きょうは、内部リンクの貼り方について綴ってまいります。
- 「内部リンクって何のこと?」
- 「SEOと内部リンクってどんな関係があるの?」
- 「効果的な内部リンクの貼り方を知りたい!」
このような疑問を抱いている方は多いと思います。
今回の日記では、内部リンクとは何か?について初心者にもわかりやすく解説します。
内部リンクを正しく貼ると、確実に効果を得られるアクセスアップにつながります。
検索順位もアップできますので、ぜひ実践してみてくださいね
「SEO」や「検索エンジン」の意味がわからない場合は「SEO対策とは?上位表示のやり方を初心者にわかりやすく解説!」をご覧くださいね。
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内部リンクとは?
はじめに「内部リンクの意味」と「内部リンクと外部リンクの違い」について見てみましょう。
内部リンクの意味
内部リンクとは、同じWebサイトの記事と記事をつなぐリンクのことです。
たとえば、今この記事を見ている読者は「内部リンクとは何か?」を知りたくて読んでいますよね。
そのような読者に向けて、もっと深く理解できるように、関連する記事を下のようにリンクを貼ることです。
くわしく知りたい
アンカーテキストの書き方がSEOの効果を上げる!有効な4つの方法
この文章にはリンクが貼られており、同じWebサイトの別の記事に飛びます。
このように、関連性の高い記事をつなげることを内部リンクといいます。
内部リンクを貼ると、読者に長く滞在してもらうことができ、より多くの記事を読んでもらえます。
つまり、訪れた読者がWebサイト内を移動しやすく、閲覧しやすくなるという効果を得られます。
内部リンクと外部リンクの違い
内部リンクは、同じWebサイトの記事と記事をつなぐリンクのことでしたね。
一方、外部リンクとは、ほかのWebサイトからリンクを貼ってもらうことです。
上のように、サイト内部のリンクであるか、サイト外部のリンクであるかの違いをあらわします。
外部リンクをもっと知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
被リンクとは?SEO効果を高める良質なリンクの増やし方【初心者必見】
では、2つの違いを理解できたら、内部リンクの効果を見てみましょう。
内部リンクを貼る3つのSEO効果
内部リンクを適切に貼ると3つの効果を得られます。
クローラーが巡回しやすくなる
- クローラーがWebサイト内を漏れなく巡回できる
- 検索結果に表示されないという損失を防げる
インターネットの情報は「クローラー」というロボットがすべての情報を集めて、いつでも取り出せるような状態に分類・登録(インデックス)し、検索エンジンによって表示されます。
内部リンクを貼られた記事は、クローラーがWebサイト内を巡りやすくなるため、分類・登録(インデックス)が早まる効果があります。
つまり、内部リンクを適切に貼ることで、クローラーがWebサイト内を漏れなく巡回でき、検索結果に表示されないという損失を防ぐことができます。
逆を言えば、内部リンクのない記事は、投稿してもクローラーに登録されず、検索結果に表示されない可能性があるということです。
クローラーや検索表示の仕組みを知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
検索上位を獲得する8つの対策!上位表示の仕組みと上げる方法
記事同士の関連性が高くなり評価が上がる
- 使いやすいサイトであるとロボットに認識される
- Webサイト全体の評価も上がる
クローラーは、リンク元とリンク先の関係性をきちんと見ています。
その記事の内容と関わりのあるリンクを貼ると、記事同士の関連性が高くなり、リンク元とリンク先の評価を上げることができます。
なぜなら、読者の知りたい情報にすぐにたどり着ける、快適で使いやすいサイトであるとロボットに認識されるからです。
Webサイト全体の評価にもつながり、検索順位の上昇を目込めるので、記事と深く関わりのある内容があるときは、内部リンクでつなげるのがのが効果的です。
読者の滞在時間が長くなる
Webサイト全体のいろいろな記事を見て回れる
内部リンクを貼ると、読者にとっても見やすいサイトになり、滞在時間が長くなります。
読者は、記事と記事との間を行き来しやすくなり、Webサイト内を簡単に移動できるようになります。
つまり、知りたい情報を容易に探せ、いろいろな記事を見て回れるので、結果的にWebサイトに滞在する時間が長くなるというわけです。
アクセス数を増やすことにもなるので、こちらもWebサイトの評価アップにつながり、検索順位の上昇を期待できます。
では、どのように内部リンクを貼ったらよいのでしょう?
つぎの項目で、効果的な貼り方を見てみましょう。
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SEOに効果的な内部リンクの貼り方8つの設置場所
SEOに効果的な内部リンクの貼り方は8つです。
アンカーテキスト
- アンカーテキストとリンク先の内容を同じにしよう!
- アンカーテキストにキーワードを含めよう!
アンカーテキストとは、リンクを貼るときのテキストのことです。
リンクを表示したときに下線つきで表示される文字列のことを指します。
内部リンクを貼るときは、アンカーテキストとリンク先の内容を同じにすることが重要です。
たとえば、下のような2つのアンカーテキストは、どちらのほうが記事の内容を理解できるでしょう?
例➀:SEO対策を知りたい場合はこちら 例②:参考記事:SEO対策とは?上位表示のやり方を初心者にわかりやすく解説!
「例②」のほうが容易に理解できますよね。
リンク先の記事タイトルとアンカーテキストが同じ内容なので、どのようなことが書かれているのかをすぐに読みとれます。
このことは、読者だけでなく、クローラーに対しても言えることです。
「詳細はこちら」や「こちらをクリック」という文字列では、リンク先の記事の内容を把握できません。
アンカーテキストを設置するときは、必ずキーワードを含めて、アンカーテキストとリンク先の内容を一致させて表示しましょう。
アンカーテキストを設置する方法は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
アンカーテキストとは?SEOに有効な書き方と注意点を解説!
代替テキスト(alt属性)
画像を用いて内部リンクを貼るときは代替テキストを設定しよう!
代替テキスト(alt属性)とは、記事の画像が表示されないときに、代わりにしめされる画像の説明文のことです。
画像に代替テキストを設定すると、検索エンジンや読者に画像の説明を伝えることができます。
また、画像検索で上位表示を狙うこともでき、検索されやすいというメリットもあります。
そのため、バナーなど画像を用いて内部リンクを貼るときは、代替テキスト(alt属性)を設定しましょう。
<img src=“画像のパス” alt=“この部分にリンクのテキストを入力”/>
WordPressで設定する場合は、下の画像がしめす「代替テキスト」の欄にリンクのテキストを入力します。
代替テキスト(alt属性)を設定することで、その文字列がアンカーテキストと同じ役割を果たします。
パンくずリスト
- 読者と検索エンジンにWebサイトの構造を伝えよう!
- 読者に今どこにいるかWebサイトの位置を伝えよう!
パンくずリストとは、Webサイトに訪れた読者が、今どこにいるかを伝える表示のことです。
ページの上部にあり、上の画像のように、Webサイト内にいる位置をあらわします。
パンくずリストは、トップページから階層順に表示されるナビの役割を果たすリンクなので、たくさんの記事を含むWebサイトには、必ず設置しましょう。
パンくずリストを設置すると、読者や検索エンジンにWebサイトの構造をわかりやすく伝えられます。
グローバルナビゲーション
読者と検索エンジンにWebサイトの大まかな構成を伝えよう!
グローバルナビゲーションとは、読者が目的のページへすぐに移動できるように設置するメニューのことです。
サイト全体の大まかな構成を伝える役割があります。
カテゴリーごとに分けるのが一般的で、テキストであらわすことが主流です。
もし、グローバルナビゲーションに画像を用いるのであれば、代替テキスト(alt属性)を設定することを忘れないようにしましょう。
グローバルナビゲーションの設定方法は「カテゴリーの設定」をご覧くださいね。
サイドメニュー
閲覧数の多い記事のリンクを貼ろう!
Webサイトのサイドメニューにも関連する記事のリンクを設置することも効果的です。
グローバルナビゲーションに比べて領域が広く、目立たせてリンクを表示できます。
たとえば、おすすめ記事や人気記事など、閲覧数の多い記事を貼ると、読者もクローラーもサイト内を閲覧しやすくなります。
サイドバーは、管理画面にある「外観」→「ウィジェット」→「サイドバー」で設定できます。
WordPressテーマごとに異なる設定方法なので、自分のテーマにあわせてカスタマイズしてみてくださいね。
記事下
関連する記事のリンクを貼ろう!
まとめ文章や締めくくり文章の下に、記事の内容に関連する別の記事のリンクを貼ることも有効です。
記事を読み終えたあとに別の記事を促すことで、読者の興味を引き続けることができ、閲覧数や滞在時間アップにつながります。
リンクを貼るときは、その記事がどのような目的で設置されたのかを明確にするのがおすすめです。
「○○をくわしく見る」「関連記事を読む」のようにあらわすと、読者は記事の内容をイメージでき、クリックしやすくなります。
フッターメニュー
プライバシーポリシーやサイトマップを貼ろう!
フッターメニューは、Webサイトの下部に、すべてのページ共通に表示されます。
おもに、サイト運営者の情報、プライバシーポリシー、お問い合わせページ、サイトマップなどのリンクを設置することが多いです。
グローバルナビゲーションやサイドメニューの補助的な役割として、載せきれなかったリンクを貼るとよいでしょう。
フッターメニューは、管理画面の「外観」→「メニュー」で設定できます。
フッターメニューにプライバシーポリシーを設置する方法は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
ブログのプライバシーポリシーと免責事項の書き方【サンプルあり】
サイトマップ
Webサイトの構成をひと目で確認できるようにしよう!
Webサイトの構成をひと目で確認できるサイトマップは、クローラーが巡回しやすくなるだけでなく、読者にとっても使いやすさの向上になります。
とくに、たくさんの記事を含む大きなサイトの場合は、読者が迷子になったり、クローラーが巡れなかったりすることのないよう、整理されたサイトマップを作りましょう。
記事のあまり多くないサイトの場合は、フッターに表示させることも有効です。
読者の求めている記事をスムーズに見つけられるよう、地図になるサイトマップを設置しましょう。
WordPressテーマ「Cocoon」でサイトマップを設置する方法は「サイトマップの作り方」をご覧くださいね。
クローラー向けサイトマップの作り方は、下の記事で解説していますのでご参考ください。
くわしく知りたい
XML Sitemapsの設定方法【旧Google XML Sitemaps】
SEOに効果的な内部リンクの貼り方3つのコツ
内部リンクは、むやみに貼っても効果がありません。
つぎの3つのコツを押さえて効果的に貼りましょう。
重要な記事にリンクを集める
読んでほしい記事に向けてリンクを優先的に集めよう!
内部リンクを貼るときは、サイト内で重要な記事や読んでほしい記事に向けて、リンクを優先的に集めることがコツです。
内部リンクを多く貼っている記事は、読者が訪れる可能性が高くなりますよね。
そのため、重要な記事や見てほしい記事にリンクを貼ることで、閲覧数やアクセス数を増やせます。
同様に、クローラーも内部リンクをたどってサイト内を巡ります。
内部リンクが多く集まっている記事は、クローラーによっても巡回される機会が増えるため、重要な記事にリンクを集めることで、その記事が評価されやすくなります。
関連する記事にリンクを貼る
読者にとって本当に役に立つ記事をリンクでつなげよう!
関連する記事にリンクを貼ることも、SEO効果を期待できます。
関連性の高い記事同士をつなぐことで、読者の興味を持つ内容へ促すことができます。
また、クローラーにとっても記事の内容が明確になり、検索順位の向上になります。
ただし、単に関連性があるという理由で無理にリンクを貼るのではなく、読者が本当に役に立つと感じられる記事をリンク先にすることが大切です。
適切な記事同士を関連づけることで、読者の満足度や検索エンジンからの評価を高めることができます。
URLを正規化する
複数あるときは正しいURLに統一しよう!
内部リンクを貼るときは、URLを正規化することが大切です。
URLの正規化とは、同じ記事をしめすURLが複数存在する場合に、それらを1つの正しいURLにまとめることです。
たとえば「s」や「www」の有無の違いで、複数のURLが存在することがあります。
◆ すべて同じ記事をしめすURL https://example.com/ http://www.example.com/ https://www.example.com/
これらを正しいURLに統一することで、読者や検索エンジンの混乱をなくすことができます。
URLを正規化するには、つぎのような方法があります。
URLが複数存在する場合は、上の方法を用いて、1つの正しいURLにまとめましょう。
URLを正規化することで、読者が利用しやすくなり、検索エンジンからの評価も高まります。
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内部リンクを貼る3つの注意点
では、最後に、内部リンクを貼るときの注意点を3つ見てみましょう。
リンク切れを放置しない
- 読者に使いにくさを感じさせないようにしよう!
- クローラーがスムーズに巡回できるようにしよう!
内部リンクを貼るときや貼ったあとは、リンクを確認し、リンク切れを放置しないように注意しましょう。
リンク先のURLにアクセスしてもその記事が表示されない状態は、読者に使いにくさを感じさせます。
また、クローラーが巡回できないことにもつながります。
リンク切れが原因でWebサイトがペナルティを受けることはありませんが、そのままの状態にせず、すぐに対応するように心がけましょう。
内部リンクを貼りすぎない
読者の理解を促すことを目的に関連性のあるリンクを貼ろう!
内部リンクをを貼ることはSEO効果を期待できますが、過剰に貼ることは逆効果です。
PageRank や Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンク プログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。
これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。
引用:リンクプログラム
上のように、内部リンクを過剰に貼ると、ガイドラインに反するWebサイトであるとみなされます。
関連性の低いリンクをいくら貼ってもSEOの効果を期待できません。
読者の理解を促すことを目的に、関わりのある適切なリンクのみを貼りましょう。
高品質な記事のリンクを貼る
- 読者の満足する記事のリンクを貼ろう!
- Webサイト全体で良質な内部リンクを張り巡らそう!
関連性の高い記事のリンクを貼ることは重要ですが、ただ関連性が高いというだけでは意味がありません。
品質の高い記事へ内部リンクをつなげることが重要なポイントです。
品質の高い記事とは、読者の満足する記事のことです。
内部リンクをクリックした読者が、その記事を読むことで情報をわかりやすく理解できることをいいます。
関連する高品質な記事を増やし、Webサイト全体で良質な内部リンクを張り巡らすことがポイントです。
それにより、読者やクローラーが回遊しやすくなり、より高い効果を期待できます。
高品質な記事を作るには「E-E-A-T」や「独自性」を高めることが必要です。
「E-E-A-T」や「独自性」を高める方法は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
E-E-A-T(旧E-A-T)とは?SEO対策に重要な4つの要素
おさらい:SEOに効果的な内部リンクの貼り方
内部リンクを正しく貼ると、読者が閲覧しやすくなり、滞在時間が長くなります。
だれでも簡単に改善できるので、良質な内部リンクを設置できているか、すぐにチェックしましょう。
良質な内部リンクを張り巡らせて、Webサイト全体のSEO効果を高めましょう。
また、SEOの効果を上げるには、正しくキーワードを入れることも重要です。
正しい入れ方は、下の記事で解説していますので、あわせてご覧くださいね。
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おしまいに
関連するテーマを内部リンクでつなげると、Webサイト全体の評価を高めることになります。
その結果、トップページやカテゴリーページの評価も上がり、ビッグキーワードでも上位表示できるようになります。
小さな積みあげが大きな成果になりますので、ぜひ意識して高品質なサイトに近づけましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前