きょうは、ホールパート法について綴ってまいります。
- 「何を伝えたいのかわからない文章になってしまう」
- 「長々とした文章で筋が見えない…」
このように感じていませんか?
ホールパート法を使うと、だれでも話の内容をわかりやすく伝えられます。
とくに、伝えたい情報が複数あるときに使うと効果を発揮します。
今回の日記では、ホールパート法の使い方やポイントを解説します。
シンプルな構成で書きやすい文章なので、ぜひ参考にしてご活用くださいね。
プロフィールや商品紹介記事、ハウツー記事など、幅広く使えますよ
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ホールパート法とは?わかりやすく伝える文章術
ホールパート法は、内容をわかりやすく伝える文章術です。
はじめに話の全体像を伝えて、それについてくわしい内容を説明し、最後にもう一度、全体像を伝える文章構成です。
くわしい中身を見てみましょう。
◆ 全体像
ホールパート法について説明します
ホールパート法のメリットは3つあります
◆ 部分
1つ目のメリットは、~です
2つ目のメリットは、~です
3つ目のメリットは、~です
◆ 全体像
このように、ホールパート法には3つのメリットがあります
わかりやすく伝えるコツは、全体を構成する要素を「数」でしめすことです。
上の例文のように、全体像を伝えた後に、これから伝える内容を「数」でしめします。
はじめに数をしめすことで、読者は大まかな内容と量を把握できるため、安心して理解に集中できます。
ほかにも、ホールパート法には多くのメリットがあります。
つぎの項目で、くわしく見てみましょう。
ホールパート法3つのメリット
ホールパート法を使うメリットは3つあります。
書き手が内容を整理しやすい
頭の中で伝える内容を整理できる
ホールパート法を用いて文章を構成すると、全体像や情報量、結論やそれに関する説明など、頭の中で伝える内容を整理できます。
それにより、読者にわかりやすく伝えられます。
これは、つぎの2つにもつながるメリットであり、書き手が内容を事前に整理することで生じるメリットです。
必要な情報や要点のみを伝えられる
事前に必要な情報を整理できる
ホールパート法を用いると、準備段階で内容を整理できるため、必要な要点のみを伝えられます。
あらかじめ結論に結びつかない不要な情報を省けるので、簡潔で無駄のない文章になります。
端的な内容でわかりやすく伝わるため、読者は、短時間で内容を理解できます。
読者が内容を理解しやすい
はじめと終わりに要点を把握できる
ホールパート法は、はじめと終わりに全体の要点を伝えるため、読者は内容を深く理解できます。
読者は、はじめに全体像を把握し、大筋を掴んだうえで内容を読みすすめることができます。
これにより、集中して文章を読むことができ、意味を捉えやすくなります。
そのうえで、最後にもう一度、要点を確認できるため、記憶に残りやすく、より理解を深められます。
このように、ホールパート法は、書き手にとっても読者にとってもメリットを得られる、シンプルで扱いやすい文章です。
では、どのようなときにホールパート法を使えばいいのでしょう?
つぎは、有効に使える活用場面を見てみましょう。
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ホールパート法の活用場面
ホールパート法を活用する場面は、簡潔な内容でシンプルに伝えたいときや、要点をかいつまんで伝えたいときに有効です。
とくに、伝える内容に複数の情報や要点があり、その一つひとつに説明すべき内容があるときに効果的です。
具体的には、つぎのような文章です。
上に挙げた文章にホールパート法を用いると、伝えたいメッセージやセールスポイントを明確に伝えられ、読者に強く印象づけられます。
また、文章に限らず、ビジネスや日常生活にも幅広く応用できます。
たとえば、企画書や報告書、プレゼンテーションなどに用いると、主張や提案をわかりやすく伝えられ、相手をうまく説得できます。
実際に、ホールパート法の例文を見てみましょう。
ホールパート法の例文
「提案するときにホールパート法をおすすめする理由」を題材に例文を紹介しますね。
◆ 全体像:Whole 提案するときに、ホールパート法を用いることをおすすめします おすすめする理由は3つあります ・1つ目の理由は、書き手が文章の内容を整理できるから ・2つ目の理由は、必要な情報や要点のみを伝えられるから ・3つ目の理由は、読み手の理解が深まるから 一つひとつ、理由をくわしく解説します ◆ 部分:Part 1つ目の理由は、書き手が文章の内容を整理できるからです ホールパート法を意識して文章を組み立てると、結論やくわしい説明、情報を整理して書けます 2つ目の理由は、必要な情報や要点のみを伝えられるからです ホールパート法を用いると、事前に内容を整理できるため、不要な情報を省くことができます 必要な情報と要点のみを伝えられるので、簡潔で無駄のない文章になり、短時間で内容を理解できます 3つ目の理由は、読み手の理解が深まるからです はじめと終わりに要点を伝えるため、読み手の理解が深まります 読み手は、はじめに要点を把握し、大筋をつかんだうえで読むことができるので理解に集中できます そのうえで、最後にもう一度、要点を伝えるため、記憶に残りやすくより理解が深まります ◆ 全体像:Whole これら3つの理由から、ホールパート法は書き手と読み手の双方にメリットのある、伝わりやすい書き方なのでとてもおすすめです
上の例文からもわかるように、ホールパート法はシンプルな構成でとても身につけやすいので、初心者や文章に苦手意識のある方でも簡単に書けます。
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ホールパート法の意識すべき3つのポイント
ホールパート法を用いて文章を書くときは、3つのポイントを意識する必要があります。
事前に要点を整理する
必要な情報や要点を明確にしよう!
ホールパート法のメリットは、要点を簡潔に伝えられることです。
そのため、事前に伝える内容を整理して、要点をわかりやすくまとめる必要があります。
複数の情報を取捨選択し、必要な情報や重要な要点を明確にしましょう。
その結果、端的な文章になり、わかりやすく伝えられます。
伝えたいことが何ひとつ伝わらない文章にしないためにも、事前の整理はとくに意識することがポイントですよ。
伝えたい要点を最後にくり返す
最後にもう一度要点を強調しよう!
ホールパート法は、はじめと終わりに要点をくり返すことで、伝えたいことを印象づける効果があります。
読者に強く印象づけるためにも、最後にもう一度、要点を強調してくり返すことが重要です。
印象の弱い要点にしてしまうと、伝えたいことがぼやけてしまい、理解されにくい文章になります。
最後に文章をまとめるときは、とくに要点を強調するよう心がけましょう。
要点や全体像から伝える癖をつける
はじめに結論を伝える習慣をつけよう!
ホールパート法を効果的に活用するには、日ごろから、はじめに結論を伝えることが大切です。
日常会話やメールの文章など、はじめに全体像や要点から伝える習慣を癖づけましょう。
相手にわかりやすく伝わり、簡潔に内容を伝える技術が身につきますよ。
ホールパート法・SDS法・PREP法の特徴と使い分け方
ホールパート法に似た文章術に、SDS法とPREP法があります。
どちらも、Webライティングにおすすめの伝わりやすい文章術です。
SDS法
SDS法は、はじめに全体の要点や概要を伝える文章術なので、結論をわかりやすく早く伝えられます。
商品紹介や説明をする記事、ニュースなどを伝えるときに有効です。
ホールパート法
ホールパート法は、結論に結びつく内容が複数ある場合に、情報を整理してわかりやすく伝えられます。
紹介記事や提案する記事、ブログ記事やプレゼンテーションなど、企画や提案をするときに有効です。
PREP法
PREP法は、論理的に展開して内容を説明する構成なので、簡潔な文章で相手を説得できます。
提案や説得が必要な文章やプレゼンテーションなど、説得や行動を促すときに有効です。
それぞれの文章術は、単体のみでも効果を発揮しますが、組み合わせることでさらに理解しやすい文章になります。
どれもシンプルな構成なので、内容にあわせて組み合わせて使いましょう。
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おさらい:ホールパート法の書き方
ホールパート法は、全体像(Whole)を伝えたあとに、話の内容を(Part)説明する文章構成です。
シンプルな文章術で身につけやすく、文章に苦手意識のある方でも簡単に書けます。
◆ 全体像 わたしは、桜が大好きです 好きな理由は3つあります ◆ 部分 1つ目の理由は、神様が宿るからです 2つ目の理由は、儚いからです 3つ目の理由は、凛とした姿に憧れるからです ◆ 全体像 このような理由から私は桜が大好きです
ホールパート法は、文章に限らず、報告やプレゼンテーションなど、ビジネスや日常会話にも幅広く活用できます。
自己紹介や提案をするときなどに使えて重宝するので、ぜひ、あらゆる場面にご活用くださいね。
また、ホールパート法をマスターしたら、ほかの書き方を身につけることもおすすめです。
下の記事では、Webライティングに必須の書き方を紹介していますので、あわせてご覧くださいね。
おしまいに
ひとつの書き方を身につけると、ほかの文章も簡単に書けるようになります。
ホールパート法は「箇条書き」や「まとめ文章」にも応用しやすいので、取り入れると非常に便利ですよ。
ぜひ実践してみてくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前