【個人事業主向け】帳簿の種類とつけ方!単式簿記や複式簿記を徹底解説!

【個人事業主向け】帳簿の種類とつけ方!単式簿記や複式簿記を徹底解説! Webライターの税金対策
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きょうは、帳簿のつけ方について綴ってまいります。

  • 「そろそろ帳簿をつけなければ…」
  • 「でも、どうやって帳簿をつけていいのかわからない…」

このように帳簿のつけ方について悩む個人事業主やフリーランス、副業の方も多いと思います。

フリーで仕事を始めたからには、帳簿をつけることは避けては通れない道ですよね。

しかし安心してください。帳簿づけに戸惑うのは最初だけです。

帳簿の知識や基本を理解すれば、だれでも行えるようになります。

今回の日記では、フリーランスや副業1年目の方に向けて、覚えておきたい帳簿の基礎知識やつけ方、押さえておきたいポイントを解説します。

この記事でわかること
  • 帳簿の意味や種類
  • 青色・白色申告による帳簿のつけ方・保存期間
  • 帳簿をつけるポイント・注意点

帳簿について理解すると、具体的にどんな方法でつけるべきかがわかりますので、すぐにでも帳簿づけを開始できますよ。

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基本的なポイントを押さえれば、さまざまな帳簿に対応できるようになりますので、ぜひ一緒に身につけましょう

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  1. 帳簿とは?
    1. 帳簿づけを怠るペナルティ
    2. 押さえておきたい帳簿の用語
      1. 記帳
      2. 勘定科目
      3. 簿記
      4. 単式簿記
      5. 複式簿記
      6. 仕訳
  2. 帳簿のつけ方2つの種類
    1. 単式簿記
    2. 複式簿記
  3. 確定申告に必要な帳簿と書類
    1. 白色申告
    2. 青色申告の10万円控除
    3. 青色申告の55万円控除
  4. 青色申告に必要な帳簿の内容とつけ方
    1. 現金出納帳
    2. 預金出納帳
    3. 売掛帳
    4. 買掛帳
    5. 経費帳
    6. 固定資産台帳
    7. 仕訳帳(主要簿)
    8. 総勘定元帳(主要簿)
    9. 損益計算書(決算書)
    10. 貸借対照表(決算書)
    11. 棚卸表
  5. 帳簿のつけ方5STEP
    1. 必ず領収書をもらう
    2. 領収書や通帳の内容を整理する
    3. お金の出入りがあった口座を確認する
    4. 取り引きの内容を記帳する
    5. 利益や損失を計算して決算書を作る
  6. 帳簿の保存期間と保存方法
    1. 帳簿の保存期間
    2. 帳簿の保存方法
  7. 帳簿づけを効率化する5つのコツ
    1. 勘定科目に一貫性を持たせる
    2. 事業用とプライベート用の口座を分ける
    3. 領収書やレシートは整理して保管する
    4. こまめに帳簿をつける
    5. 帳簿づけはパソコンで行う
  8. フリーランスが帳簿のつけ方を学ぶには?
    1. 簿記のテキストを読む
    2. 簿記3級の資格を取得する
    3. 国税庁の勉強会に参加する
  9. フリーランスにおすすめ!クラウド会計ソフト4選
    1. freee(フリー)
    2. やよいの白色申告オンライン
    3. やよいの青色申告オンライン
    4. マネーフォワードクラウド確定申告
  10. おさらい:【個人事業主向け】帳簿の種類とつけ方!
  11. おしまいに

帳簿とは?

帳簿とは、お金の流れを記録する書類のことです。

フリーランスの活動にかかわる売上収入経費などのお金の出入りを記録し、資産の動きを正しく把握するために作成します。

帳簿の作成は、青色申告・白色申告どちらで確定申告をする場合にも必要になります。

所得額や納める税金額の計算をするときに使用し、作成された帳簿をもとに確定申告書類を作成します。

帳簿とは?
  • お金の流れを記録する書類のこと
  • 売上・収入・支出・経費などを記入する
  • 取引の日時・取引の内容・取引先の情報・金額を記入する
  • 青色申告・白色申告どちらにも必要になる
  • 帳簿をもとに確定申告の書類を作成する

また帳簿には、取り引きの内容だけでなく、取り引きが行われた日時取引先の情報勘定した分類項目を記録します。

帳簿をつけるときは、漏れや間違いがないように記帳し、年度によって項目や記入の仕方が変わらないように統一することが重要です。

確定申告とは、1/1〜12/31までの所得を計算し、翌年の2/16~3/15に税務署へ申告する手続きのこと。
副業の場合は年間所得が20万円、専業の場合は年間所得が48万円を超えると必要になります。

確定申告について知りたい場合は「Webライター確定申告のやり方と注意点!副業・専業どちらも必見!」をご覧くださいね。

帳簿づけを怠るペナルティ

作成した帳簿は、確定申告のときに税務署に提出する必要はありません。

しかし、提出の義務がないからといって、作成しなくてよいわけではありません。

なぜなら、確定申告書類の内容に誤りがあったり税務調査の対象になったりしたときは帳簿の提出を求められるからです。

提出できずに、帳簿を作成していないことが発覚すると、ペナルティを科される可能性があり、追加で税金を納めなくてはならなくなります。

重加算税の対象になると脱税行為とみなされ、罰則として納付税額の35~40%の税金を追加で徴収されます。

そのため、いつ求められても対応できるように必ず作成し、一定期間きちんと保管しなければなりません。

押さえておきたい帳簿の用語

帳簿にかかわる用語はたくさんありますが、その中でも押さえておきたい言葉を紹介しますね。

帳簿の用語
  • 記帳
    取引内容を帳簿に記入すること
  • 勘定科目
    取り引きの内容を分類する項目
  • 簿記
    日々の取り引きを帳簿につけて決算書を作ること
  • 単式簿記
    お金の出入りのみを帳簿につけること
  • 複式簿記
    複数の勘定科目を用いて取り引きの内容を帳簿につけること
  • 仕訳
    取り引きの内容を勘定科目ごとに分けて記帳すること

記帳

記帳とは、取引内容を帳簿に記入することです。

勘定科目

勘定科目とは、取り引きの内容をわかりやすく分類する項目のことです。

「通信費」や「現金」など、どのような取り引きをしたのかを項目ごとに分けて記帳します。

簿記

日々の取り引き内容を帳簿につけ、帳簿をもとに決算書を作ることです。

単式簿記

お金の出入りのみを帳簿につけることを単式簿記といいます。

複式簿記

取り引きの内容を複数の科目で帳簿につけることを複式簿記といいます。

左側に「通信費」右側に「現金」のように複数の科目で記帳します。

借方貸方摘要
消耗品費1,000円現金1,000円文房具代

複式簿記で借方と貸方に分けて記帳するのは、発生した取り引きを原因」と「結果」に分けて記録するためです。

「原因」と「結果」に置きかえることにより、お金が入ってきた理由物が出ていった理由をくわしく把握できます。

仕訳

複式簿記で記帳するときに、取り引きの内容を勘定科目ごとに分けることを「仕訳」といいます。

帳簿のつけ方2つの種類

帳簿のつけ方には「単式簿記」と「複式簿記」の2つの種類があります。

また、それぞれ受ける控除の種類も異なります。

単式簿記と複式簿記について、帳簿のつけ方の特徴を見てみましょう。

単式簿記

単式簿記は、取り引きの売上や経費の発生のみに注目して記録するつけ方です。

簡易簿記ともいいます。

お小遣い帳のように売上、交通費、通信費など、それぞれの項目について金額を計算します。

たとえば、仕事のために書籍を購入した場合、下のように記帳します。

日付勘定科目金額摘要
2023年9月1日新聞図書費1,000円書籍1冊

何にいくら使用したのかを記録するだけなので、簿記の知識がなくても容易に記帳できます。

ただし、単式簿記では、1年間の所得の金額を計算することはできますが、売り上げがいくらだったのか、経費にいくら支払ったのかなど、限られた情報しか把握できません。

シンプルな分把握できる情報が少ないのが単式簿記の特徴です。

単式簿記
  • シンプルな帳簿のつけ方
  • 把握できる情報が少ない
  • 白色申告の場合に使用できる
  • 青色申告の10万円控除の場合に使用できる

白色で確定申告する場合青色申告で10万円の控除を受け取る場合に、単式簿記による帳簿づけでよいとされています。

複式簿記

複式簿記とは、1回の取り引き内容を2つの側面で記帳することです。

お金の流れを「原因」と「結果」に分けて記録するため、残高や収支を細かく確認できることが特徴です。

仕事のために書籍を購入した場合、下のように記帳します。

日付貸方借方摘要
2023年9月1日新聞図書費1,000円現金1,000円コピー用紙

上のように、新聞図書費に1,000円を支払ったため、現金1,000円が減ったと捉えて、原因と結果によるお金の流れを記帳します。

複式簿記を用いると「現金にはどんな出入りがあったのか?」「売上の代金はいつ、どのような方法で回収されたのか?」「借入金の返済額はどの口座から行われているのか?」など、さまざまな情報を把握できます。

1年間の所得だけでなく、保有する財産の状況をすべて明らかにできるため「損益計算書」と「貸借対照表」によって可視化することもできます。

複雑な分把握できる情報が多いのが複式簿記の特徴です。

単式簿記
  • 「原因と結果」に分けて記録する帳簿のつけ方
  • さまざまな情報を細かく把握できる
  • 「損益計算書」「貸借対照表」を作成できる
  • 青色申告の55万円控除の場合に使用できる
  • 青色申告の65万円控除の場合に使用できる

青色申告で55万円控除65万円控除を受けるには複式簿記による帳簿づけが必要です。

「帳簿づけってむずかしそう…」と苦手意識を覚えた方も安心してくださいね。
帳簿の知識や用語を理解できなくても、クラウド会計ソフトを利用すれば、日々の帳簿づけはもちろん、確定申告に必要な書類も簡単に作成できます。

とくに青色申告の特別控除を受けたいと考えている方は、クラウド会計ソフトの助けを借りるのがおすすめです。初心者の方におすすめのクラウド会計ソフトは、後ろの見出し「フリーランスにおすすめ!クラウド会計ソフト4選」で紹介します。

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確定申告に必要な帳簿と書類

確定申告をするときは、申告の仕方によって必要になる帳簿が異なります。

ここでは、青色申告と白色申告に分けて、帳簿の種類や書類を紹介します。

確定申告は、つぎの3つの方法から1つを選んで行います。

確定申告に必要な帳簿の種類
  • 白色申告
  • 青色申告の10万円控除
  • 青色申告の55万円控除
    (e-Taxの活用で65万円控除)

なお、青色申告で確定申告をするには、事前に「開業届」と「青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。

承認を得ると青色申告を選択でき、10・55・65万円の控除を受けられます。

「開業届」と「青色申告承認申請書」の作成や提出方法を知りたい場合は「【Webライター開業届の書き方】提出するメリット・デメリットも解説!」をご覧くださいね。

白色申告

3つの確定申告でもっとも簡単な方法が、白色申告です。

白色申告による帳簿のつけ方は単式簿記で、必要な帳簿も収支内訳書のみです。

収支内訳書とは白色で確定申告を行うときに確定申告書と一緒に提出する書類のことです。

1月1日~12月31日までの売上や仕入、その他の経費などの合計がどのくらいあり、最終的な利益がいくらになるのかを記入する書類で、2枚で構成されています。

白色申告に必要な帳簿と書類
  • 必要な帳簿:簡易な帳簿
  • 提出する書類:収支内訳書
  • 帳簿のつけ方:単式簿記
  • 保存期間:7年
  • 税による優遇:なし

業務に関して送付した、または受領した「請求書」「納品書」「送り状」「領収書」などの書類も帳簿と一緒に保管します(保存期間:5年)。

白色申告を選択すると、帳簿の作成は簡単に行えますが、確定申告よる特別控除を受けられません。

青色申告の10万円控除

青色申告の10万円控除の場合、帳簿のつけ方は単式簿記です。

ただし、白色申告とは異なり、複数の帳簿を作成する必要があり、少し負担がかかります。

必要な帳簿は、現金出納帳、預金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳といった帳簿です。

これらをすべて作成する必要はなく、フリーランスの活動に必要な帳簿を選択して作成します。

10万円控除に必要な帳簿と書類
  • 必要な帳簿
    ・現金出納帳
    ・預金出納帳
    ・売掛帳(仕入れ先元帳)
    ・買掛帳(得意先元帳)
    ・経費帳
    ・固定資産台帳
  • 帳簿のつけ方:単式簿記
  • 保存期間:7年
  • 税による優遇:10万円控除

こちらも業務に関する「請求書」「納品書」「送り状」「領収書」などの書類があれば、帳簿と一緒に保管します(保存期間:5年)。

青色申告の55万円控除

確定申告をするときに、もっとも魅力的な選択肢が、青色申告の55万円特別控除です。

55万円の特別控除を受けるには、複式簿記で作成した仕訳帳と総勘定元帳が必要になります。

さらに必要に応じて、現金出納帳、現金出納帳、売掛帳、買掛帳、経費帳、固定資産台帳を作成します。

55万円控除に必要な帳簿と書類
  • 必要な帳簿
    ・仕訳帳
    ・総勘定元帳
  • 必要に応じて作成する帳簿
    ・現金出納帳
    ・預金出納帳
    ・売掛帳(仕入れ先元帳)
    ・買掛帳(得意先元帳)
    ・経費帳
    ・固定資産台帳
  • 提出する書類
    ・貸借対照表
    ・損益計算書
  • 帳簿のつけ方:複式簿記
  • 保存期間:7年
  • 税による優遇:55万円控除

ただし、つぎのいずれかを満たす場合は、65万円の控除を受けられます。

65万円の控除を受ける条件
  • 電子帳簿保存を行っていること
    (仕訳帳・総勘定元帳)
  • e-Taxによる電子申告を行うこと

確定申告をするときには、各帳簿にもとづいて作成した決算書類「損益計算書」と「貸借対照表」を確定申告書と一緒に提出します。

青色申告のすべきかどうかメリットを知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。

くわしく知りたい
Webライターは青色申告すべき?メリット5つとデメリット2つ!

青色申告に必要な帳簿の内容とつけ方

青色申告の特別控除を受けるには、さまざまな帳簿を作成する必要があります。

ここでは、青色申告で必要になる帳簿の種類や内容をわかりやすく説明しますね。

青色申告に必要な帳簿
  • 現金出納帳
  • 預金出納帳
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 経費帳
  • 固定資産台帳
  • 仕訳帳(主要簿)
  • 総勘定元帳(主要簿)
  • 損益計算書(決算書)
  • 貸借対照表(決算書)
  • 棚卸表

手書きやExcelを利用して帳簿を作成する方は、ぜひご参考ください。

現金出納帳

現金出納帳は、現金で支払いを行ったときや、商品の受け渡しにより現金を受け取ったときに記入する帳簿です。

お小遣い帳のように、いつどのくらいの残高があり、どのタイミングでいくら支払ったのかを記帳します。

何にお金を使ったのかを証明するときに重要になります。

日付科目摘要入金額出金額残高
2023年9月1日売上A社より5万30万

預金出納帳

預金出納帳とは、普通預金や当座預金など、銀行口座の入出金を記録する帳簿のことです。

通帳の印字だけでは、何の取り引きかわからなくなるため、預金出納帳に記入して内容を記録します。

「取引先から銀行口座に代金が振り込まれた」「クレジットカードを使用して仕事で使用するパソコンを購入した」場合には預金出納帳に記入します。

日付科目摘要入金額出金額残高
2023年9月2日売上B社より3万10万

口座にいくら残高があり、そこから「何に」「いくらのお金」を入金したのか、または出金したのかを記帳します。

記入する項目は変わらないので、現金出納帳を参考にすると判断しやすいです。

売掛帳

「掛け」とは、ツケのことを意味し、後でまとめて支払うことをいいます。

売掛帳とは、後払いで商品を販売したときや、後払いで販売した代金を回収したときに記入する帳簿のことです。

月日摘要借方貸方借/貸残高
2023年9月1日B社へ〇〇商品5万円5万円

売掛帳は、取引先ごとに口座(ページ)を用意し、掛取引の発生や代金の回収を記入します。

売掛帳を作成すれば、取引先の回収状況や取引量を管理できます。

買掛帳

売掛帳とは反対に、ツケで商品を購入したときに記入する帳簿を買掛帳といいます。

買掛帳を見ることにより、支払い義務のある金額を把握できます。

月日摘要借方貸方借/貸残高
2023年9月1日A社より〇〇を仕入1万円3万円

取り引き全体を記入する「総勘定元帳」や、現金の流れを記入する「現金出納帳」では、どの得意先に販売したのか、どの仕入れ先に代金を支払ったのかは確認できますが、未回収の売上代金(売掛金)や未払いの仕入代金(買掛金)を個別に把握することはできません。

売掛帳・買掛帳を作成することで、取引先に対する未回収・未払いの残高を確認したり、売掛金の滞りをチェックしたりできます。

経費帳

経費帳とは、仕入以外の経費を勘定科目ごとに記入する帳簿のことです。

通信費、研修費、旅費交通費など、事業で支払った経費を項目ごとに記帳します。

月日借方貸方摘要
2023年9月1日旅費交通費1,000円現金1,000円出張取材

固定資産台帳

固定資産台帳とは、固定資産の減価償却が、どのようになっているのかを管理する帳簿のことです。

固定資産をいつ購入し、現在どれくらいの減価償却が進んでいるのかを記録します。

減価償却とは、オフィスのパソコンや事業用の車など、長期にわたって使用する固定資産を購入した場合に、時間の経過に合わせて費用を分割し、計上する処理のことです。

減価償却の期間が長いと、現在の固定資産がどれだけの価値があるのかを把握できないため、記録する必要があります。

固定資産台帳に記入する項目
  • 資産名
    パソコン、車などわかりやすい名前
  • 区分
    国税庁の耐用年数表であてはまる区分名
  • 取得年月日
    資産を取得した日付
  • 耐用年数
    国税庁の耐用年数表であてはまる年数
  • 償却方法
    定率法、定額法などの償却方法
  • 償却率
    年に償却する割合
  • 摘要
    資産の内容
  • 取得価額
    資産を購入した金額
  • 減価償却額
    その年に減価償却する金額
  • 帳簿価額
    未償却の残高

仕訳帳(主要簿)

仕訳帳とは、1年間の取り引きの内容を日付順(発生順)にまとめた帳簿をいい、上の項目で紹介した帳簿をすべて集約し、転記して作成します。

仕訳とは、勘定科目ごとに「借方」と「貸方」に分類することをいい、両者の合計は同じになる決まりがあります。

仕訳帳を作成することにより、すべての取り引きを時系列で確認できます。

日付借方貸方摘要
2023年9月1日会議費1,000円現金打ち合わせ(取引先の名前)

「仕訳帳」と「総勘定元帳」は、会計業務に重要な帳簿のため、主要簿と呼ぶこともあります。

総勘定元帳(主要簿)

総勘定元帳とは、仕訳帳で仕分けしたすべての取り引き内容を勘定科目ごとにまとめた帳簿のことです。

1年間の項目ごとに金額を記載するので、各項目の流れを把握できます。

決算時に作成する「損益計算書」と「貸借対照表」のもとになる帳簿です。

日付相手勘定科目摘要借方貸方残高
2023年9月1日売上記事執筆5万円10万円

仕訳帳には4つの内容が書かれているので、そこから勘定科目の増減だけを見るのはたいへんです。

総勘定元帳を作成することにより、どの勘定科目がどれだけ増減しているのか、どれだけ残っているのかをすぐに確認できます。

総勘定元帳を書くときは、仕訳帳に記入した内容をそのまま転記します。

帳簿は、すべての取り引き内容を記入する「主要簿」と目的ごとに分けて記入する「補助簿」とに分類できます。

帳簿
  • 主要簿:すべての内容
    ・仕訳帳
    ・総勘定元帳
  • 補助簿:目的ごとの内容
    ・現金出納帳
    ・預金出納帳
    ・売掛帳(仕入れ先元帳)
    ・買掛帳(得意先元帳)
    ・経費帳
    ・固定資産台帳

補助簿は、目的ごとに記入するので、取り引きがない場合は帳簿を作成する必要がありません。
フリーランスの活動で生じたものを必要に応じて作成します。

損益計算書(決算書)

損益計算書とは、利益を確認できる決算書のことです。

損益計算書には「収益」「費用」「利益」を記入し「P/L」ともいいます。

何にお金を使い、どれだけ売り上げがったのか、どれくらいの儲けがあるのかを知ることができる重要な書類です。

貸借対照表(決算書)

貸借対照表とは、ある時点における資産の状況をしめす書類のことです。

「保有資産」「負債」「純資産」を表であらわし「B/S」ともいいます。

貸借対照表によって、どのくらい経営が安定しているのかを把握できます。

棚卸表

棚卸表とは、在庫管理表の一種で、棚卸のときに数量や金額などを一覧にして記入する表のことです。

棚卸表を作成すると、棚卸の結果を文書に残せるため、在庫状況を知りたいときや発注状況を改善したいときに役立ちます。

参考:帳簿の記帳のしかた(国税庁)

では、帳簿の種類について理解できたら、さっそくつけ方の手順を見てみましょう。

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帳簿のつけ方5STEP

帳簿の作成は、5つのステップで行います。

帳簿のつけ方
  • 必ず領収書をもらう
  • 領収書や通帳の内容を整理する
  • お金の出入りがあった口座を確認する
  • 取り引きの内容を記帳する
  • 利益や損失を計算して決算書を作る

必ず領収書をもらう

正しく帳簿をつけるために、必ず領収書をもらうようにします。

領収書や明細書がないと「いつ、だれと、どれくらいの金額で取り引きしたのか」を確認できません。

仕事の取り引きはもちろん、仕事で使用する備品や発注先との会食で代金を支払った場合もしっかりと領収書を受け取ようにします。

領収書や通帳の内容を整理する

領収書を受け取ったら、記載された取り引きの内容をもとに、領収書を整理します。

現金で支払った領収書と銀行口座を経由して支払った領収書とに分類すると、楽に記帳できます。

銀行口座を経由して支払ったお金とは、クレジットカードや電子カードによる支払いを指します。

お金の出入りがあった口座を確認する

取り引きの内容を整理したら、その取り引きがどの口座で行われたのかを確認します。

現金で支払った場合は問題ありませんが、クレジットカードや電子カードを用いて支払った場合は「どの銀行口座から引き落とされるのか」を帳簿に反映する必要があります。

どの銀行口座から、いくらの出入りがあったかを把握することで、より正確に資金移動の実態を記録できます。

取り引きの内容を記帳する

取り引きの内容を整理し確認したら、帳簿に記帳します。

複式簿記の場合、仕訳帳に取り引きの内容を日付順に記入し、それをもとに総勘定元帳に転記します。

仕訳帳や総勘定元帳には、実際にお金が動いたときではなく、その費用や収益が発生した日づけで記帳します。

たとえば、9月1日にクレジットカードで購入した場合、9月15日に引き落とされるとしても、計上すべき日は9月1日になります。

加えて、現金で支払った領収書は現金出納帳に、銀行口座を経由して支払った領収書は預金出納帳に記入します。

必要に応じて、売上を記録する売掛帳、仕入れを記録する買掛帳などにも取り引きの内容を記入しましょう。

書くべき内容は「発生日」「勘定科目」「金額」「摘要」の4つです。

【フリーランスや副業の方がよく使う勘定科目】

勘定科目意味
現金現金のこと
預金銀行口座の預金
買掛金仕入れや外注費など、後日の支払いを約束した未払いの費用
売掛金後日の受け取りを約束した未回収の売上の収入
売上高フリーランスの活動で得た売上
地代家賃事務所や店舗の家賃や共益費、月極駐車場の使用料
水道光熱費水道代、ガス代、電気代
消耗品費少額の物品費用(例:ボールペン、キーボード、スマホなどの購入費)
会議費打ち合わせの費用(例:カフェ代、レンタルスペース利用料など)
研修費勉強会やセミナーに参加した費用
交際費オフ会や情報交換会などに参加した費用
新聞図書費書籍や新聞代
旅費交通費移動にかかった費用(例:電車賃、バス代、飛行機代、ホテル代など)
通信費通信に関わる費用(例:ネット料金、各種サブスク代金など)
事業主貸事業用の口座で支払ったプライベートの出金・支出
事業主借プライベートのお金から支払った事業用の費用

時間が経つと忘れてしまうので、こまめに時間を取って記帳するのが帳簿づけのコツです。

仕訳の仕方や勘定科目について知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。

くわしく知りたい
Webライターが経費にできるもの8選!すぐにできる節税対策!

利益や損失を計算して決算書を作る

日々の帳簿づけを行い、確定申告の時期になったら、総勘定元帳の内容をもとに収支を計算し、利益や損失を出します。

確定申告では、その結果をもとに所得税などを計算します。

そして確定申告に必要な書類をそろえて税務署に提出し、納税を済ませます。

青色申告の場合は、総勘定元帳にもとづいて「青色申告決算書」を作成します。

白色申告の場合は「収支内訳書」を作成します。

確定申告提出書類提出書類
白色白色申告書収支内訳書
青色10万円控除青色申告書
青色55万円控除青色申告書
貸借対照表
損益計算書
青色65万円控除青色申告書貸借対照表
損益計算書

帳簿の保存期間と保存方法

帳簿や書類は、作成するだけでなく、一定期間の保存を義務づけられています。

帳簿の保存期間

保存する期間は、確定申告書の提出期限日の翌日から7年間です。

違反しても罰則はありませんが、税務署からの問い合わせがあったときに保存していなければ、申告の正当性を証明できなくなります。

7年間保存すべき書類
  • 総勘定元帳
  • 仕訳帳
  • 現金出納帳
  • 預金出納帳
  • 売掛帳
  • 買掛帳
  • 固定資産台帳
  • 経費帳
  • 青色申告決算書
    ・貸借対照表
    ・損益計算書
  • 棚卸表
5年間保存すべき書類
  • 請求書の控え
  • 見積書
  • 契約書
  • 納品書の控え
  • 注文書

申告内容について修正を求められたときに、必要な帳簿や書類がないと正しく訂正できずに、未納の税金や罰金を支払うことになります。

そのような事態に陥らないためにも、帳簿や書類は大切に保存しましょう。

帳簿の保存方法

帳簿の保存方法は、今までは紙での保存を義務づけられていました。

しかし「電子帳簿保存法」により、一定の条件を満たせば、電子データによる保存も可能になりました。

それにより、DVDやハードディスクだけでなく、クラウドサービスを用いてデータを保存することも可能になりました。

たとえば、会計ソフトで作成した帳簿や決算書類を電子データのまま保存することができます

また、紙の領収書を電子データに変換する「スキャナ保存」も認められており、相手から受け取った請求書や領収書などをスキャンして保存できます。

電子データによる保存とスキャナ保存については、紙で保存するか電子で保存するかを選べます。

それぞれの都合に合わせて、適したほうを選択するとよいでしょう。

電子帳簿保存法についてくわしく知りたい場合は、税理士河南先生の動画「【迫る!】電子帳簿保存法!」がわかりやすいので参考にするのがおすすめです。

帳簿の保存方法については、法律が頻繁に変わっており、内容が二転三転しています。
「紙による保存」「電子による保存」を選択するときは、最新の情報を確認したうえで検討してくださいね。

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帳簿づけを効率化する5つのコツ

帳簿づけは大切な業務ですが、その反面ものすごく面倒な作業であることも事実です。

会計業務に時間を取られて、本業の時間が短くなるのはもったいないですよね。

そこで帳簿づけを効率化するコツを紹介しますね。

帳簿づけ5つのコツ
  • 勘定科目に一貫性を持たせる
  • 事業用とプライベート用の口座を分ける
  • 領収書やレシートを整理して保管する
  • こまめに帳簿をつける
  • 帳簿づけはパソコンで行う

勘定科目に一貫性を持たせる

似た取り引き内容は同じ勘定科目を使おう!

一度その取り引きの勘定科目を決めたら似た取り引きは同じ勘定科目を使うようにします。

一貫した勘定科目を使用すると、帳簿の整合性と統一性を保て、やり取りの履歴を確認しやすくなります。

また、シンプルに分類された帳簿になり、のちに行う決算書や確定申告書の作成が容易になります。

たとえば、電車代はいつも「旅費交通費」に分類すると決め、あるときは「交際費」に、あるときは「雑費」にとさまざまな勘定科目に分類しないようにします。

あてはまる勘定科目がないときは自分でつくっても構いません

どこに分類していいかわからない取り引きをすべて「雑費」に分類するのは要注意です。

「雑費」があまりにも多すぎると、税務署が不審に感じることがあるためです。

雑費は、ほかの勘定科目に該当しない少額の費用や一時的な費用のみ用いるようにしましょう。

事業用とプライベート用の口座を分ける

私生活の費用と仕事用の費用を明確に分けよう!

効率よく帳簿をつけるには、事業用の口座とプライベート用の口座を分けるのが鉄則です。

事業用とプライベート用を共有し、同じ銀行口座やクレジットカードを使用していると、何にお金を支払ったのかを確認するときに混乱してしまいます。

振り分ける作業も発生し、余計に時間がかかりますよね。

明確に分けることで、ひと目で事業に使ったお金を確認でき、会計管理をスムーズに行えます。

クレジットカードを検討するなら、つぎの5つがおすすめです。

おすすめのクレジットカード5選

仕事用にクレジットカードを作れば、カードの利用明細と経費がイコールになるので、経費を算出する手間を省けて便利ですよ。

領収書やレシートは整理して保管する

1週間単位・1か月単位に分けて封筒に入れよう!

領収書やレシートを整理して保管することも、帳簿づけの効率化に役立ちます。

とくに数週間分、数か月分をまとめて記帳する場合は、煩雑に保管すると、領収書やレシートを探すことから始まります。

できるだけ日付がわかるように1週間単位1か月単位で封筒に入れておくと、帳簿づけのときにすぐに取り出せます。

時間をかけずに楽な作業で帳簿をつけるためにも、日頃から分類して整理し、無駄な工程が発生しないようにしましょう。

こまめに帳簿をつける

定期的に帳簿をつける習慣を身につけよう!

帳簿づけは、こまめに記帳するのがおすすめです。

帳簿は、確定申告の書類を提出するために作成するので、毎年3月15日までに記帳すれば問題ありませんが、1年分を一気に帳簿づけするのは負担が大きく領収書やレシートの紛失にもつながります

やらなければいけない業務なので、できる限りこまめに記帳しましょう。

はじめは毎日帳簿をつけるのがおすすめです。

記録が追いつかずに混乱することを避けられるからです。

帳簿づけに慣れてきたら、1週間ごと1月ごととスパンを長くしましょう。

適度な間隔なので短時間で終わり、お金の流れも容易に把握できますよ。

帳簿づけはパソコンで行う

効率性と正確性を上げて効果的に会計管理を行おう!

帳簿づけは、紙でもパソコンでも行えますが、効率的な方法はパソコンを使用することです。

最近では、帳簿づけの会計ソフトがあり、複雑な処理を自動でしてくれます。

パソコンのメリット
  • 手書きよりも早く正確に情報を入力できる
  • 複雑な処理を自動化できる
  • 場所を取らずに簡単に管理・保管できる
  • 修正や追加を簡単に行える
  • 外出先で取引を入力・確認できる

パソコンを使用して帳簿づけを行うと、効率性と正確性を上げることができ、効果的に会計管理を行えます。

フリーランスが帳簿のつけ方を学ぶには?

「帳簿づけをしっかり学びたい!」「わからないまま帳簿を作成するのは不安…」という場合は、本から学んだり、セミナーに参加したりするとわかりやすく知識を身につけられます。

おすすめの勉強法は、つぎのとおりです。

簿記を学ぶ方法
  • 簿記のテキストを読む
  • 簿記3級の資格を取得する
  • 国税庁の勉強会に参加する

簿記のテキストを読む

簿記のテキストは、初心者向けにわかりやすく解説された本が多く、基礎を学習するのに最適です。

初級向けのテキスト1冊を読めば、迷わずに帳簿を作成できるでしょう。

おすすめの本は「みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商3級」です。

オールカラーで見やすく、簿記のルールもわかりやすい言葉と丁寧な図解で説明されているので頭に入りやすいです。

帳簿づけに詰まったときは、テキストを振り返って確認するとモヤモヤを解消できますよ。

文字による学習が苦手な場合は「【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき」さんによる動画もイメージしやすくておすすめです。

簿記3級の資格を取得する

日商簿記

本格的にフリーランスや個人事業主として活動するなら、簿記3級の資格を取得するのも賢明です。

帳簿だけでなく、確定申告や税金の知識、財務諸表の作成方法も学べるので、将来的に起業するときにも役立ちます。

難易度2級:中
3級:低い
合格率2級:25%前後
3級:40%前後
試験費用2級:4,720円
3級:2,850円

日商簿記3級の勉強法は、通信講座を利用することです。

独学でも合格を目指せますが、誤った理解をする危険性があり、実践に活かせる知識を得られない場合があります。

土台となる重要な基礎部分なので、正しい知識を習得できる通信講座での学習が確実です。

おすすめの講座は、通信講座で学べるクレアール簿記検定講座です。

クレアール簿記検定講座は、ポイントをしぼった指導で教材の質が高いので、効率よく一発合格を目指せます。

クレアール簿記検定講座のポイント
  • 教材の質が高い
    ・的をしぼった指導
    ・試験に出ない重要性の低い部分をカット
  • 費用が約1万円で安い
    ・業界大手スクールよりも半分以下
  • 充実したサポート
    ・回数無制限の電話・メール相談のサポート
    ・不合格の場合Web受講を無料で1年延長できる

簿記は、独特な癖のある技術なので、わからないときにすぐに聞ける環境で学ぶと、高い確率で合格できます。

講座の内容を知りたい場合は、クレアール簿記検定講座から、講義用サンプルDVDとくわしい資料を無料で請求できます。

ぜひじっくりと比較してご検討くださいね。

クレアール簿記検定講座の特徴や評判を知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考ください。

くわしく知りたい
クレアール簿記検定講座の特徴や評判!おすすめコースやメリットも解説

国税庁の勉強会に参加する

帳簿のつけ方に不安がある場合は、国税庁が主催する「記帳説明会」に参加してみるのもいいでしょう。

税務署では、記帳の仕方や保存方法の指導を行っており、丁寧に教えてくれます。

また、疑問に思ったときは、いつでも電話をかけて相談することもできます。

確定申告の時期だけでなく一年中対応しているので、税務署の開庁時間(平日8:30~17:00)に最寄りの税務署に電話をすることも選択肢のひとつです。

おすすめの勉強会

ほかにも、青色申告会を活用したり、商工会議所や商工会の指導を受けたりすることも役立ちます。

正しい申告と納税のために指導を行っており、参加することで、帳簿づけや確定申告書類、決算書の作り方についてアドバイスを受けられます。

参加資格や参加に伴う費用は、公式サイト「青色申告会」や最寄りの商工会議所のホームページ「商工会議所」をご確認くださいね。

フリーランスにおすすめ!クラウド会計ソフト4選

最後に、フリーランスにおすすめのクラウド会計ソフトを紹介します。

おすすめの会計ソフト4選

freee(フリー)

freee(フリー)

freee(フリー)」は、はじめて確定申告をする方におすすめの会計ソフトです。

むずかしい専門用語を使わずにわかりやすい言葉で表示してくれるので、経理や会計業務を一度もやったことのない未経験の方でも迷わずに操作できます。

スタンダード・プレミアムプランでは、レシートを撮影するだけで入力が完了することも魅力です(スタータープランは月5枚まで)。

また、確定申告をするときは、〇×の質問に答えるだけなので、だれでも簡単に必要な書類を作成できます。

「freee(フリー)」はサポート体制が充実しているので、わからないことがあっても安心して使えますよ。

こんな方におすすめ!
  • 会計業務を一度もやったことのない方
  • 確定申告が未経験の方
  • スマホで確定申告を完結したい方
  • サポートを受けたい方

確定申告や帳簿づけなど、右も左もわからないという方におすすめです。

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「freee(フリー)」の特徴や評判は、下の記事をご参考くださいね。

くわしく知りたい
会計ソフトfreee(フリー)の評判・口コミを解説【2023年最新】

やよいの白色申告オンライン

やよいの白色申告オンライン」は、副業Webライターなど、白色申告をする方におすすめの会計ソフトです。

すべての機能をずっと無料で使える「フリープラン」があることが大きな魅力です。

無料のプランであっても、クラウド会計ソフトの機能は充実しています。

やよいの白色申告オンラインの機能
  • 銀行口座・クレジットカードとの連携
  • スマートフォンアプリの対応
  • レシートや領収書の撮影・読み込み
  • データーを自動で振り分け
  • 自動で集計・計算
  • クラウド上に保存・管理、など

「やよいの白色申告オンライン」で入力したデータは「やよいの青色申告オンライン」に引き継げるので、青色申告への切り替えを考えている方にもおすすめです。

ただし、ずっと無料で使えるフリープランには、メール・チャット・電話によるサポートがありません。

サポートを受けたい場合は、ベーシックプラン、トータルプランの利用がおすすめです。

こんな方におすすめ!
  • 白色申告をする方
  • 費用を抑えたい方
  • 今後は青色申告に移行する方

ベーシックプラン・トータルプランであれば、初年度の利用料を半額でお試しできます。

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「やよいの白色申告オンライン」の特徴や評判は、下の記事をご参考ください。

くわしく知りたい
やよいの白色申告オンラインの特徴と評判【2023年最新】

やよいの青色申告オンライン

やよいの青色申告

やよいの青色申告オンライン」は、フリーのWebライターや個人事業主の方など、青色申告をする方におすすめの会計ソフトです。

すべての機能を1年間無料で使える「セルフプラン」があることが大きな魅力です。

こんな方におすすめ!
  • 使い心地をじっくり検討したい方
  • 費用を抑えたい方
  • 「借方」「貸方」といった複式簿記の入力をしたことがある方
  • Misoca(みそか)」を利用している方

セルフプランを利用すれば、初年度は無料でお試しできるので、今後の継続をゆっくりと検討できます。

ただし、1年間無料で使えるセルフプランには、メール・チャット・電話によるサポートがありません。

サポートを受けたい場合は、ベーシックプラン、トータルプランの利用がおすすめです。

ベーシックプラン、トータルプランであれば、初年度の利用料を半額でお試しできます。

また、クラウド請求書作成サービス「Misoca(みそか)」と連携できるので、すでに利用している方は重宝しますよ。

\ 今すぐ!無料でお試ししよう♪ /

「やよいの青色申告オンライン」の特徴や評判は、下の記事をご参考ください。

くわしく知りたい
やよいの青色申告オンラインの特徴と評判【2023年最新】

マネーフォワードクラウド確定申告

マネーフォワード確定申告

マネーフォワード クラウド確定申告 」は、とにかく会計業務の手間を減らしたい方におすすめです。

とくに、会計や経理の知識がある方におすすめです。

こんな方におすすめ!
  • 最低限の簿記の知識がある方
    (日商簿記3級程度)
  • 作業を効率化したい方
  • 確定申告以外のサービスと連携させたい方
  • 会計や経理の知識がある方

確定申告の機能以外にも、請求書作成経費精算家計簿アプリといった、マネーフォワードのほかのサービスと連携できるので作業をどんどん効率化できます。

また、面倒な入力はすべて自動化されるため、大幅な時間短縮になります。

そのため、日々の明細の仕訳以外にも、白色申告・青色申告に必要な書類、請求書なども自動で作成できます。

1か月の無料お試し期間があるので、使いごこちを比較したい方は、ぜひ利用してみてくださいね。

\ 今すぐ!無料でお試ししよう♪ /

「マネーフォワードクラウド確定申告」の特徴や評判は、下の記事をご参考くださいね。

くわしく知りたい
マネーフォワードクラウド確定申告の特徴・料金プラン・評判を解説!

おさらい:【個人事業主向け】帳簿の種類とつけ方!

帳簿づけは、慣れれば、ひとりでも迷うことなく記帳できるようになります。

それまでは、ひと通り自分の力で帳簿づけを実践してみましょう。

帳簿づけの会計ソフトを利用すれば、それほどむずかしくありません。

帳簿づけのポイント
  • 私生活の口座と仕事用の口座を分ける
  • 帳簿は取り引きを行った日づけで記入する
  • 似た取り引き内容は同じ勘定科目を使う
  • 領収書を整理して保管する
  • 55万円の控除を受けるときは複式簿記を用いる
  • 帳簿や書類は7年間保管する

もし、本当に嫌になったり、稼ぎが多くなってきたりしたら、税理士に依頼することもできます。

気軽に構えて、楽しくフリーランスや副業の活動に励みましょう。

また、本格的にWebライターの活動をするなら、独立する方法や直接契約について知ることもおすすめです。

下の記事では、独立のための準備、直接契約の流れや注意点を解説していますので、あわせてご覧くださいね。

おしまいに

正確な帳簿をつけると、どの部分が収益をもたらしているのか、どこを減らしたらコストを削減できるのかなど、事業の内容をくわしく把握できます。

帳簿の作成は、はじめは面倒な作業に感じるかもしれませんが、その努力は将来のビジネスや事業の成長に大きく役立ちます。

毎日少しづつ記帳を行い、ぜひ帳簿づけに慣れてくださいね。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

それでは、ごきげんよう。

桜御前

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