30代未経験からWebライターとして転職を成功させるには、志望動機であなたの強みや経験を具体的にアピールすることが重要です。
なぜなら「文章を書くのが好き」の理由だけではインパクトが弱く、採用担当者の印象に残らないからです。
そこで今回は、転職を成功させたい30代Webライター未経験の方に向けて、書類選考に通過する志望動機の書き方や盛り込むべきポイントを解説します。
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【例文】30代未経験向け!書類選考が通過するWebライターの志望動機の書き方
書類選考が通過するWebライターの志望動機を書くときは「志望動機」「志望理由」「具体的なエピソード」「入社後のビジョン」の流れにそって入社意欲が伝わる文章にすることが大切です。
ではさっそく、例文を紹介しますね。
◆ 冒頭で志望動機を簡潔に伝える
わたしが貴社を志望する理由は、読者の要望を追い求める貴社の姿勢に感銘を受けたからです。
◆ 志望理由を具体的に説明する 貴社の発行する「〇〇(雑誌名)」をきっかけに、わたしは個性を引き出すファッションや流行を取り入れる楽しさを知り、たった1冊の本でも人に影響をあたえることを実感しました。 そのため、最先端のファッションだけではなく、読者の求めるファッションを先回りして紹介する「○○」のような雑誌を作りたいと思っております。
◆ 過去の経験と志望企業を結びつけて説明する わたしは現在SNSを用いて美容やファッションに役立つ情報を発信し、フォロワー数5,000人を超える人気アカウントに成長させております。 始めは読者がつかずに苦心しましたが、投稿内容の表現や見せ方を工夫することで、徐々に厚い支持を得るようになりました。
◆ 入社後にどのように貢献したいのかスキルを伝える この発信力を活かして、もっとたくさんの人にファッションの魅力を知ってもらいたいと思います。 採用されましたら、磨いた発信力と表現力を駆使して、読者をより輝かせる雑誌を作るよう尽力いたします。 文字数:407文字
採用担当者は、応募したWebライターが長期で働いてくれるか、意欲の高さを見極めるために志望動機を確認します。
そのため、つぎの内容を盛り込む必要があります。
上の内容を志望動機に盛り込み、入社する意思の高さ・採用するメリット伝えることが書類選考を通過する秘訣です。
もし内定を辞退されたり、すぐに転職されたりすれば、企業はふたたびWebライターを募集しなければなりませんよね
それを避けるために意思の高さを見極めて、企業に適したWebライターを採用しようとします
では続いて、書類選考を通過する書き方のポイントを具体的に見てみましょう。
30代未経験向け!書類選考が通過するWebライター転職の志望動機の書き方3つのポイント
Webライターの転職活動を行うときに、つぎの3つのポイントを押さえると、強く印象づける志望動機になり、書類選考に通過しやすくなります。
ポイント1:Webライターでなければならない理由を書いて意欲をアピールする
ライティングに対する思いを伝えて意欲をしめそう!
志望動機には、なぜWebライターになりたいのか、Webライターでなければならない理由を伝えて、意欲をアピールすることが大切です。
Webライターでなくてもよい、編者者でもWebディレクターでもよい、Web業界に転職できればよいと伝わってしまえば、志望動機が弱いと受けとられて良い印象をあたえません。
「自ら取材に行って生の声を伝えたい」「自分の文章で良い反応を得られて嬉しかった」のように書くことに対する思いを伝えて意欲をしめすと「この人なら頑張ってくれそう」と説得力が増して好印象をあたえます。
志望動機は、企業があなたを採用する判断材料のひとつです。
採用担当者にはっきりと伝わる、強く印象づける志望動機にすると選考率が高まります。
ポイント2:なぜその企業なのか?選択した理由を書いて本気度をアピールする
応募企業ならではの魅力を盛り込んで理由を伝えよう!
志望動機を書くときは、なぜその企業を選択したのか?その会社で働きたい理由を明確にすることも重要です。
「スキルを伸ばしたい」「経験を積みたい」のような曖昧な理由では「ほかの企業でも構わないのでは?」「うちの会社に限らなくてもできるよね?」と思われてしまいます。
そう感じさせないためにも、その企業ならではの独自の強みや魅力に言及して伝えることが肝心です。
企業の経営方針や理念、事業内容や特性をしっかりと理解して、希望する理由を具体的に伝えると、あなたの本気度が伝わり採用候補に挙がります。
ポイント3:企業のメリットになる貢献できることを書いて即戦力をアピールする
前職で培った知識をどう活かせるのか採用するメリットを伝えよう!
「未経験でも即戦力になる!」とスキルをしめして、企業のメリットになる人材であるとアピールすることも欠かせません。
たとえば「〇〇の業界に興味があります」と伝えるよりも「貴社で私の〇〇のスキルを~に活かせます」と伝えるほうが、具体性が増して熱意が伝わります。
企業は、すぐに活躍できる一緒に働ける人をイメージして採用します。
そのため、あなたのスキルが「自社で役立つな」と感じさせることが採用につなげるコツです。
未経験であっても、これまでに得た知識や能力は存分に活かせますよね。
たとえば、コミュニケーション能力や情報収集力、顧客の心理を読みとる力など、過去の仕事で培った経験を企業に役立たせることができます。
過去の経験と応募企業との共通項を見つけて、プロ意識を感じさせる志望動機で採用担当者に納得感をあたえることが重要です。
では、志望動機に盛り込むポイントを理解できたら、つぎの項目で文章構成を見てみましょう。
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書類選考が通過するWebライターの志望動機の文章構成
書類選考が通過するWebライターの志望動機は、つぎの構成で組み立てます。
志望動機は短くて200~300文字、長いときは600~800文字ほど求められます。
文字数によって、盛り込むべき内容の濃さが変わります。
文字数の多い少ないにかかわらず、盛り込むべき事柄・省いてもよい事柄を吟味して、熱意が伝わる志望動機を作りましょう。
文章を書くときは「PREP法」の文章術を用いると、伝わりやすい文章を作成できますよ。
具体的な書き方は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
Webライター転職の志望動機に書いてはいけないNGワード
Webライターの志望動機には、書いてはいけないNGワードがあります。
未経験からの転職を成功させるためにも、つぎの言葉に注意しましょう。
NG1:曖昧な理由で「理念に共感しました」と伝えない
企業理念に共感すること自体は、NGではありません。
ただし、どこに共感したのかを文章から読みとれない志望動機は、マイナス評価につながります。
どの点に心を打たれたのか?なぜそのような感情を抱いたのか?あなたの経験をもとに、明確な根拠を持って伝えることが重要です。
具体的な理由やエピソードを添えて伝えられないときは「企業理念に共感した」の言葉を使わないほうがよいです。
NG2:「学ばさせてください」はマイナスな印象をあたえる
「学ばさせていただく」という姿勢を伝えると、謙虚さや真摯さのアピールになりそうですが、伝え方によっては受け身な印象をあたえるので注意が必要です。
なぜなら「成長させてくれるから志望する」のように、企業頼みや人任せに聞こえるからです。
「自分の知識に固執することなく優れたノウハウを吸収したい!」「積極的にスキルを身につけて貴社に貢献したい」といった表現に変えると「学ばさせてください」に込めた真意が伝わります。
ただ、どの会社でも学ぶことはでき、志望動機としては弱いので、応募書類や面接には使わないほうが好ましいです。
NG3:待遇や条件を志望動機に入れない
年収や福利厚生、年間の休日や手当など、勤務条件や待遇は、転職先を選ぶときにとても重要です。
しかし、待遇や条件はその企業特有のものではないので、ほかに優れた会社があれば、すぐに辞めてしまうのでは?と懸念を抱かせます。
もし、あなたの志望動機が「年収が高いから」なのであれば「キャリア積んで自分の市場価値を高めたいから」のように意欲をしめす言葉に置きかえてアピールしましょう。
ほかにも、つぎのような言葉は避けるようにしましょう。
企業は入社意欲が高く、長く活躍してくれるWebライターを欲しがります。
受け身的でネガティブに捉えられる志望動機は、プラスの言葉・熱意が伝わる言葉に置きかえて書くことが通過率アップの秘訣です。
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30代未経験から転職成功を勝ち取った先輩Webライターの文章例
では最後に、30代未経験から転職成功を勝ち取った先輩Webライターの志望動機の文章を紹介しますね。
たくろーさんは、アパレル業界から未経験で企業にWebライターとして転職し、今ではIT企業の編集長として働いている方です。
30代に差しかかり、学生の頃から興味を持っていたWebライターへの道に転身しました。
「未経験からwebライターになるにはブログ書け。転職方法を実体験から解説」では、実際にたくろーさんが転職活動に使用した職務経歴書を確認できます。
志望動機ではありませんが、経験や経歴、スキルが具体的に書かれており、自己PR文の参考になりますので、ぜひご覧ください。
【経験】 現在プライベートで北海道メディアの運営をしております。 Wordpressのインストールから運用、写真撮影、画像編集、ライティングは可能です。 人事総務の業務で広告を取り扱うなか、よりウェブマーケティングやライティングの重要性を認識しております。 これまでの業務経歴は以下です。 約4年間小売店舗のエリアマネージャーとして従事、高級ブランドから量販店まで店舗運営ノウハウがあります。 最大で50名程度のマネジメントの経験があります。 ~~~~ 人事総務の部門に移動してからは、新卒採用の一切、中途採用の採用数予算の作成から媒体選定や採用手法の立案、実際の運用、ほか社員研修の企画立案と資料作成、~~。 【スキル】 一眼レフのカメラの取り扱いも可能で、ウェブ上の求人広告や現地ポスティングの求人チラシで使用するデザインや画像編集も行います。 ウェブマーケティングやSEOの知識も採用業務の付随知識として持つべきと思い、個人メディアで実績を進めています。 詳細は企業様からの質問の箇所に記載致しました。 ウェブマーケティングやライティングの現場でこれまでのキャリアをすべて無駄になることは何も無く、業務に活かせると考えております。
【企業からの質問】
個人で北海道のメディアを運営しております。
写真撮影や画像編集は以前から行っておりましたが、メディアは2018年11月にWordpressで開設致しました。
ペルソナ設定は主に「北海道旅行客」と「カメラ初心者」で、ポップな雰囲気や文章を心掛けております。
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おしまいに
企業の特徴や得意分野によって求める人材が異なるので、Webライターの志望動機を書くときは、企業研究をしっかりと行うことが重要です。
志望動機のなかに、企業が求めるスキルや資質を盛り込めば、採用したくなる文章に仕上がります。
ホームページや募集要項、仕事内容を読み込んで、企業の求める人物像を把握すると書きやすくなりますよ
また今回の内容は、書類選考だけでなく面接対策にも使えるポイントなので、しっかり押さえてWebライターへの転職を成功させてくださいね。
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