きょうは、メタディスクリプションの書き方について綴ってまいります。
「メタディスクリプション」とは、検索したときにタイトルの下に表示される説明文のことです。
読者がクリックすべきかを判断する重要な要素になりま。
- 「メタディスクリプションって何?SEOに関係あるの?」
- 「メタディスクリプションの書き方がわからない…」
- 「メタディスクリプションに最適な文字数を知りたい!」
メタディスクリプションを設定するときに、その役割や効果がわからない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回の日記では、メタディスクリプションの適切な書き方やポイントをわかりやすく解説します。
役割や書き方を理解できると、思わずクリックしたくなる魅力的なメタディスクリプションを書けるようになりますよ。
例文つきでポイントを解説しますので、書けずに悩んでいる方は、ぜひ一緒にマスターしましょう
SEOや検索エンジンの意味がわからないという場合は「SEO対策とは?上位表示のやり方を初心者にわかりやすく解説!」下の記事をご覧くださいね。
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メタディスクリプション(meta description)とは?
メタディスクリプションは、記事の内容をを100文字程度の文章で説明した「概要」のことです。
自分で設定しなくても、検索エンジンが本文の内容を自動で抜粋してくれます。
そのため「書かなくても一緒じゃない?」と思われがちですが、意図しない文章を表示されることもあり、SEO効果も期待できるため、自分で設定することが望ましいです。
メタディスクリプションを設定する3つの目的
ではなぜ、メタディスクリプションを設定する必要があるのでしょう?
はじめに、メタディスクリプションを書く目的を見てみましょう。
記事の概要を説明するため
読者が検索目的に一致する記事だとひと目でわかる
メタディスクリプションは、記事の概要を説明するための文章です。
「スニペット(snippet:断片)」や「ディスクリプション(説明)」と呼ばれることもあり、記事の内容を要約して読者に伝える役割を果たします。
読者の検索したキーワードがメタディスクリプションに含まれていると、そのキーワードが太字で表示されるので、読者は検索目的と一致する内容であることをひと目で理解できます。
そのため、具体的な内容を盛りこみ、思わず読みたくなるような文章にすると、クリック率に良い影響をあたえます。
ただし、読者の検索するキーワードによってメタディスクリプションの内容は変わるため、自分の設定した文章ではなく、検索エンジンが適切だと判断した文章が表示されることがあります。
そのため、メタディスクリプションを書くときは、できるだけ読者の検索目的にあわせてキーワードを含めることが重要です。
正確で魅力的な文章にすることで、自分で設定したメタディスクリプションが表示される可能性が高まります。
検索目的の調べ方を知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
検索上位を獲得する8つの対策!上位表示の仕組みと上げる方法
読者の検索目的を深く理解するには、下の記事が役立ちます。
くわしく知りたい
検索意図とは?SEOでの重要性・調べ方・活用法を徹底解説!
思わずクリックしたくなるように促すため
読者の満足度を見たす記事になるのでSEOに良い影響をあたえる
メタディスクリプションには、直接的なSEOの効果はありません。
つまり、メタディスクリプション自体に検索順位を上げる要素はないということです。
メタディスクリプションを設定する目的は、読者が思わずクリックしたくなるように促すことです。
たとえば、メタディスクリプションにつぎのような内容が含まれていたらどうでしょう?
読者は、興味をそそられてクリックするきっかけになりますよね。
メタディスクリプションがあれば、タイトルだけではわからない情報を得られるので、読者の背中をひと押しできます。
多くの読者にクリックされれば、読者の満足度を満たす記事になり、結果的にSEOに良い影響をもたらします。
検索エンジンに伝えるため
検索エンジンが記事の情報を理解しやすくなる
メタディスクリプションは、記事の内容を検索エンジンに伝える役割を果たします。
それぞれの記事に応じたメタディスクリプションを設置すれば、記事の情報を適切に伝えられるため、キーワードと関連する内容であると検索エンジンに認識されやすくなります。
それにより、検索上位を獲得しやすくなり、またアクセスアップにもつながり、よりSEO効果が高まります。
検索エンジンに伝わるキーワードの入れ方は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
SEOキーワードの正しい入れ方!検索上位を獲得する効果的な方法
では、メタディスクリプションの必要性を理解できたら、効果的な書き方を見てみましょう。
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メタディスクリプションの効果的な書き方10ポイント
メタディスクリプションの効果的な書き方は、つぎの10個のポイントがあります。
上位表示したいキーワードを入れる
「探している情報はここにあるよ!」と読者にアピールしよう!
メタディスクリプションには、上位表示したいキーワードを必ず入れましょう。
くり返しになりますが、検索キーワードと一致している語句が入っていると、その文字が太字なって強調されます。
読者の目に留まりやすくなるので「あなたの知りたい情報はここですよ!」と効果的にアピールできます。
キーワードは50文字よりも前に入れる
文章の前半に「キーワード」や「重要な情報」を入れよう!
「キーワード」や「アピールしたい語句」などの重要な情報は、メタディスクリプションの文頭付近に盛り込みましょう。
なぜなら、スマートフォンの検索結果では、表示される文字数が限られているため、途中から省略されることがあるからです。
省略されても伝えたい情報がきちんと届くよう、キーワードを早めに登場させて読者の興味を惹きつけましょう。
これからスマートフォンで検索する人がどんどん増えるため、スマートフォンでの表示を意識しましょう
100文字前後に納める
パソコンの表示画面でも省略されないように最大110文字までにしよう!
メタディスクリプションは、100文字前後に納めましょう。
具体的には、結論をはじめに伝えて「キーワード」や「クリックを促す言葉」を前半に盛り込みます。
残りの後半部分には、スマートフォンで省略されても意味が伝わる内容や補足的な説明を盛り込みます。
表示される文字数は変動しますが、最大110文字を目安に記述しましょう。
とくに、メタディスクリプションの前半にキーワードがあると、1行目に太文字が表示され、読者の目に留まりやすくなります。
「あ!これ読みたい」と思えるよう、読者と同じ目線に立って心を掴む文章にしましょう。
同じキーワードは2つまでにする
キ-ワードを詰め込み過ぎないようにしよう!
メタディスクリプションを書くときは、キーワードを詰め込み過ぎないようにしましょう。
加えて、同じキーワードを2つまでに留めることも重要です。
◆ キーワード「SEO対策」 ×:SEO対策、SEO、上位表示、Google検索、対策 ×:SEO初心者に向けてSEO対策やSEO、検索結果の上位表示の対策方法やGoogle検索について解説しています
キーワードを詰め込み過ぎると、検索エンジンに適切ではない記事だと判断されます。
読者にとっても、不自然な文章になるので読みにくく感じますよね。
同じキーワードは最大でも2つまでに心がけ、多用しないようにしましょう。
読む価値を具体的に伝える
記事を読むとどうなるのか読む利益を具体的に伝えよう!
メタディスクリプションを設定する目的は、ひとりでも多くの人に関心を持ってもらうことです。
できる限り記事の魅力が伝わるよう、ただ要約するだけでなく、読む価値を伝えましょう。
だれの何の悩みを解決できるのか、数字や内容をしめして読む価値(=ベネフィット)を伝えましょう。
書き方のポイントは、うしろの項目で例文とあわせて説明しますね
記事の内容に合致した文章にする
記事のテーマや要点を正確に伝えよう!
メタディスクリプションには、記事の内容を適切に反映する文章を設定しましょう。
誤った情報が含まれると、記事の内容とメタディスクリプションの内容が食い違い、期待に反していると感じられ、読者の信頼を失います。
メタディスクリプションは、読者にとって内容を理解する重要な手がかりになります。
記事のテーマや要点を明確に伝え、正確に要約した文章にしましょう。
全文を書いたのちに文章を考えると、記事の内容と一致したメタディスクリプションを作成できますよ。
誰に向けた記事なのか明確にする
読者の悩みや関心に合わせた文章にしよう!
メタディスクリプションを書くときは、だれに向けた記事なのかを明確にしめしましょう。
読者が抱える悩みや興味関心に寄りそい「この記事はあなたの悩みを解決できますよ」とはっきり伝えることが重要です。
たとえば、ダイエットの記事であれば、痩せたいと悩んでいる読者に向けて、簡単で効果的なダイエット方法を紹介していることをしめすと、読者の注意を引き、自然とクリックされる確率が上がります。
◆ メタディスクリプションの例文 この記事は、忙しい現代人でも簡単にできるダイエット方法を紹介しています。短期間で理想の体型に近づきたい方にぜひ試していただきたいです。
読者の興味関心に合わせたメタディスクリプションを書くことで、クリックなどのつぎの行動を促せ、スムーズに本文に導けます。
短く簡潔にまとめる
長くても110文字前後にまとめよう!
メタディスクリプションを作成するときは、短く簡潔にまとめることを意識しましょう。
長すぎる文章は、たとえ内容が優れていても敬遠されてしまいます。
読者は、最初に記事全体の雰囲気や大まかな内容を見て判断します。
記事の内容を簡潔に伝えるメタディスクリプションでなければ、読者は興味を失って別の記事に移ってしまうでしょう。
「これを読めば有益な情報を得られる!」とひと目で興味を持てる文章にすることが重要です。
記事の内容をコピペしない
記事の内容を反映した文章にしよう!
メタディスクリプションは、記事の内容をコピー&ペーストしないようにしましょう。
なぜなら、記事の内容を要約した説明文なので、それぞれの記事を反映した文章になる必要があるからです。
ただし、記事に書かれていないことを記述するのはNGです。
メタディスクリプションと記事の内容の整合性を保ち、記事の魅力が伝わる文章にしましょう。
記事ごとに設定する
ほかの記事と重複しない内容にしよう!
メタディスクリプションは、それぞれの記事ごとに設定しましょう。
記事の概要を伝える説明文なので、すべての記事が同じ内容になることはありません。
複数の記事で同じメタディスクリプションが設置されていると、読者は戸惑い混乱しますよね。
もちろん、検索エンジンにとっても理解が困難になります。
メタディスクリプションを設置するときは、ほかの記事と重複しないよう、それぞれの記事を正確に説明した文章を書きましょう。
メタディスクリプションの書き方と例文
クリック率を上げるメタディスクリプションのポイントは3つあります。
上の3つを盛り込んで、記事の内容がわかる説明文にしましょう。
もちろん、3つのポイントは、キーワードに合わせて順番を変えても構いません。
「キーワード」や「伝えたい情報」を前半に入れることを意識して、簡潔に記事の内容を伝えましょう。
では、具体的に「悩みを解決する記事の例文」と「商品を紹介する記事の例文」を見てみましょう。
商品を紹介する記事の例文
◆ キーワード「Webライター おすすめ 本」 Webライター初心者におすすめの本を10冊紹介しています。文章力を磨く本やSEOライティングが身につく本、Webライターの仕事術を学べる本など目的にあわせて解説しています。これからWebライターを始める方、スキルアップしたい方は必見です。(110文字)
上の例文は、3つのポイントを「②解決策」→「③読む価値」→「➀問題提起」の順番に書いたメタディスクリプションです。
「➀問題提起:だれに向けての記事なのかを伝える」ときは、つぎのフレーズを用いるといいですよ。
悩みや願望に寄りそうフレーズなので、読者に共感と親近感をあたえます。
悩みを解決する記事の例文
◆ キーワード「ダイエット 1週間 方法」 1週間のダイエットで体重を落とすことは可能です。それには適切な食事方法が必要です。この記事では、医師監修のもと確実に体重を落とす方法を3つ紹介しています。短期間で痩せるなんて無理と諦めている方は、ぜひチェックしてください。(111文字)
上の例文は、3つのポイントを「③読む価値」→「②解決策」→「➀問題提起」の順番に書いたメタディスクリプションです。
「③読む価値:記事を読むとどうなるのか読む価値を伝える」ときは、つぎのフレーズがすすめです。
悩みや願望を解決でき、理想の行動を行えるようになることを伝えると、読者の期待感も高まります。
なお、書きだしのパターンがいつも同じ文章は、読者も書き手も飽きてしまいます。
書き方に慣れてきたら、3つのポイントをシャッフルして書きだしを工夫しましょう。
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メタディスクリプションを設定する3つの方法
メタディスクリプションを設定する方法を3つ紹介しますね。
HTMLに書き込む
HTMLコードに書き込んで設定する方法は、つぎのように行います。
<head>タグ内に、metaタグを追加します。
<head>
<meta name="description" content="ここにメタディスクリプションを記述します">
</head>
つぎのように記述することができます。
<head>
<meta name="description" content="この記事では、SEO対策の基本的なポイントを解説しています。キーワードの選び方やメタディスクリプションの書き方など、初心者でもわかりやすく説明しています。">
</head>
WordPressテーマの機能で設定する
メタディスクリプションは、Wordpressテーマの機能を用いて設定できます。
記事を作成する投稿ページの下に、メタディスクリプションを入力できる項目があります。
上の画像がしめすように、枠の中に記事の説明文を入力しましょう。
WordPressのプラグインで設定する
WordPressにメタディスクリプションを設定する機能がなければ、プラグインを用いる方法もあります。
プラグインとは、機能を追加するツールのことです。
「All in One SEO」のプラグインを導入すると、上と同じように、記事作成ページでメタディスクリプションを設定できます。
ただし、Wordpressテーマの機能で設定できるならプラグインは不要です。
両方を用いると機能が重複し、検索エンジンに正しく情報が伝わりません。
プラグインを導入するときは、WordPressテーマで設定できないときのみにしましょう。
なお、初心者におすすめのWordpressテーマは、下の記事で解説しています。
プラグインを導入しなくても、メタディスクリプションを設定できる有能なWordpressテーマを厳選しています。
まだ、Wordpressテーマを導入していない場合は、ぜひあわせてご覧くださいね。
くわしく知りたい
初心者におすすめのWordpressテーマ有料5選・無料1選!
おさらい:メタディスクリプションの書き方10ポイント
メタディスクリプションは、記事の概要を伝える文章です。
メタディスクリプションを効果的に活用すれば、検索結果でのクリック率を大幅にアップできます。
だれの何を解決できるのか、読者の読む利益(=ベネフィット)をしめして、興味を惹くメタディスクリプションにしましょう。
参考書籍
『10年つかえるSEOの基本』
『これだけやれば集客できるはじめてのSEO』
『SEOに強い Webライティング』
また、多くの読者にクリックしてもらうには、タイトルや見出しの付け方を理解することも役立ちます。
下の記事では、SEOに強い記事にするポイントを解説していますので、あわせてご覧くださいね。
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おしまいに
実は、メタディスクリプションは、タイトルよりもクリック率に大きな影響をあたえる可能性があります。
人間の視線の動きを分析すると「読者は記事のタイトルよりも説明文のほうをじっくり読んでいる」という調査結果が出ています。
参考:『SEOの真実!検索結果のクリック率向上にはmeta descriptionがとても重要』(Ferret)
メタディスクリプションを魅力的な説明文にすれば、クリック率が1%~数%上昇します。
クリック率が数%上がるだけで長期的なアクセスを激増させられるので、今回のポイントを押さえて、ぜひ効果的なメタディスクリプションにしましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前