きょうは、アンカーテキストの書き方について綴ってまいります。
- 「アンカーテキストって何?」
- 「SEOに効果的なアンカーテキストの書き方ってあるの?」
- 「アンカーテキストで注意すべき点を知りたい!」
アンカーテキストを設定するときに、このような疑問を抱くこともあると思います。
アンカーテキストとは、リンクを表示したときに下線つきで表示される文字列のことです。
アンカーテキストを適切に設定することで、SEOに良い影響をあたえます。
そこで今回の日記では、SEOの効果を上げる書き方のポイントや注意点を解説します。
今までなんとなく設置していた方は、クリック率や検索順位の上昇に効果があるので、ぜひ実践してみてくださいね。
図解を用いたわかりやすい解説なので、SEO初心者の方は一緒に学びましょう
「SEO」や「検索エンジン」の意味がわからない場合は「SEO対策とは?上位表示のやり方を初心者にわかりやすく解説!」をご覧くださいね。
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アンカーテキストとは?
アンカーテキストとは、文章中に設置されたリンクの内容をあらわすテキストのことです。
読者がクリックすることで、リンク先のページへ移動します。
また、検索エンジンもアンカーテキストを確認し、リンク先にどのような情報が書かれているのかを判断します。
上の画像のように、アンカーテキストを適切に設定することで、読者はリンク先のページに簡単にアクセスでき、検索エンジンはサイトの構造を理解しやすくなるため、SEO対策に良い効果をもたらします。
アンカーテキストの役割
アンカーテキストの役割は、読者と検索エンジンにリンク先の内容を伝えることです。
読者にリンク先の内容を伝える
適切に設定されたアンカーテキストは、サイト全体の使いやすさを向上させる効果があります。
なぜなら、読者はリンク先の内容を推測して、自分にとって興味のある記事やページを選んでアクセスできるからです。
そのため、読者がその記事へアクセスしたくなるような、わかりやすい文字列にすることが大切です。
検索エンジンにリンク先の内容を伝える
検索エンジンのロボットは、リンク元とリンク先の内容を認識し、それぞれの関係性を把握します。
たとえば「SEO対策3つの方法」というアンカーテキストであれば、リンク先の記事も「SEO対策3つの方法」に関する内容にする必要があります。
逆に言えば「こちら」や「続きを読む」といったアンカーテキストでは、検索エンジンはリンク先の内容をまったく理解できないということです。
つまり、アンカーテキストと記事の内容が一致していれば、検索エンジンにとって判断しやすくなり、結果的にSEOに良い効果をもたらすことになります。
アンカーテキストを設定するときは、検索エンジンに対しても、リンクの内容を理解できる文字列にしましょう。
「検索エンジン」や「検索順位の仕組み」について知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
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SEOに有効なアンカーテキストの書き方5つのポイント
では、さっそくSEOに有効なアンカーテキストの書き方を5つ見てみましょう。
リンク先の内容がわかる文章にする
簡潔に伝わる文章にしよう!
アンカーテキストは、リンク先の内容がわかる文章にしましょう。
たとえば、初心者にSEOツールを紹介するリンクを設置するとしましょう。
◆ アンカーテキストの具体例 初心者必見!おすすめのSEOツール5つを厳選して紹介! 初心者におすすめのSEOツール5選はこちらを見てください
上のように、シンプルなフレーズや意味をなす言葉を設定しましょう。
アンカーテキストは、読者にとって常に「わかりやすい案内役」でなければなりません。
「この記事を見てください」「~についてはこちら」「ここをクリック」のような意味のない言葉ではなく、具体的な内容にすることが大切です。
読者のクリックしやすさに配慮して、リンク先の内容が簡潔に伝わる文章にしましょう。
検索キーワードを入れる
必ず検索キーワードを盛り込んだフレーズにしよう!
アンカーテキストには、検索結果に上位表示させたい検索キーワードを入れましょう。
検索キーワードをアンカーテキストに入れると、検索エンジンに情報を正しく伝えられます。
先ほどの例を見てみましょう。
初心者必見!おすすめのSEOツール5つを厳選して紹介! 初心者におすすめのSEOツール5選はこちらから見てください
上のアンカーテキストは「初心者 おすすめ SEOツール」の検索キーワードを含んでいます。
例文のように、必ず検索キーワードを盛り込んだフレーズにしてアンカーテキストを設置しましょう。
クリックしたくなる文章にする
読者の「知りたい!」欲求を刺激しよう!
リンクを設定しても、読者にクリックされなければ意味がありませんよね。
アンカーテキストは、読者の「知りたい!」欲求を刺激することも重要です。
とくに「商品購入ページ」に飛ぶリンクや「サービス申込」に飛ぶリンクを設置するときは、読みたくなるフレーズを心がけましょう。
具体例を見てみましょう。
肌年齢の悩みがこんな短時間で!?驚きの効果と方法を知りたい方はこちら
上のように、続きが気になる言葉を入れてクリックを促す文章にすれば、クリック率が上がりSEOに良い影響をあたえます。
読者の欲求を上手に刺激して、思わずクリックしたくなる効果的なアンカーテキストにしましょう。
関連性の高い記事をリンクに貼る
深く関わりのある記事をリンクにしよう!
「読んでいる記事の内容」と「リンク先の内容」がまったく関連のない記事の場合、読者も検索エンジンも混乱してしまいます。
とくに、検索エンジンは関連性の低いページへのリンクを嫌うため、注意が必要です。
アンカーテキストを設定するときは、その記事と深く関わりのある、結びつきのある記事をリンクに設置しましょう。
サイト内に正しくリンクを貼る方法は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
内部リンクとは?SEOに効果的な貼り方・設置場所を解説!
画像リンクにalt属性を記述する
忘れずにalt属性(代替テキスト)を記述しよう!
画像をリンクとして使用する場合は、alt属性を記述します。
alt属性とは、画像が読み込まれないときに表示される代替テキスト、つまり画像の説明文のことです。
これにより、画像が表示されないときでも、読者は画像の内容を知ることができます。
検索エンジンにとっても、何に関連している画像なのかを理解できるため、SEO効果を高めることができます。
そのため、バナーなど画像を用いてリンクを貼るときは、alt属性(代替テキスト)を記述しましょう。
<img src=“画像のパス” alt=“この部分にアンカーテキストを入力”/>
WordPressで設定する場合は、下の画像がしめす「代替テキスト」の欄にアンカーテキストを入力します。
alt属性(代替テキスト)を設定することで、その文字列がアンカーテキストと同じ役割を果たします。
適切なアンカーテキストを設置する7つの注意点
続いて、アンカーテキストを設置するときの注意点を7つ見てみましょう。
過剰にリンクを貼らない
適切な個所に適切な数のリンクを貼ろう!
適切な箇所にリンクを貼ることは、SEOに良い効果をもたらしますが、不自然なほどリンクを貼りすぎると、検索エンジンに不適切な記事だと判断されます。
加えて、記事の内容と関係ないリンクがいくらあっても、読者は読みたいと思いません。
また参考になるからと、ひとつの記事に同じリンクを過剰に貼ることも控えましょう。
URLをそのまま記述しない
意味をなす言葉やフレーズを入力しよう!
アンカーテキストを設定するときに、記事のURLをそのまま使用するのは止めましょう。
記事のURLをそのまま見せられても、読者は、それだけではリンク先の内容を把握できません。
リンク先の内容をすぐに理解できるよう、アンカーテキストには、検索キーワードを含めて意味をなす言葉を入れましょう。
キーワードを詰め込み過ぎない
自然な文章になるようにキーワードを入れよう!
アンカーテキストにキーワードを詰め込み過ぎると、不自然な文章になり、読者に読みにくい印象をあたえます。
また、キーワードを並べただけのアンカーテキストも違和感をあたえます。
検索エンジンに対しても、過剰なキーワードを入れたアンカーテキストは悪い印象をあたえ、検索結果に悪影響を及ぼす恐れがあります。
検索キーワードは詰め込み過ぎず、自然な文章になるように設定しましょう。
リンク先が非公開ではないか確認する
公開されていることを確認してリンクを設置しよう!
リンク先の記事やページが非公開になっているなど、閲覧できない状態の場合、読者は記事から離れてしまします。
自分のサイト内だけでなく、外部のサイトのリンクを設置するときも、必ず公開されていることを確認してリンクを貼りましょう。
リンク先と無関係の文章にしない
リンク先の内容を具体的にあらわす文章にしよう!
アンカーテキストには、リンク先の内容と関連しない文章は記述しないようにしましょう。
たとえば、つぎのようなフレーズは控えましょう。
上のようなアンカーテキストは、読者にとってリンク先の内容を予測しにくく、何が書かれているページなのかわかりにくくなります。
検索エンジンも、これらのアンカーテキストを見てリンク先を判断するため、正しく認識できません。
リンク先の内容を具体的に表すフレーズを使用して、読者にも検索エンジンにも適切に把握できるアンカーテキストにしましょう。
長すぎる文章にしない
20字から40字以内に短くまとめよう!
アンカーテキストは、20字から40字に短くまとめ、長いすぎない文章にしましょう。
アンカーテキストが長すぎると、読みにくくなり、意図しない場所をクリックする可能性があります。
さらに、テキストの量が多すぎると、リンクの読み込み速度が遅くなり、読者のストレスにつながります。
アンカーテキストを設置するときは、適切な長さに調節し、必要な情報を簡潔にまとめることを心がけましょう。
低品質なサイトに飛ぶリンクを貼らない
信頼できるWebサイトかどうかを確認しよう!
低品質なサイトへアクセスするリンクを貼らないように注意しましょう。
とくに外部のサイトのリンクを貼るときは、リンク先の品質をよく確認することが重要です。
なぜなら、あなたのサイトの信頼を損なう可能性があり、サイトに訪れた読者にとっても、信頼性の低い低品質な情報へ誘導されることになるからです。
検索エンジンは、リンクの質を重視しているため、検索順位に悪影響を及ぼす可能性があります。
外部のリンクを設置するときは注意を払い、信頼できるWebサイトかどうかを見極めましょう。
外部リンクについて知りたい場合は、下の記事をご参考ください。
くわしく知りたい
被リンクとは?SEO効果を高める良質なリンクの増やし方【初心者必見】
なお、注意喚起なので、どうしてもリンクを貼る必要があるときは「nofollow属性」を使用することもできます。
<a href=”リンク先のアドレス” rel=”nofollow”>この部分にアンカーテキストを入力</a>
nofollow属性をリンクに追加することで、検索エンジンによる評価の影響を受けないように対策できます。
WordPressサイトで「nofollow属性」を設定する方法は、テーマによって異なりますが、リンクの設定画面で行えます。
Cocoonの場合は、管理画面「Cocoon設定」→「本文」→「外部リンク設定」→「フォロータイプ」→「フォローしない(nofollow)」ですべての外部リンクに対してnofollow属性を設定できます。
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おさらい:SEOに有効なアンカーテキストの書き方
アンカーテキストは、読者のクリック率や検索順位に影響をあたえるため、キーワードを含めた簡潔でわかりやすい文章を設定しましょう。
読みたくなるアンカーテキストは、訪れた読者に「ほかの記事もおもしろそうだな!」と感じさせ、サイト内に留まる時間をグンと上げることができます。
検索順位にもプラスの影響が起こるので、ぜひ今回の内容を実践してみてくださいね。
また、読みたくなるアンカーテキストにするには、記事タイトルの付け方を意識することも重要です。
下の記事では、SEOに効果的な記事タイトルの付け方を解説していますので、あわせてご参考ください。
おしまいに
同じアンカーテキストが設定されたリンクが複数あっても、SEOに悪影響を及ぼすことはないので安心してくださいね。
また「ひとつの記事にアンカーテキストを10%以内に納めるのが良い」といった情報も気にしないようにしましょう。
もちろん過剰すぎるリンクやアンカーテキストの設置は、不適切な記事と判断されます。
重要なのは、そのリンクがあることで、読者にいかに大きな価値を届けられるかということです。
読者を重きにおいて、適切な個所に関連性の高いリンクを設置しましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前