点を質問しましょう。
メッセージのやりとりをするときも、話がかみ合わないと感じたら、その発注先を避けることをおすすめします。
文字単価の低い案件を避ける
文字単価1.0円以上の案件に応募しよう!
文字単価1.0円未満の案件に応募しないようにしましょう。
仕事内容に見合った報酬額を支払わない、モラルに欠ける発注先の可能性があります。
もしくは、経営がうまく回らず、予算を低く抑えている場合も考えられます。
どちらにしても、そのような発注先と一緒に仕事をすると、あなたの時間と労力が無駄になります。
健全な発注先は、テストライティングの段階から、それ相応の報酬額を支払います。
自分を安く見積もらずに、文字単価1.0円以上の案件に応募しましょう。
なかなか採用されずに悩んでいるのなら、まずは下の項目を見直しましょう。
あなたの文章力や強みをわかりやすくアピールすれば、必ず採用されます。
具体的な書き方は、下の記事でくわしく解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
Webライターのプロフィールの書き方!受注率が上がる10ポイント
初心者向け!Webライターのポートフォリオの作り方【例文つき】
個人情報を教えない
個人情報を求められたら警戒しよう!
案件の中には、仕事と見せかけて個人情報を尋ねる発注先もいます。
このような個人情報を求める発注先は、有料商材を購入させる可能性があります。
クラウドソーシングサイトでは、本人確認をすれば十分に仕事を進められるので、個人情報を求める必要はありません。
個人情報を求められたら、その発注先とは関わらないようにしましょう。
仮払い後に業務を開始する
クラウドソーシングの規約やルールを守って利用しよう!
クラウドソーシングサイトには「発注先の仮払い後に業務を開始する」というルールがあります。
契約前・仮払い前に記事を納品すると報酬を支払われない可能性があります。
リスクを軽減するために、発注先から求められても業務を開始しないようにしましょう。
また、クラウドソーシングサイトのルールを守ることは、自分の身を守ることにつながります。
規約内容をよく読んで、指示にしたがってサイトを利用しましょう。
ここまでで、注意点を解説してきましたが、対応の良い健全な発注先もたくさんいます。
つぎの項目では、良質な発注先の特徴を見てみましょう。
クラウドソーシング良質な発注先4つの特徴
良質な発注先の特徴は、つぎの4つです。
評価が4.8以上である
発注実績があり評価が高いので安心できる
問題のない発注先は、受注者から最大である「★5」の評価をもらえます。
そのため、発注実績があり、評価の高い発注先ほど安心して契約できます。
とくに、発注先が個人ではなく、法人企業の場合は、初心者の方にとってさらに心強いでしょう。
募集要項に記載されている公式サイトを確認して、事業内容や規模など、企業の概要を確認することをおすすめします。
また、発注先が個人である場合は、本人確認済みであることも確認しましょう。
仕事内容が具体的である
仕事内容や募集要項を記わかりやすく明記している
良質な発注先は、仕事内容や募集要項を具体的にわかりやすく明記しています。
しっかりと記載内容を確認し、作業範囲や条件に納得したうえで契約を交わしましょう。
わからない点があれば、応募する前に発注先に質問することも大切です。
良質な発注先であれば、あなたの質問に対して丁寧に応えてくれます。
もし「返事が遅い」「対応の悪い解答である」と感じたら、その案件の応募を控えましょう。
仕事に見合った報酬額である
信頼関係を築いて良いものを創ろうという姿勢が伝わる
良質な発注先は、内容に見合った報酬額を設定します。
なぜなら、一緒に仕事を進めるパートナーになる人材を求めているからです。
信頼関係を築いて良いものを創ろうという姿勢が見られない発注先ほど、仕事内容に見合わない低い報酬額を設定します。
あまりにも、相場からかけ離れた報酬額の場合は、その案件の応募を控えましょう。
文字単価の相場がわからない場合は、下の記事をご参考くださいね。
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Webライターの文字単価の相場とは?単価別の仕事内容と単価アップの方法
初心者Webライターの稼げるジャンル6選!選び方とコツを解説!
認定クライアントである
高い基準を満たした発注先はプロフィール欄に表示される
「認定クライアント」とは実績・満足度など、とくに高い基準を満たした信頼性のある発注先(クライアント)のことです。
認定された発注先は、プロフィール欄に「認定バッジ」が表示されます。
とくに、初心者の方は安心して業務を進めるために、仕事を探すときは「認定クライアント」「本人確認済み」の項目にチェックを入れて案件を選びましょう。
紹介した4つのポイントを満たすからといって、必ずしも健全な発注先であるという保証はありません。
ですが、ひどい目に遭ったり、トラブルに巻き込まれたりすることを避けることは可能です。
これらの項目を参考にして、自分の身をしっかりと守りましょう。
良質な案件の見極め方を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
初心者Webライターの良質な案件の選び方と採用率を上げるコツ
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クラウドソーシング安心安全な3つのポイント
ここまでの内容を読むと「クラウドソーシングは安全に使えるの?」「悪質な発注先や危険なトラブルは本当に存在するの?」と感じますよね。
多くのクラウドソーシングサイトは、セキュリティ対策やトラブル解決の仕組みを備えており、利用者の安全を向上させるために、プロフィール管理、評価・レビューシステム、取引の監視など、さまざまな対策を講じています。
そのため、初心者の方でも安全に利用できるので、ご安心くださいね。
ここでは、クラウドソーシングの安心安全なポイントを3つ紹介します。
仮払いシステムがある
大手のクラウドソーシングサイトでは、仮払いシステムを取り入れて安全性を高めています。
この仮払いシステムにより、Webライターは報酬に対して保証を受けられるので、安心して案件に取り組めます。
万が一、発注先が支払いを忘れたり音信不通になったりしても、クラウドソーシング側が代わりに報酬を支払ってくれるので、努力に見合った金額を受け取れます。
運営側が代わりにトラブルを対処してくれる
大手のクラウドソーシングサイトでは、トラブルが発生したときに運営側が対処してくれます。
その理由は、クラウドソーシングサイトが手数料を得るかわりに、利用者の安全性を確保する責任を負っているからです。
問題が発生したときは、サイトの運営事務局が間に入ってくれ、円滑に解決を進めてくれるので、Webライターはしっかりと自分の権利と利益を守れます。
トラブルに巻き込まれたときは、サイト内のよくある質問や問い合わせ窓口から相談できるので、ぜひ活用しましょう。
日々セキュリティレベルが向上している
クラウドソーシングの安全性は日々向上しており、安心して利用できる環境が整っています。
個人情報の漏洩や報酬の未払いなど、リスクを防ぐための厳格なセキュリティ対策を実施しているので、依頼者も受注者も安全に利用できます。
サイト上で秘密保持契約(NDA)を締結することもでき、依頼者と受注者の間で情報の秘密保持の約束を交わし、機密性を確保できます。
このように、日々セキュリティレベルを強化しているので、安心してクラウドソーシングを活用できます。
悪質な発注先に巻き込まれたときの3つの対処法
では、クラウドソーシングサイトで、万が一、悪質な発注先に巻き込まれたときは、どうすればよいのでしょう?
その対処法を3つ見てみましょう。
あらかじめ対処法を知っておくと、慌てずに対応でき、被害を最小限に抑えることができますよ
納得するまで契約しない
少しでも不審に感じたら契約しない
クラウドソーシングサイトに限ったことではありませんが、仕事を受注するときは、あなたが納得したうえで契約を進めることが大切です。
そのためにも、仕事内容や作業範囲、契約条件をよく読み、少しでも不審に感じたら、契約しないようにしましょう。
契約を交わしてしまうと、その仕事をやり遂げなければなりません。
疑問点があれば質問して解決し、あなた自身がきちんと納得したのちに契約を交わしましょう。
また、悪質な発注先をブロックする方法もおすすめです。
ブロックすると、相手からのメッセージや募集内容を受け取らずに済みます。
自分の身の安全を確保するためにも、悪質な依頼者はブロックして対処しましょう。
「契約途中終了リクエスト」を送る
言われた指示に従うのではなく断る勇気を持つ
クラウドワークスやランサーズでは、発注先に申請することで契約を途中で終了させることができます。
発注先の中には、契約内容とは異なる作業を追加で依頼する担当者もいます。
そのようなときは、言われた指示に従うのではなく、断る勇気を持ちましょう。
そのための「契約途中終了リクエスト」です。
「契約途中終了リクエスト」の送り方は、クラウドワークスとランサーズの場合に分けてリンクを載せておきます。
いざというときは、ご確認くださいね。
サイトの事務局に相談する
「お問い合わせ」から相談・通報する
発注先の被害に遭った場合は、登録しているサイトの事務局に通報・相談しましょう。
内容によっては、事務局側が仲介に立って処理してくれます。
サイトにある「お問い合わせ」から相談できるので活用しましょう。
また、音信不通で発注先と連絡が取れない場合は「連絡催促申請」を送ることもできます。
どちらの方法でも事務局が丁寧に対応してくれるので、トラブルに巻き込まれたときは、すぐに相談・通報しましょう。
参考までに「連絡催促申請」の内容を載せておきますのでご確認くださいね。
また、下の記事では、Webライターの仕事でトラブルに遭遇したときの対処法をくわしく解説しています。
よくあるトラブルの事例や防止策がわかりますので、あわせてご参考くださいね。
くわしく知りたい
【要注意!】Webライターの仕事でよくある7つのトラブルと対応策
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クラウドソーシングでよくある3つのトラブル
安心安全と評価されているクラウドソーシングを活用していても、トラブルに巻き込まれない可能性は0ではありません。
では、問題が起こったときは、どうすればいいのでしょう?
よくあるトラブルと解決するコツを紹介しますね。
個人情報を悪用される
クラウドソーシングのよくあるトラブルに、住所や電話番号など、個人情報を悪用されるケースがあります。
たとえば、詐欺行為や個人情報の売買、身元詐称など、詐欺目的や悪意を持った発注者が、受注者の個人情報を聞きだし、不正な目的で利用することがあります。
これにより、受注者のプライバシーが侵害されたり、不正な取引が行われたりします。
このような行為をする発注先に出会ったら、被害が及ぶ前に、運営事務局や専門家に相談しましょう。
トラブルを放置すると被害が拡大する恐れがあるので、速やかに対応することが重要です。
法的な問題や重大なトラブルの場合には、弁護士や消費者保護機関など、専門家の助言を求めることも検討しましょう。
報酬額と実際の金額が異なる
実際の報酬額と約束された報酬額が一致しないケース、納品後に報酬が支払われないケースもよくあるトラブルのひとつです。
たとえば、発注者が報酬を減額する、支払いを滞る、受注者が報酬の支払いを要求するものの応じないなどです。
報酬額の変更や未払いに対処するには、仮払い制度のあるサイトを利用することです。
管理の行き届いているサイトであれば、充実した仕組みが整っているので無用なトラブルを避けられます。
とくに「クラウドワークス 」や「ランサーズ」の大手クラウドソーシングサイトは、この仮払い制度を導入しており、報酬額を保証してくれるので未払いのリスクを軽減できます。
教材を買わされる
悪質な発注者が、仕事を始める前に初期費用として、教材やツールの購入を強制する場合があります。
受注者は、必要のない教材を買わされ、無駄な出費を強いられることになります。
このようなケースも、運営事務局や専門機関に速やかに相談することが大切です。
たとえば、消費者センターに相談すれば、状況に応じて適切なアドバイスや手続きの案内をしてくれます。
必要な場合には、解決の支援や仲裁を行ってくれ、助けを求めることができます。
詐欺的な手法に見舞われたときは、最寄りの消費者センターに相談し、具体的な助言を受けることも検討しましょう。
それぞれの相談窓口のくわしい内容は、下の記事で解説しています。
Webライターを守ってくれる法律の知識も理解できますので、ぜひあわせてご覧くださいね。
くわしく知りたい
下請法とは?フリーランスWebライターの契約をわかりやすく解説
おさらい:ひどい目に遭わない10の注意点と対処法
クラウドソーシングサイトは、悪質な発注先もいますが、対応の良い発注先がほとんどです。
初心者の方は、下の10の注意点を参考にして上手に活用しましょう。
良い発注先、良い案件をきちんと見極めれば、気持ちよくWebライターの仕事を続けられますよ。
また、下の記事では、Webライターの始め方や仕事内容を解説していますので、あわせてご覧くださいね。
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おしまいに
未経験者や初心者の方がトラブルに巻き込まれやすい原因のひとつに「自分を安売りすること」が挙げられます。
悪質な発注者は、初心者の心理をしっかりと把握しているため、少しでも弱気な態度をとると足元を見られます。
初心者であっても、発注者と受注者は対等な立場です。
不当に騙されないためにも、自信を持って「強気すぎる態度」で仕事に取り組みましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前