きょうは、SEOに強い見出しの付け方について綴ってまいります。
- 「見出しの使い方がわからない…」
- 「SEOに強い見出しを設定したい！」
- 「見出しにどれくらいキーワードを入れたらいいの？」
SEOを学び始めた方は、見出しの付け方に戸惑いますよね。
見出しは、タイトルに次ぐ、SEO対策に重要な項目です。
今回の日記では、初心者に向けて、SEOに強い見出しの付け方を具体的に解説します。
最低限押さえておきたい基本を理解できますので、付け方に悩んでいる方は、ぜひお役立てくださいね。
初心者でもすぐに実践できるコツにしぼって解説しますので、一緒に身につけましょう
「SEO」や「検索エンジン」の意味がわからない場合は「SEO対策とは？上位表示のやり方を初心者にわかりやすく解説！」をご覧くださいね。
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見出しタグとは？
見出しタグとは、文章の構造をしめすタグのことです。
「h（エイチ）タグ」と呼ばれ、「h」は「Heading（表題・見出し）」を省略した言葉です。
見出しには、h1～h6までの順番があり、数字の小さい順が大きな階層になります。
上のように階層を意識して見出しタグを設定すると、検索エンジンに文章構造を適切に伝えられます。
SEO対策をするときの見出しの役割
見出しは、文章のタイトルや記事の目次、検索結果に表示される大切な役割を果たします。
文章構成がわかる見出しを設定し、読者と検索エンジンが理解できる内容にすることが重要です。
読者に記事の中身を伝える
→見出しだけで記事の概要や答えがわかる一文にすること
見出しは、記事の中身を読者に伝える役割を果たします。
見出しを設定するときは、見出しだけで記事の概要や答えがわかる内容にしましょう。
見出しは目次にもなるので、記事の内容がひと目でわかれば、読者は知りたい情報をいち早く理解できます。
つまり、目的の情報へ早くたどり着けるので、必要な情報のみを拾い読みでき、重要な個所のみを熟読できるようになります。
そして、この「便利さとわかりやすさ（＝ユーザビリティ）」が読者の満足度を高め、SEOに良い効果をもたらします。
見出しひとつで読者の行動に影響をあたえるので、記事の内容を適切に伝える見出しを心がけましょう。
検索エンジンに記事の内容を伝える
→見出しの中身を的確に要約すること
見出しは、検索エンジンのロボットに記事の内容を伝える役割があります。
なせなら、見出しを見つけた検索エンジンは、読者の検索目的と一致している内容か、読者の目的を満たす内容かを判断して検索結果に表示するからです。
見出しを適切に設定することで、検索エンジンの理解を助け、結果的にSEOの効果が高まります。
そのため、各見出しの内容を的確に要約した、検索エンジンにも伝わりやすい見出しをつけましょう。
検索エンジンや検索順位の仕組みを知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
検索上位を獲得する8つの対策！上位表示の仕組みと上げる方法
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見出しタグは階層を意識して付ける
見出しタグを設定するときは、階層の順番を守り、数字の小さいほうから使います。
具体例を見てみましょう。
<h1><h2><h3>と正しい順番に設定されていますよね。
順番が入れ替わると、読者も検索エンジンも混乱して中身を正確に把握できません。
見出しタグの順番を守り「大見出し→中身だし→小見出し」になるように階層を意識することが大切です。
では、それぞれの見出しをくわしく見てみましょう。
＜h1＞テーマやタイトル
＜h1＞タグは、もっとも重要な見出しであり、記事のタイトルやテーマをあらわします。
何について書かれているのか、記事の内容を簡潔な文章でしめし、一度しか使用しません。
また、検索結果の順位に影響をあたえるため、検索キーワードを入れて、適切な長さにして使用します。
＜h2＞目次や章
＜h2＞タグは＜h1＞タグの下に配置し、記事の目次や章として使います。
章や項目を分けるために使用し、読者が理解しやすくなるように記事の情報を整理します。
また＜h2＞タグは目次の役割も果たすため、読者は目次を見るだけで、記事の内容をすぐに把握できます。
そのため＜h2＞タグは、記事を作るときや読むときの重要な要素と言えます。
＜h3＞章のポイント
＜h3＞タグは＜h2＞タグの下に配置し、よりくわしく項目を分けるときに使います。
たとえば＜h2＞タグで「栄養バランス」の章を作った場合、その下に＜h3＞タグを使用して「たんぱく質の摂取量」「糖質の適量摂取」などの項目を作ります。
＜h3＞タグを使うことで、さらに細かな項目に分類でき、読者はより詳細な情報を知ることができます。
＜h4～6＞章の補足
＜h4＞～＜h6＞タグは、より細かい項目が必要なときに使用します。
＜h3＞タグでまとめた章の中に、章のポイントを細かく補足したり、例題をしめしたりする場合に使用します。
ただし＜h5＞～＜h6＞タグを使うと、見出しの構造が深くなりすぎて、役割を果たせなくなります。
適切な見出しの階層を使い分けることで、読者が情報を理解しやすくなります。
＜h5＞以降を使う必要があるときは、全体の構成をもう一度見直し、文章を再構成することもおすすめです。
階層を意識した見出しの作り方は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
【見出しの作り方】最後まで読まれる記事にする5つのポイント！
WordPressを用いた見出しの設定方法は、下の記事をお役立てください。
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【Wordpress入稿の方法】初心者Webライターでも簡単！
SEOに強い見出しの付け方5つのコツ
SEOに強い見出しを設定するには、わかりやすい見出しを付けることが重要です。
つぎの5つのコツを意識して設定しましょう。
検索キーワードを入れる
自然な文になるようにキーワードを盛り込もう！
見出しには、必ず検索キーワードを入れましょう。
見出しにキーワードを入れることで、自分の探している情報が含まれているかどうか、読者は素早く判断できます。
検索エンジンにとっても、キーワードに関連する内容が書かれていることが伝わりやすくなります。
ただし、強引にキーワードを詰め込んだり、同じキーワードを何度もくり返したりするのは逆効果です。
自然な文章になるように入れましょう。
たとえば「夏のおすすめアウトドアグッズ」を紹介する場合、つぎのような見出しを考えられます。
これらの見出しには「夏」「おすすめ」「アウトドアグッズ」のキーワードが違和感なく入っています。
このように、キーワードを自然な流れで見出しに入れることで、読者にも検索エンジンにも適切に認識され、SEOによい効果をもたらします。
見出しの中身がわかる一文にする
読者の知りたい情報をしめす内容にしよう！
読者は「書きだしと」と「見出し」をチェックし「読む価値があるかどうか？」を最初の5秒で判断します。
この5秒をクリアできなければ、読者にも検索エンジンにも質の低い記事だとみなされます。
とくに、見出しは目次でチェックされやすいので「つい読みたくなるわかりやすい見出し」を目指しましょう。
見出しは、記事に何が書かれているのかをあらわす地図になります。
細かい内容は本文で伝えられるので、見出しは、読者の知りたい情報がわかる一文にしましょう。
結論を明確にしめす
目次だけで記事の内容を把握できる一文にしよう！
記事の見出しは、主張や結論を明確にしめし、大まかな内容を目次だけで把握できるようにしましょう。
詳細を知るために読み進めるような構成にすると、記事の内容をスムーズに理解できます。
たとえば「タイトルとは？」という曖昧な見出しよりも「タイトルのつけ方3つのコツ」と結論まではっきりとしめすほうが読者に伝わりやすくなります。
これにより、読者は自分の必要とする情報だけをピンポイントに読み進めることができ、はやく答えを知ることができます。
記事の内容によっては、最後まで明かさずに興味を持たせる手法をとることもありますが、基本的には答えがわかるようにすることが望ましいです。
読者の使う言葉を用いる
読者になじみのある言葉を使おう！
見出しには、読者がよく使う言葉を用いることが大切です。
たとえば、主婦の求人に関する記事を想像してみましょう。
主婦である読者は「主婦 パート」と「主婦 アルバイト」のどちらのキーワードを検索窓に入力するでしょう？
答えは「主婦 パート」です。
「主婦 パート」を見出しにするほうが、主婦の読者になじみやすく親近感をあたえます。
同時に、検索エンジンにもひっかかりやすくなります。
大学生であれば「大学生 パート」よりも「大学生 アルバイト」のほうが検索されやすくなります。
ほかの具体例も見てみましょう。
読者の普段使う言葉を意識して、その記事を読む読者層が使う言葉を選ぶよう心がけましょう。
読者の使う言葉を調べるには「Googleトレンド」がおすすめです。
具体的な調べ方は、下の記事で写真つきで解説していますのでお役立てくださいね。
くわしく知りたい
SEOに強いタイトルのつけ方9つのコツ！文字数や注意点を解説
わかりやすい日本語にする
むずかしい言葉は易しい言葉に置きかえよう！
専門用語やむずかしい言葉が並ぶ見出しは、読者に「つい読みたくなる」と感じさせることができません。
「本文もむずかしいだろうな…」という印象をあたえるので避けましょう。
読者は知らない情報を知りたくて、あなたの記事にたどり着きます。
訪れた読者は、その情報に対して初心者であることが多いので、易しい日本語を用いてあらわあすと抵抗なく読めます。
また、漢字をひらがなにひらくことも有効です。
漢字の割合が多いと読みにくく感じられるため「お勧め」は「おすすめ」、「殆ど」は「ほとんど」にするなど、自然なひらがなを心がけましょう。
専門用語やむずかしい言葉を使うときは、かみ砕いた言葉を補足して説明文を加えるといいですよ
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SEOに強い見出しにする3つの注意点
見出しを設定するときに、注意すべき点は3つあります。
キーワードを詰め込み過ぎない
- 検索キーワードは1～2つまでに抑えよう！
- 検索キーワードを入れるのは見出し（h2）までにしよう！
見出しにキーワードを詰め込み過ぎないようにしましょう。
欲張ってキーワードを詰め込むと、不自然で読みにくい文章になります。
加えて、見出しの内容が曖昧になり、何について書かれているのか、読者にも検索エンジンにも理解しにくくなります。
見出しに検索キーワードを含めることは大切ですが、シンプルに伝えることを意識しましょう。
そのためにも、検索キーワードは1～2つまでに抑えましょう。
なお、見出し（h3）以降に検索キーワードを入れると読みにくい印象をあたえます。
よくない見出しの例
良い見出しの例
「良い見出しの例」のように、見出し（h2）までに留めるようにすると内容を捉えやすくなります。
長すぎる見出しにしない
見出しを20～24文字までに納めよう！
長すぎる見出しは、読者の理解を遅らせます。
パッと見ただけでわかる、シンプルな言葉であらわしましょう。
具体的に何文字と決まっているわけではありませんが、20～24文字までに納めるのが適切です。
読解力が必要な見出しは、読者にストレスをあたえます。
そうなると、読者にとって満足度の低い記事だと認識され、検索順位が下がることにつながります。
見出しが長くなる場合は、重要なポイントにしぼり、必要であれば見出しを2つに分けて設定しましょう。
装飾のために見出しを使わない
文字を装飾するときは目的に適したタグを使おう！
見出し（hタグ）は、文字の大きさや色など、見た目のデザインを変えるために使うことはできません。
見出し（hタグ）の役割は、見出しの中身や記事の構成をしめすことです。
とくに、記事の書き方に慣れていない場合、hタグを文字装飾やデザインのために使うことがあります。
文字のデザインを設定したいときは、見出し（hタグ）を使わず、その目的に適したタグを使いましょう。
最後まで読まれる見出しにする3つのテクニック
では最後に、最後まで読まれる見出しにするテクニックを3つ見てみましょう。
簡潔で具体的な一文にする
最小限の情報で端的にしめそう！
読者に最後まで読んでもらうために、簡潔で具体的な見出しにしましょう。
見出しの内容が長すぎると、興味を引く前に、読者が読むのを止めてしまうことがあるため、端的にあらわすことが大切です。
具体的で明確な見出しにすると、内容を理解でき、伝わりやすくなります。
簡潔な見出しの具体例を見てみましょう。
上のように必要最低限の情報を含みつつ、興味を引く言葉を使うことがポイントです。
読者の悩みや関心に焦点を当てる
読者の悩みを理解して解決する事柄を盛り込もう！
読者の悩みや関心事をしめす見出しにすると、動機づけを刺激でき、最後まで読み進めてもらえる可能性が高まります。
そのため、読者にどのような悩みや関心事があるのかを理解して見出しを作ることが重要です。
わかりやすく見出しの改善例を見てみましょう。
◆ 40代から始める転職の心得
↓
〇：40代からの転職成功！年齢を活かした職場選びのポイント
◆ ストレスな毎日を送る女性へ
↓
〇：簡単なリラックス方法！忙しい女性必見
◆ ビジネスマン必見！仕事中に役立つアプリ5選
↓
〇：ビジネスマン必見！時間短縮に役立つアプリ5選
たとえば「40代から始める転職の心得」の場合、40代になると転職がむずしくなる問題がありますが、その解決策となる職場選びのポイントをしめすことで、読者の心に読み進める動機が生まれます。
また「ストレスな毎日を送る女性へ」の場合は、読者の悩みに直接アプローチしており、リラックス方法を紹介することで解決のヒントを提供しています。
このように読者が直面している問題に焦点を当て、解決策を提示することで「この記事は自分にとって役立つかもしれない」「自分の悩みを解決する具体策が書かれているかもしれない」と関心を持たせ、本文へと導くことができます。
数字を入れる
手順・方法・価格・期間は数字でしめそう！
見出しに具体的な数字を入れることも、最後まで読まれるために効果的です。
数字を入れることで、見出しが目にとまりやすくイメージしやすくなるからです。
たとえば「5分でできる朝ストレッチ」であれば、時間的にも負担が少なく、続けやすそうな内容か書かれているとわかりますよね。
また「10日で劇的に美肌になる方法」のように数字を使ってステップや秘訣をしめすと、読者は具体的な目標設定や結果を予測しやすくなります。
このように、数字を使うことで見出しの内容が具体化し、読者が簡単に理解できるようになります。
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おさらい：SEOに強い見出しタグの付け方！
見出しには、読者と検索エンジンに記事の内容を伝える重要な役割があります。
正確な情報を簡潔にあらわした見出しは、読者と検索エンジンの理解を助けます。
見出しタグは、階層の順番を守り、数字の小さいほうから使いましょう。
情報を早く知りたい読者のためにも、パッと理解できるシンプルな見出しを設定しましょう。
参考書籍
『10年つかえるSEOの基本』
『これだけやれば集客できるはじめてのSEO』
『いちばんやさしい新しいSEOの教本』
また、SEOに強い記事にするには「E-E-A-T」を高めることも効果的です。
下の記事では「E-E-A-T」の意味やポイントをわかりやすく解説していますので、あわせてご覧くださいね。
E-E-A-T（旧E-A-T）とは？SEO対策に重要な4つの要素
SEOスキルを身につけるならこちらもおすすめ！
SEOの勉強法！初心者がSEO対策を身につける5つの方法
おしまいに
一度作成した見出しを見直すと「あれ？日本語がおかしくない？」と気づくことがあります。
時間を置くと頭が切り替わり、客観的に判断できるようになるので、一度その場を離れることもおすすめです。
改めて見返したときに、よりシンプルでわかりやすい見出しを思いつきますよ。
ぜひ読み返すときや行き詰ったときにお試しくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前