きょうは、転職やキャリアを考えるときに読むべきおすすめの本について綴ってまいります。
- 「今の会社にいる自分の将来が見えた…」
- 「もっと違うことにチャレンジしてみたい!」
- 「この仕事を一生続けるのは考えられない、でも何をすればいいかわからない…」
転職すべきかどうか、今後のキャリアを考えるときほど、周囲の人たちに相談するのはむずかしいですよね。
そんなときに本を開いてみると、思わぬヒントに出会えることがあります。
良書を読むと「会社を辞めたい…」「今のままでは将来が不安…」という切羽詰まった気持ちが冷静になり、自分の視野を広げられます。
そこで今回の日記では、転職やキャリアを考えるときに読むべきおすすめの本を10冊紹介します。
自分のことや将来について、多角的な視点で考えられるようになりますので、ぜひ参考にして、自分らしい働き方のヒントを身つけてくだいね
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転職を考えるときに読むべきおすすめの本4選
では、はじめに転職を考えるときに読むべきおすすめの本を5冊見てみましょう。
転職の思考法
- 転職方法や考え方をストーリで身につけられる良書
- 転職を考えている方・将来に不安を感じる方におすすめ
「転職の思考法」は、転職を考えるとときに一番に読むべき、おすすめの良書です。
この本の著者は、博報堂、ボストンコンサルティンググループを経て、ワンキャリアの取締役を務める実業家であり、作家でもあります。
「会社を辞めるべきかわからない…」「別のキャリアへ進むのは『有り』だろうか?」など、転職に悩む人に向けて、著者自身の転職経験にもとづく大切な思考法が書かれています。
本から学べる知識
転職の考え方やノウハウをストーリ形式で理解できるので、すんなりと頭に入り、すぐに取り入れられます。
自分の価値をどう測り、入る会社をどう見極めるのか、心から納得のいく仕事を見つける方法を教えてくれるので、あらゆる悩みや不安、モヤモヤを解消できます。
会社が潰れても生きていける大人と、 生きていけない大人の2種類がいるとしたら、 両者をわけるのは何か? それは、上司を見て生きるか、マーケットを見て生きるかだ。
本より抜粋
本のタイトルにもあるように「このまま今の会社にいてもいいのか?」と悩んだら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
サラタメさんの動画解説もおすすめですよ。「転職の思考法①」「転職の思考法」
転職2.0
- 転職・キャリアアップの戦略方法を学べる指南書
- 自分の強みがわからない方におすすめ
「転職2.0」は、望み通りのキャリアを手に入れるために、これからの転職に必要な新ルールを解説した本です。
著者は、Yahoo!の元執行役員で、世界最大級のビジネスサービス「Linkedin」の日本代表を務めたキャリアリーダーと言えるビジネスのプロです。
「正しい転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、これまでの経歴に関係なく誰もが〝我慢しない自由な働き方″を手にすることができるのだ。
本より抜粋
これまでの転職・キャリアの捉え方は大きく変化しており、自由な働き方を手に入れるには、考え方を根本から入れ替え「転職1.0」から「転職2.0」へアップデートする必要がある!と解説しています。
/ | 転職1.0 | 転職2.0 |
---|---|---|
—— | 従来の転職活動 | 現在の転職活動 |
目的 | 1回の転職の成功 | 自己の市場価値最大化 |
行動 | 情報収集 | タグ付けと発信 |
考え方 | スキル思考 | ポジション思考 |
価値基準 | 会社で仕事を選ぶ | シナジーで仕事を選ぶ |
人間関係 | 人脈づくり (狭く深く) | ネットワークづくり (広く緩く) |
自分の市場価値を高める考え方や具体的な行動、さらには、転職活動を行うときの注意点もくわしく書かれています。
「自分の強みがわからない」という方は、この本を読むことで、新時代の転職に求められる考え方が身につき、企業に対して条件を交渉する武器を手に入れられます。
我慢しない働き方をもっと知しりたい場合は、ぜひ動画解説もご覧くださいね。
なお「転職2.0」は、Amazonオーディブルに登録している方は無料で読めます。
転職と副業のかけ算
- だれでも始められる転職ノウハウが満載
- キャリアに悩むすべての人たちにおすすめ
「転職と副業のかけ算 」は、ブログ「転職アンテナ」を運営するmotoさんによって書かれた本です。
新卒で地方のホームセンターへ入社し、4度の転職と副業を駆使して年収240万円から年収5000万円に至るまでの実体験を綴っています。
「まず『会社にキャリアを用意してもらう』とか『給与はもらうもの』という従来の考え方は捨てましょう。これからのサラリーマンには『キャリアを自分で取りにいく』『個人で稼ぐ力を持つ』といった考え方が必要です。
本より抜粋
決してエリートではなく、年収240万円のレジ打ちから始まった社会人人生のなかで、matoさんが汗をかきながら学んだ方法論が凝縮されています。
年収アップを実現したノウハウ、副業で大きな成果をあげたメソッドは、だれでもすぐに取り入れられる具体的な内容ばかりです。
とくに今は、昔よりも転職しやすい時代なので、実際に転職活動を始める方は、これらの方法を活用することで成果につなげられるでしょう。
本の内容の一部は「【無料公開】著者が語る『転職と副業のかけ算-生涯年収を最大化する生き方-』」で試し読みできます。
「給与はもらうものではなく、稼ぐもの」という考え方に興味がある方は、ぜひ読んでみてくださいね。
サラタメさんの動画解説もおすすめです。
参考動画:サラタメさん「転職と副業のかけ算」
苦しかったときの話をしようか
- 自分の価値を上げる方法を学べるメッセージ本
- 自分の強みを活かした働き方を見つけたい方におすすめ
「苦しかったときの話をしようか 」は、USJをV字回復させたマーケターである森岡毅さんによる著書です。
就職活動に悩む娘に向けて、子供の成功を願う父親として書かれた本であり、とても勇気づけられる涙が止まらなくなる本です。
- 就職活動をする前に自分の軸を決めること
- そのために自分の好きなことを発見し磨くこと
- 社会では自分のブランドを築くために努力すること、など
これから就職する学生だけでなく、ベテラン社会人が読んでも心に響く内容です。
ビジネスの最前線を生きてきた父親からのメッセージを通して、将来の仕事についての考え方を学べます。
スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産である。
本より抜粋
自分の才能や長所に気づかせてくれ、働くための戦略や生きるうでの本質を教えてくれる、すべての方におすすめの良書です。
キャリアを考えるときに読むべきおすすめの本3選
続いて、キャリアを考えるときに読むべきおすすめの本を3冊紹介しますね。
どこでも誰とでも働ける
- すぐに取り入れられる実践例が豊富な実用書
- 現状に不安を抱えている人におすすめ
「どこでも誰とでも働ける 」は、マッキンゼー・アンド・カンパニー、Google、楽天、リクルートなど、12回の転職を繰り返してきた著者による本です。
仕事の考え方や働き方がどんどん変わる時代のなかで「あらゆるチーム」「どんな職場でも使える」「自由に生きる」ための仕事術を実践的な方法で教えてくれます。
マッキンゼーやGoogleで培った方法や考え方も出し惜しみなく書かれており、興味深い事例を交えて紹介しているので、著者の今まで働き方や今に至る変化を楽しみながら読めます。
変化の激しい時代を乗りこなし、楽しい人生を生きる仕事術を身につけられる一冊です。
著者である梶原和啓さんは、転職するかどうかにかかわらず、今でも転職サイトや転職エージェントに登録し、市場から見た自分の評価を毎年確認するそうです。
この本を読むことで、物事の捉え方や見方の幅が広がりますよ。
なお「どこでも誰とでも働ける」は、kindle unlimited や Amazonオーディブル に登録している方は無料で読めます。
「いつでも転職できる」を武器にする
- 自分らしく稼ぐ方法を学べる
- 本当にやりたいことが見つからない方におすすめ
「「いつでも転職できる」を武器にする」」は「会社」「時代」「人」に左右されず、自由自在に自分らしく稼ぎ、活躍できるようになる方法を解説した本です。
著者は、世界的な規模の外資系コンサルティング会社で、6500人を超えるリーダや幹部候補者を抜粋してきた目利きのプロです。
ただ闇雲にスキルアップをするのではなく、自分の持ち味を活かしながら、ライバルの少ない領域で活躍する方法を学べます。
自分の持ち味を知りたければ「ありがとう」と言われた内容をカウントし、その傾向を分析してみるのが近道。
本より抜粋
「自分軸」の作り方や良い企業の見極め方を知ることができ、転職やキャリアといった働き方の不安やモヤモヤを一気に解消できる一冊です。
これから転職する人も、転職するつもりがない人も、自分のキャリアを振り返るきっかけになり、非常におすすめです。
キャリアロジック
- 具体的なキャリアプランの組み立て方がわかる実践本
- とくに学生や20代におすすめ
「キャリアロジック」は、自分の希望するキャリアを歩むための明確なルールとロジックを解説した本です。
キャリアのすべてを知り尽くす転職エージェントである著者が、だれもが知っておくべき転職とキャリアの真実をわかりやすく、かつ具体的に教えてくれます。
ポジショニング戦略とは、自分にとって有利な業界・会社・職種を探すこと。
競争優位の戦略とは、有利な場所でいかに定着・活躍できるかを考えること。キャリア戦略とは「ポジショニング戦略」と「競争優位の戦略」の掛け算で成りたっている。
本より抜粋
人材業界に身を置く立場から、転職市場の事実に基づいたリアルな内容が書かれているので、働き方のマインドやビジョンを具体的にイメージできるようになります。
これからキャリアを形成する学生や20代の方に、とくに読んで欲しい実用書です。
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自分に合った適職を見つけたいときに読むべきおすすめの本3選
では、自分に合った適職を見つけるときに読むべきおすすめの本を3冊見てみましょう。
科学的な適職
- 科学的根拠に基づいて適職を見つけられる
- なかなか一歩を踏み出せない方におすすめ
「科学的な適職」は、10万本の科学論文と600人を超える海外の学者や専門医の調査から、科学的根拠に基づいた方法で「適職』を見つける術を教えてくれる本です。
「自分が幸せになれる仕事=適職」として、正しく選ぶテクニックを5つのステップで解説しています。
20代の頃より10倍金持ちになった60代を見つけるのは簡単だが、そのうち誰もが10倍幸せになったとは言わない。
本より抜粋
科学という精度の高い判断基準を持つことで、自分にピッタリの仕事を見つける正しい選択ができるようになります。
将来やキャリアについて不安に感じながらも、なかなか一歩を踏み出せない方、曖昧な精神論には頼らない合理的な職探しを見つけたい方におすすめです。
「科学的な適職」は、kindle unlimited に登録している方は無料で読めます。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
- 自分を理解できる実践ワークの本
- 何かをしたいけど何をやればいいかわからない方におすすめ
「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 」は、自分の本当にやりたいことを3ステップで見つけられる、自己理解の教科書です。
自分探しに悩んだ経験を持つ著者が、就職・転職・起業・仕事選びでもう悩まない「自分探しゲーム」から解放される方法を具体的に教えてくれます。
「何をしたいのか?」と問うのではなく「今何をすることが楽しいのか?」と問うほうがはるかに自分のやりたいことを見つける手助けになる。
本より抜粋
自分のやりたいことを見つけるには「好きなこと(情熱)」「得意なこと(才能)」「大事なこと(価値観)」をかけ合わせることであり、それを実践ワークを通して見つけだせる本です。
自分を見つめるワークでは「自分をあらわす言葉が出てこない…」と躓きがちですが、巻末にリストがついているので「それも好きなことになるんだ!」と自分を理解しながら役立てることができます。
「自分はいったい何をしたいんだ?」と先に進めなくなったときに、ぜひ本を片手に実践してみてくださいね。
「世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方」は、kindle unlimited や Amazonオーディブル に登録している方は無料で読めます。
人生攻略ロードマップ
- 自分の力で生きる術が身につく人生の攻略本
- 自分の目指す方向性が見つからない方におすすめ
「人生攻略ロードマップ」は、23歳で時間・お金・精神など、あらゆる自由を手に入れた著者の経験をもとに「人生攻略のノウハウと考え方」を教えてくれる本です。
著者は、年商10億円以上を稼ぐ、テレビやSNSで話題の若手経営者です。
まずは、やりたいことリストではなく、やりたくないことリストを書く。
やりたくないことをやらなくて済むために、保険をかけながら根拠を持って新事業を展開していく。やりたいことを見つけるより、できることを増やす。
本より抜粋
できることが増えれば、やりたいことの幅も広がる。
「人生攻略ロードマップ」の10ステップを実行することで「安定と自由が両方手に入った状態」をつくれます。
自らが望む人生を生きる明確なロードマップがステップごとにしめされているので、具体的にイメージしながら歩めます。
自分自身を見つめながらゴールを設定できるので、何をすればいいか方向性を見失っている方に、非常におすすめです。
「人生攻略ロードマップ」は、kindle unlimited や Amazonオーディブル に登録している方は無料で読めます。
転職・キャリア本を読むときにすべき2つのポイント
転職やキャリアについての本を読むときに、2つのポイントを押さえると、必ず環境を変えられます。
本を読んだだけではすぐに忘れてしまい、何も変わりません。
知識を取り入れたらすぐに実践すると、自分も変わりはじめ、取り巻く環境も変わりますよ。
ノートにメモする
今の自分にあてはめることや解決につながりそうなことは、ノートにメモしましょう。
本を読んで「これは実践しよう!」と決めたことを書き留めておくのもおすすめです。
書くときは、どのような考えで「実践する」と決めたのか、そこに至る経緯もメモすると実行しやすくなります。
本を読んでも記録がなければ、いつしか本に影響されたことも、実行したいと思ったことも忘れてしまいます。
自分の頭を整理するためにも、紙に書き出すことは有効ですよ。
本の内容を実行する
本を読んだあとに重要なことは、自分の生活を今までと変化させること。
何も実行しなければ、今までと同じ日常を迎えることになります。
本に書いてあることは学ぶだけでなく、実行に移しましょう。
実行すれば思考が変わるので、必ず今までとは違う結果を得られます。
知識をインプットしたことに満足せず、自分の望む働き方を目指して、きっかけになる一歩を踏み出しましょう。
なお、転職エージェントやキャリアコーチングなど、専門家の意見を聞きたくなったら、下の記事でおすすめを紹介していますのでご参考くださいね。
coachee(コーチー)の特徴や評判を解説!キャリア相談におすすめ!
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おさらい:転職やキャリアを考えるときにおすすめの本10選
自分の将来を考えるときに、これからの時代の動き、戦略方法や考え方を身につけることはとても大切です。
ぜひ、紹介した本を参考にして、多角的な視点で自分を見つめてくださいね。
本から得られた知識や考えはしっかり頭に留め、実践しようと決めたことは実行に移しましょう。
また「何かを始めたいけどひとりでは不安…」「続ける自信がない…」という場合は、キャリアスクールを活用するのもおすすめです。
下の記事では、おすすめのキャリアアップスクールを紹介していますので、あわせてご覧くださいね。
おしまいに
やる気が湧いてこなかったり、今の働き方に違和感を感じたりすることは、必要な合図であり、転職やキャリアチェンジをする時期なのかもしれません。
ただし、注意を向けてほしいのは自分自身の内側です。
頑張る人ほど目的を失い、自らの失望を招いてメンタルを折ります。
頑張る人ほど、自責の念が強い人ほど、能力が高い人ほど、自分のことを知らなかったりします。
本を読むことで、自分の内側で何が起きているのかを知り、見つめる時間に充ててくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前