漢字とひらがなの使い分け!迷ったときのポイントとルール【一覧つき】

正しい文法の使い方
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きょうは、漢字とひらがなの使い分けについて綴ってまいります。

文章を書くときに「漢字で書く」のか「ひらがなで書く」のか迷うことはありませんか?

読みやすい文章は「漢字3割:ひらがな7割」が望ましいとされています。

しかし、実際に書きはじめると、どちらの表記で書くべきか判断に困りますよね。

ひとつの文章に漢字とひらがなが混在していると、読者に読みにくいと感じさせます。

そこで今回の日記では、漢字とひらがなの使い分けをわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 使い分けの7つのポイント
  • 使い分けに迷ったときのルール
  • 漢字とひらがなの一覧表

漢字とひらがなを使い分けると、文章は圧倒的に読みやすくなります。

桜御前
桜御前

使い分けの一覧表もありますので、初心者の方は、ぜひ参考にして実践してみてくださいね

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漢字とひらがなの使い分け「漢字3割:ひらがな7割」

漢字・ひらがな・カタカナのバランスが取れた文章は、読者にストレスをあたえない見やすい文章になります。

具体的には「漢字3割:ひらがな7割」を意識すると読みやすい文章になります。

漢字3割:ひらがな7割(含:カタカナ0~1割)

漢字とひらがなの割合が 3:7 の文章を比べてみましょう。

◆ 漢字:49%

文章を書く時に、漢字と平仮名の割合は非常に重要です
割合を意識することで、見た目に読み易い文章になります 
◆ 漢字:28%

文章を書くときに、漢字とひらがなの割合はとても重要です
バランスを意識することで、見た目に読みやすい文章になります

下の例文「漢字:28%」のほうが、文字を目で追いやすいですよね。

一方、上の例文「漢字:49%」は、堅苦しい印象をあたえて読みにくさを感じさせます。

漢字で表現できる言葉をひらがなで表記することを「漢字をひらく開く)」といいます。

その逆に、漢字で表記することを「漢字をとじる閉じる)」といいます。

文字を数えて確認するのは大変なので、文章全体の白と黒のバランスを感覚的に覚えて使い分けましょう

漢字の割合を確認する無料ツール「漢字使用率チェッカー」を利用するのもおすすめです。

とくに、漢字とひらがなの使い分けは、表記ゆれが起きやすいので、ルールを決めておくことが大切です。

なお、下の記事では漢字・ひらがな・カタカナが文章にあたえる印象を解説しています。

伝わりやすい文章になりますので、ぜひあわせてご参考くださいね。

くわしく知りたい
カタカナ表記のあたえる印象と効果!4つの使い方と表記ゆれを解説

漢字とひらがなを使い分ける7つのポイント

では、どのようにすれば、漢字とひらがなのバランスが取れた文章になるのでしょう?

漢字とひらがなを使い分けるポイントは7つあります。

漢字とひらがなを使い分け
  1. 常用漢字ではない言葉はひらがなで書く
  2. 形式名詞はひらがなで書く
  3. 補助動詞はひらがなで書く
  4. 接続詞はひらがなで書く
  5. 副詞はひらがなで書く
  6. 副助詞はひらがなで書く
  7. 一部の動詞・形容詞はひらがなで書く

常用漢字ではない言葉はひらがなで書く

常用漢字とは、1981年に内閣告示「常用漢字表」にしめされた日本語の漢字のことです。

法令、公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活で使用したほうがよい漢字として表示されました。

どちらの表記にするか迷ったときは、常用漢字表が判断材料の目安になります。

たとえば「飴」「薔薇」「繋ぐ」「揃う」は常用漢字ではないので、ひらがなで表記することが一般的です。

ただし、人名や地名などの固有名詞、一般によく使われる漢字、ひらがなにすると読みにくい漢字は、常用外漢字であっても、ふりがなを振って対応することもあります。

そのほかの常用漢字については、後ろの見出し「漢字の当て字に気をつけよう!」でくわしく解説しますね。

形式名詞はひらがなで書く

形式名詞とは「こと・もの・とき・ところ」など、実質的な意味がない名詞のことです。

「こと・もの・とき・ところ」などの形式名詞は、漢字ではなく、ひらがなのほうが読みやすくなります。  

漢字にひらくべき形式名詞の一覧を見てみましょう。

ひらがな漢字
あいだ
うえ
うち
こと
たび
とおり通り
とき
ところ
など
のようの様
ふし
ほう
もの
よい良い
わけ

「こと」「ほう」「とおり」は形式名詞なので、ひらがなで書きます。

彼女は本を読むことが好きだ

彼女より弟のほうが読書家です

予報のとおり晴れてきた

同じ「こと」「ほう」「とおり」でも、実質的な意味を持つ名詞(実質名詞)は漢字で書きます。

の成り行きにまかせる

声のするを見た

駅の通りにおいしいパン屋さんがある

上のように「事」には出来事「方」には方向「通り」には道という実質的な意味があります。

「上下」「方角」「道」「事柄」と実際に意味をあらわす実質名詞なので漢字で表記します。

補助動詞はひらがなで書く

「持ってくる」「進んでいく」「伝えておく」のように本来の意味が失われている、補助として使う動詞のことを補助動詞といいます。

補助動詞は使用頻度が多く、漢字表記にすると文字の「黒さ」が多くなり、読みにくくなります。

ひらがなで書くほうが読みやすくなります。

漢字にひらくべき補助動詞を挙げます。

ひらがな漢字
いく行く
おく置く
くる来る
みる見る
いたします致します
いただく頂く
ください下さい

「いく」「くる」「みる」は補助動詞なので、ひらがなで書きます。

形を変えて進化していくものだ

家まで送ってくるね

言われてみると心当たりがある

同じ「いく」「くる」「みる」でも、つぎの例文のように本来の意味をあらわす言葉は漢字にします。

花見へ行く

遊びに来る

星を見る

荷物を置く

接続詞はひらがなで書く

文と文をつなぐ接続詞も、読みやすくするために、ひらがなで書きます。

接続詞を漢字にすると漢字が連続するため、読みにくくなります。

また、漢字の割合も大きくなるため、堅い印象をあたえます。

漢字にひらくべき接続詞を見てみましょう。

ひらがな漢字
あるいは或いは
あわせて併せて
かつ且つ
さらに更に
しかし然し
したがって従って
そのためその為
ただし但し
ついては就いては
なお
なぜなら何故なら
また
ゆえに故に
よって因って

「したがって」「そのうえ」は接続詞なので、ひらがなで書きます。

したがって、本日は休講です

勉強も、そのうえスポーツも万能だ

つぎの例文のように、名詞や動詞として本来の意味をあらわす言葉は漢字にします。

彼の言葉に従って旅立った

その上には乗らないでね 

ただし、公用文の場合、内閣府の常用漢字表に記載されている接続詞は、漢字で書くことが推奨されています。

ひらがな漢字
および及び
ならびに並びに
または又は
もしくは若しくは

副詞はひらがなで書く

副詞や副詞的に使う連体詞・形容動詞は、ひらがなで書きましょう。

副詞は、おもに動詞や形容詞、ほかの副詞を修飾してくわしく説明する役割を持ちます。

「全く」「様々な」「大変」など漢字で書かれることもありますが、ひらがなで表記することが一般的です。

漢字にひらくべき副詞・連体詞・形容動詞を載せますね。

ひらがな漢字
あまりに余りに
あらかじめ予め
あらためて改めて
いかに如何に
いずれ何れ
いたって至って
いっそう一層
いったん一旦
いまだ未だ
いろいろな色々な
おおいに大いに
おおむね概ね
おそらく恐らく
おのおの各々
きわめて極めて
さまざまな様々な
さらに更に
じかに直に
しばらく暫く
すぐに直ぐに
すでに既に
すべて全て
ずいぶん随分
たいへん大変
たびたび度々
ついに遂に
ともに共に
なぜ何故
はたして果たして
ほとんど殆ど
まず先ず
まだ未だ
まったく全く
もっとも最も
わずか僅か

「あらためて」「すでに」は副詞なので、ひらがなで書きます。

あらためて説明されると理解できる

すでに確認してきました

つぎの例文のように「いろいろな」や「さまざまな」の形容動詞も、ひらがなのほうが読みやすくなります。

いろいろな考え方があります

桜の種類はさまざまにある

副助詞はひらがなで書く

「くらい」「まで」「ほど」のように程度をあらわす副助詞は、ひらがなで書きます。

副助詞を漢字で書くと、前後につく漢字と連なるので読みにくくなります。

×:1時間待つ
↓
:1時間ほど待つ

×:雪が4月頃迄積もっている
↓
:雪が4月ごろまで積もっている

ひらがなのほうが判断しやすく、目で追いやすいですよね。

漢字にひらくべき副助詞を見てみましょう。

ひらがな漢字
くらい
ころ
など
まで
ほど

理解しやすい文章になるので、副助詞はひらがなで書きましょう。

一部の動詞・形容詞はひらがなで書く

「わかる」「いる」のような動詞や「よい」といった形容詞は、ひらがなで書きます。

漢字にひらくべき動詞・形容詞を載せます。

ひらがな漢字
ある有る・在る
いる居る
できる出来る
なる成る
わかる分かる
よい良い
ない無い
おもしろい面白い

「理解する」という意味で使う「わかる」は、ひらがなで書きます。

中国語は無理だけど韓国語はわかる

つぎの例文のように「分割する」という意味で使う場合は漢字にします。

前半と後半に分ける

「できる(出来る)」は「出来事」や「上出来」といった名詞や形容動詞として使うときには、漢字で表記します。

漢字とひらがなの使い分けはむずかしく感じますが、読みやすさを基準にすると判断しやすくなります。

慣れてくると、漢字で書くべきか、ひらがなで書くべきかがわかるようになります。

はじめは面倒ですが、その都度確認しながら使い分けましょう。

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【漢字3割:ひらがな7割】読みやすい文章にする3つのコツ

では、バランスのよい「漢字3割:ひらがな7割」に近づけるには、どうすればよいのでしょう?

3つのコツを意識すると、バランスの取れた文章になります。

読みやすい文章のコツ
  • 不自然にならない漢字をひらがなにする
  • むずかしい漢字をひらがなにする
  • 連続する漢字に助詞を入れる

不自然にならない漢字をひらがなにする

ひらがなで書きあらわしても不自然にならない漢字をひらがなにすると、読みやすい文章になります。

「3:7」の割合に近づき、漢字とひらがなのバランスが取れます。

不自然にならない漢字は、下のようにたくさんあります。

ひらがな漢字
いたします致します
いつ何時
うまく上手く
おもしろい面白い
ください下さい
こと
さまざま様々
さらに更に
ぜひ是非
たとえば例えば
ちょうど丁度
できます出来ます
とき
ところ
など
ほど
よい良い
よろしく宜しく
わたし
〜というものが~と言う者が
〜のように~の様に

反対に、上の言葉を漢字にすると、真面目で堅い印象をあたえ、読みにくくなります。

ひらがなでも違和感のない言葉は、ひらがなで書きましょう。

むずかしい漢字をひらがなにする

むずかしい漢字を使わず、ひらがなで書きあらわすことも、読みやすい文章にする最適な方法です。

読み進めるときにひっかかりを覚える漢字はひらがなにしましょう

むずかしい漢字
  • 暫く→しばらく
  • 蟠り→わだかまり
  • 企む→たくらむ
  • 躓く→つまづく
  • 躊躇う→ためらう 

ひらがなにすると、スラスラと読める意味を理解できる言葉ですが、漢字にすると戸惑いますよね。

読めない漢字が出てきた時点で、離れる読者もいます。

少しでも「読めない人がいるかもしれない」と思ったときは、漢字の使用を控えましょう。

連続する漢字に助詞を入れる

助詞には「て」「に」「を」「は」などがあり、言葉と言葉をつなぐ働きがあります。

熟語が続いて読みにくいと感じるときは助詞を入れると解決することがあります。

わかりやすいので例文を見てみましょう。

多分来週花見に出かけるでしょう。
↓
多分、来週花見に出かけるでしょう。
昨年同様、花見散策の予定です。
↓
昨年同様、花見散策する予定です。

助詞を入れて読点を打つと、文字を捉えやすくなり、読みやすい文章になりましたね。

熟語が続くときは、適度に助詞を入れて、漢字とひらがなのバランスを整えるとよいでしょう。

漢字とひらがなで迷ったときはルールに従う

実際に書くうえで、漢字とひらがなのどちらで書くべきか、悩むことがあると思います。

実は、漢字とひらがなの使い分けは公式ルールがないため、明確な正解はありません

ひとつの文章内で統一されていれば書き手の判断で決めることができます

ですが、頼りになる基準は欲しいですよね。

そのようなときは、一定のルールに従いましょう。

一定のルールに従おう!
  • 発注先から渡されるルールに従う場合
  • 表記ルールに従う場合
  • 「引用」個所の場合
桜御前
桜御前

ルールに従うと読みやすい文章になるだけでなく、執筆時間の短縮にもなりますよ

発注先から渡されるルールに従う

  • 執筆マニュアルに従おう!
  • 公開された記事を参考にしよう!

Webライティングの案件として記事を書く場合、発注先から文章のルールや書き方のマニュアルを渡されることがあります。

渡されない場合は「表記の統一を参考にする一覧表はありますか?」と尋ねましょう。

一覧表がなければすでに公開された記事を参考にするのがおすすめです。

どの漢字を「ひらく」べきかを確認できるため、独自の判断ではなく、発注先の基準にもとづいて文章を書けます。

表記ルールに従う

  • 自分用の表記ルールを決めよう!
  • 常用漢字や用字用語集を参考にしよう!

文章のルールやマニュアルがなく、あなた自身に判断を委ねられる場合は、自分用の表記ルールを決めましょう。

内閣府が発表する常用漢字表を参考にすると、すぐに判断できてルールを決めやすくなります。

また「記者ハンドブック 」のような用字用語集を参考にすることもおすすめです。

「記者ハンドブック」は新聞記者だけでなく、多くのプロライターが頼りにする信頼できる本です。

これらを参考につくると悩むことがなくなり、作業効率が上がります。

加えて、表記ルールを作るときは、つぎの2つを基準にしましょう。

表記ルールを作る基準
  • 文章の雰囲気や記事の目的にふさわしい表記はどれか?
  • どのような読者層に向けた文章か?

記事の目的や雰囲気読者層を踏まえて表記ルールを作ると、読者は集中して内容を理解でき、文章の世界にスムーズに入れます。

質の高い記事として評価され、発注先からの信頼も高まるので、上の2つを押さえて作りましょう。

表記ルールの作り方は、下の記事で解説していますのでお役立てくださいね。

くわしく知りたい
表記ゆれとは?15のチェックポイントとゆらぎを防ぐ方法

「引用」個所を含む文章は混在OK

「引用」であるとわかるように引用個所をしめそう!

ひとつの文章、ひとつの記事、一冊の本の中では、表記が統一されることが原則です。

ただし、引用した箇所を含む場合、引用個所のみに限り表記が異なっていても問題ありません

引用した箇所が「引用」であるとわかるように明記して表記しましょう。

引用ルールや明記の仕方を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。

くわしく知りたい
【Webライターが守るべき著作権】注意するポイントと引用のルール

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漢字の当て字に気をつけよう!

当て字のなかには、長い間広く使われるようになったために一般的な漢字と認識され、常用漢字のように扱われる言葉があります。

しかし、それらは当て字なので、本来であれば、記事の使用は控えたほうが好ましいです。

この項目では、そのような紛らわしい当て字を紹介します。

漢字の当て字
  • よく見かける当て字
  • 指示語に含まれる当て字
  • 名詞に含まれる当て字

当て字とは、本来の漢字の用法を無視して使われる字のこと。

漢字には「その漢字の音(読み方)」と「その漢字の持つ意味」があり、この2つを満たすものが漢字とみなされます。
どちらか1つでも異なれば、当て字になります。

よく見かける当て字

まずは、よく見かける当て字を見てみましょう。

ひらがな漢字
いつ何時
いいかげん好い加減
うまい美味い
ごまかす誤魔化す
すてき素敵
たくさん沢山
とにかく兎に角
むりやり無理矢理
むだ無駄

当て字だと気づかずに、使用していた漢字も多いのではないでしょうか。

指示語に含まれる当て字

人や物を指したり、方向をしめしたりする言葉にも当て字があり、注意が必要です。

ひらがな漢字
あなた貴方
いずこ何処
こちら此方
そちら其方

名詞に含まれる当て字

名詞にも当て字が含まれており、ひらがなで書くべき言葉があります。

ひらがな漢字
あくび欠伸
あぐら胡坐
がらす硝子
せりふ台詞
ためらう躊躇う
まずい不味い
ゆえん所以

このように当て字は無数に存在し、すべてを覚えるには、かなりの労力が要ります。

重要なのは、執筆中に「漢字」と「ひらがなか」の2択をつねに思い浮かべることです。

気になったときに確認することで、徐々に文章力を磨くことができますよ。

桜御前
桜御前

漢字ペディア」を利用すると、気になる「当て字」を簡単に調べられますよ

漢字とひらがな「使い分け一覧表」

よく使われる漢字とひらがなの使い分けを一覧にまとめました。

迷ったときにお役立てくださいね。

あ行ひらがな漢字
あいさつ挨拶
あえて敢えて
あきらか明らか
あたって当たって
あっせん斡旋
あとで後で
あなた貴方
あなた貴女
あたり辺り
あまり余り
あらかじめ予め
あらためて改めて
あらわす表す
あらわす現す
ありうるあり得る
ありかた在り方
ありがたい有難い
ありさま有様
あるいは或いは
あわせて併せて
いう言う
いかに如何に
いく行く
いくら幾ら
いずれ何れ
いたします致します
いただく頂く
いただく戴く
いたって至って
いつ何時
いっこうに一向に
いっさい一切
いっそう一層
いったん一旦
いっぱい一杯
いっぺんに一遍に
いまさら今更
いまだ未だ
いる居る
いろいろ色々
いわば言わば
いわゆる所謂
うえで上で
うち
うまく上手く
うらやましい羨ましい
うれしい嬉しい
おいて於いて
おおげさ大袈裟
おおむね概ね
おそらく恐らく
おのおの各々
おもしろい面白い
およそ凡そ
および及び
おり居り
か行ひらがな漢字
かえって却って
かかわらず係わらず
かかわらず拘わらず
かつ且つ
かろうじて辛うじて
きわめて極めて
ください下さい
組み合わせ組合せ
くらい
ここ此処
こだわり拘り
こと
ごと
ことさら殊更
子ども子供
この此の
こまかい細かい
これ此れ
ころ
さ行ひらがな漢字
さきほど先程
さすが流石
さっそく早速
さまざま様々
さらに更に
しかし然し
しがたいし難い
じかに直に
しかも然も
しだいに次第に
したがって従って
しておくして置く
しばらく暫く
すぎる過ぎる
すぐ直ぐ
すごい凄い
すでに既に
すなわち即ち
すべて全て
するときする時
せっかく折角
ぜひ是非
そういうそう言う
そこ其処
その其の
そば
そば
そんなふうそんな風
た行ひらがな漢字
だいぶ大分
たいへん大変
たくさん沢山
たしかに確かに
ただ
ただし但し
たち
たち
たびたび度々
ため
だんだん段々
だんらん団欒
ちょうど丁度
ちょっと一寸
ついで次いで
ついに遂に
つながり繋がり
できる出来る
問い合わせ問合せ
ということという事
とうてい到底
とおり通り
とき
どこ何処
ところ
どなた何方
とにかく兎に角
ともない伴い
ともに共に
とらえる捉える
取り扱い
な行ひらがな漢字
ない無い
なお
なおさら尚更
なおす直す
なおかつ尚且つ
なかなか中々
なぜ何故
なにとぞ何卒
など
なる成る
なんと何と
なんら何ら
ぬるい温い
のちほど後ほど
は行ひらがな漢字
はかどる捗る
はず
はたして果たして
はなはだ甚だ
ひとつ一つ
ひとり一人
ふたつ二つ
ほう
ほか
ほど
ほとんど殆ど
ま行ひらがな漢字
まぎらわしい紛らわしい
まじめ真面目
まず先ず
ますます益々
または又は
まったく全く
まで
めったに滅多に
めっぽう滅法
もしくは若しくは
もちろん勿論
もって以って
もっとも最も
もっぱら専ら
もとで下で
もとに元に
もとに基に
もはや最早
や行ひらがな漢字
やさしい易しい
やすい易い
ゆえに故に
ゆくゆく行く行く
ゆゆし由々し
よい良い
よい善い
ような様な
よって因って
よって依って
よって拠って
よほど余程
わ行ひらがな漢字
わが我が
わかる分かる
わけ
わずか僅か
私たち私達
わりと割と
われ
われわれ我々

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おさらい:漢字とひらがなの使い分け7つのポイント

読みやすい文章は「漢字3割:ひらがな7割」が理想です。

バランスの取れた文章は理解しやすい文章になるので、つぎのポイントを押さえて使い分けましょう。

ひらがなにする漢字
  1. 常用漢字に含まれない漢字
  2. 「こと」「とき」「もの」「ほう」の形式名詞
  3. 「いく」「くる」「みる」の補助動詞
  4. 接続詞
  5. 副詞・連体詞・形容動詞
  6. 程度をあらわす副助詞
  7. 「わかる」「できる」の動詞「よい」「おもしろい」の形容詞

使い分けに迷わないよう、事前に表記ルールをつくると便利です。

表記ルールをつくるときの基準はつぎの2つです。

表記ルールの基準
  • 文章の雰囲気や目的にふさわしい表記はどれか?
  • どのような読者層に向けた文章か?

全体が統一された文章は、表記ゆれのない読みやすい文章になります。

記者ハンドブック 」や「内閣府文化庁常用漢字表」を参考にして、ぜひお試しくださいね。

参考文献
漢字の使い分け辞典
新しい文章力の教室

また、読みやすい文章を書くには「です・ます調」の使い分けや「書き言葉」の使い分けを知ることも役立ちます。

下の記事を参考にすると、スラスラと読める質の高い記事になりますので、ぜひ実践してみてくださいね。

おしまいに

漢字とひらがなの使い分けで、どうしても困ったときは、ひらがなで書きましょう。

全体のバランスと読みやすさを考えると、ベストな選択です。

堅苦しい印象をあたえず、最後まで読んでもらえる、読者を配慮した思いやりのある文章を目指しましょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

それでは、ごきげんよう。

桜御前

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