きょうは、3つの壁(3つのNOT)を越える方法について綴ってまいります。
あなたは、コピーライティングの3つの壁(3つのNOT)をご存じですか?
3つの壁(3つのNOT)とは、読者の抱える心理「読まない」「信じない」「行動しない」壁のことです。
文章で人の心を動かすには、この3つの壁(3つのNOT)を越える必要があります。
なぜなら、読者は、あなたが丹精込めて書いた文章を「読まない」「信じない」「行動しない」からです。
そのため、3つの壁(3つのNOT)を越えなければ、あなたは無駄な努力を続けることになり、いつまでたっても成果に結びつきません。
そこで今回の日記では、セールスコピーライティング基本である「3つの壁(3つのNOT)」の内容と壁を越える方法をわかりやすく解説します。
3つの壁(3つのNOT)を理解できると「なぜ自分の記事は興味を持たれないのか?」「そのために何をすればいいのか?」がわかるようになります。
「書いた記事を読まれない…」「なかなか成果につながらない…」と悩んでいる方は、読者の抱える「読まない」「信じない」「行動しない」心理を理解して、3つの壁を越える方法を一緒に身につけましょう。
読者の心を掴んでスムーズに行動を促せるようになりますので、ぜひ参考にして実践してみてくださいね
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コピーライティング3つの壁(3つのNOT)とは?読者の心理的な壁
3つの壁(3つのNOT)とは「読まない」「信じない」「行動しない」という読者の心理的な壁のことです。
コピーライティングでは、人が行動をおこすまでに3つの心理的な壁があると言われています。
あなたが「努力しているのに成果につながらない」と感じるのは、3つの壁を越えていないからかもしれません。
順番にくわしく見てみましょう。
読まない壁(not read)
最初で最大の壁といわれる難関の壁は、読まない(読まれない)壁です。
人は、いま興味がないものを読みません。
とくに最近では本を読む人が少なくなり、インターネットや動画から簡単に情報が手に入るようになりまた。
そのため、読まない壁はなおさら厚くなっています。
どれほど役に立つ内容であり、優れた文章であっても、読んでもらえなければ意味がありませんよね。
それだけに、読まない壁はもっとも重要な壁と言えます。
ですが視点を変えると、はじめに強く惹きつけて文章に引き込むことさえできれば、壁を越えられるということです。
実際に、脚本や小説の世界では、最初の10分間、最初の10ページがもっとも重要とされており、成功を収めた作品は、冒頭の部分に魅力的で興味深いものを用意し披露しています。
では、読まない壁を越えるにはどのようにすればいいのでしょう?
それぞれ具体的に見てみましょう。
読まない壁を越える方法
読まない壁を越える方法は3つあります。
興味を惹きつける
興味を惹きつけるとは、タイトルや見出し、導入文でメリットや利益(ベネフィット)を伝えて読者の心を掴むことです。
利益(ベネフィット)とは、メリットの先にある期待感や満足感を意味します。
冒頭でメリットやベネフィットを伝えると「読む価値があるかもしれない」「得になるかもしれない」と読者は興味が湧きます。
そのため、はじめの部分でしっかりと読者の利益になることを伝えて、心を掴むことが大切です。
具体例を見てみましょう。
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上のようにベネフィットを言われると「本当なの?」「実践すると叶うのかな?」「少しだけ読んでみようかな」と気になりますよね。
少しでも気に留めてもらうには「これを知りたかったのよ!」とワクワクする気持ちを搔きたてるように「記事を読む価値」を伝えることが重要です。
読者の興味関心を釘づけにできるベネフィットを伝えましょう。
ベネフィットの伝え方を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
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【FABフォーミュラ】簡単3ステップの法則!ベネフィットの伝え方
【アーカーのベネフィット3分類】心を動かすメッセージの伝え方
ベネフィットとメリットの違いを知りたい場合は、下の記事がおすすめです。
メリットとベネフィットの違いとは?意味と使い方を例文つきで解説
はじめに結論を伝える
読まない壁を越えるには、はじめに結論を伝えることも欠かせない要素です。
なぜなら、小説とは違い、読者が一番知りたいことは結論です。
結論に納得してもらえると、続きの内容を読んでもらえるからです。
結論がわからない文章は、その先を読んでもらえずに無駄になってしまいます。
そうならないためにPREP法を意識して、はじめに結論を伝える必要があります。
簡潔に伝える
読まない壁を越えるには、多くを語らずに、簡潔にメッセージを伝えることも不可欠です。
情報が多すぎると、何を伝えたいのかわからない印象をあたえます。
無駄なことを長々と書くのを避けて、わかりやすい言葉でシンプルに伝えましょう。
シンプルに伝えるコツは、重要な情報にしぼり込み、一文を50~80文字程度に短くすることです。
長い文章で伝えるよりも目に飛び込みやすく、心に響く一文になります。
簡潔に文章を書く方法は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
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【使いがちな8つの冗長表現】スッキリ改善!読みやすい文章にする方法
「うまく伝わらない…」と感じる場合は、箇条書きをマスターするのがおすすめですよ。
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箇条書きとは?書き方のルール3つとポイント3つを例文つきで解説
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信じない壁(not believe)
つぎに越えるべき壁は、信じない壁です。
読者は、見知らぬ人が書いた文章を信じません。
その理由は、人間は自分を守るために、本能的に得することよりも損することを避けようとするからです。
そのため、未来や利益を証明して不安を取りのぞき、損しないことをしめす必要があります。
たとえば、読者はつぎのような不安を抱えています。
これらの不安や疑念を取りのぞくために、疑う余地のない証拠をしめして、読者を安心させることが肝心です。
読者からの信頼を得るために、上の3つを明確にして「悩みを解決する利益」と「その利益に効果がある証拠」をしめします。
それができれば、読者に安心をあたえることができ「欲しい!」と感じてもらえます(魔法の薬+証拠の概念)。
その具体的な方法をつぎの項目でくわしく見てみましょう。
信じない壁を越える方法
信じない壁を越える方法は、つぎのとおりです。
効果を約束する証拠が多ければ多いほど、読者からの信頼を得られます。
一つひとつ見てみましょう。
利益を伝える
利益を伝えるとは、サービスから得られる結果や利益を伝えることです。
たとえば、ダイエットをおすすめする場合、その方法を実践することで得られる未来の姿を伝えます。
読者がワクワクした気持ちを鮮明に思い描けるように、本音の欲求を刺激することがポイントです。
証拠をしめす
証拠をしめすとは、効果や実績をしめすことです。
ダイエットを例に挙げると、体重が落ちた証拠として、ビフォアフターの写真を載せると効果的です。
経過報告や進捗状況などの具体的な証拠をしめすと、より「欲しい!」と実感してもらえます。
数字や事例をしめすことは信ぴょう性を高める効果もあり、信頼度を増すので、有効に活用して疑う余地のない根拠をしめしましょう。
証拠をしめして読者の信頼を得る方法は、下の記事で解説していますのでお役立てくださいね。
くわしく知りたい
FORCEPSフォーミュラ7つの証明!確実に読者の信頼を得る法則
実践者やお客さまの声をしめす
実践者やお客さまの声とは、SNSのコメントやアンケート結果など、実践者や体験者の声を載せることです。
第三者の声を知ることで、読者は「本当に効果があるんだ」という理由を得られるため、抵抗なく容易に信じることができます(社会的証明の原理)。
また、自分と似たような立場の意見を知ることで「私にも効果がありそう」と実感し行動しやすくなります。
権威ある人からの推薦をしめす
権威のある人からの推薦とは、地位や権力の高い人や専門知識のある人の声を借りて、情報の信頼を保証してもらうことです(権威性の法則)。
ダイエット方法を伝える場合を例に、具体例を見てみましょう。
「○○氏推薦商品」 「○○病院長監修ダイエット法」 「女優○○も絶賛」
専門家や有資格者、著名人からの推薦やコメントを載せると、その商品やサービスの効果・効能に裏付けのある信頼性が加わり、ますます信用度が高まります。
身元を明かす
身元を明かすとは、だれが記事を書いているのか、詳細を伝えて明確にすることです。
書き手を明らかにすると、読者は人物像をイメージでき、透明性や誠実性を感じて信頼度が大きく増します。
行動しない壁(not act)
読まない、信じないの2つの壁を越えたら、最後の壁である「行動しない壁」を越える課題が待っています。
不安を取りのぞくことができても、読者は行動を起こしません。
なぜなら、読者は「理由」を求めており、理由が読者を動かすからです。
読者が求める「理由」は3つあります。
◆ Why Me? なぜ、私が○○しなければならないのか? ↓ 問題解決のため ↓ 悩みや欲求、苦痛を解決できることを伝える必要がある ◆ Why You? なぜ、あなたから○○しければならないのか? ↓ 他とは異なるため ↓ あなたのサービスを選択する理由や他とは異なる要素を伝える必要がある ◆ Why Now? なぜ、今○○しなければならないのか? ↓ 機会を失わないため ↓ 一刻も早く問題を解決し、より良い生活と人生を手に入れられるように促す必要がある
今すぐ行動を起こすよう、これらを伝えて背中を押します。
とくに「Why Now?」の理由を伝えて、今すぐ行動する必要性を感じさせることが大切です。
読者の抱える「疑問(Why)」について知りたい場合は、下の記事でくわしく解説していますので、あわせてご参考くださいね。
くわしく知りたい
【Reason Why】5つのなぜ?に答えて信頼を得るコピーライティング
行動しない壁を越える方法
行動しない壁を越える方法は、つぎのとおりです。
魅力的な条件を提案する
価格、割引、特典、保証など、読者にとって魅力的に感じる条件を提示すると、きっかけを得られて読者は行動しやすくなります。
記事を読んで信じることができても「また後で申し込めばいいか」と後回しにする読者が大半です。
後回しにする理由は、つぎの不安を感じるからです。
これらの不安を一つひとつ解消して、後回しにする理由をなくすと読者の心を動かせます。
具体的には、つぎの方法しめします。
・初回限定のみ割引価格 ・○月○日までのセール価格 ・全額返金保証サービス ・お客様相談窓口 ・今だけ特典付き
割引や保証制度があれば、損をする心配がなくなり「この機会を逃すと二度とチャンスを得られないかもしれない」と感じますよね(損失回避の法則)。
そのため、まずは読者の不安を先回りして取りのぞき、後回しにする理由をなくすことが大切です。
限定する
期間や数量などを限定して、緊急性を伝えることも効果的です。
限定を設けると、読者は「早く申し込まないと手に入らなくなるかもしれない!」と今すぐ行動する必要性を感じます。
とくに「3日間限定」「100個限定」などの締め切りを設けることは、もっとも効果的な手段です。
ほかにも「会員様限定」「クリスマス限定商品」など、人数や範囲を限定して希少価値を伝えることも有効です(希少性の原理)。
このように、読者の心を動かすには、いきなり「行動に促そう」「成約につなげよう」とせずに、リスクや費用に対する不安を解消し、安心感をあたえることが重要です。
読者に納得して行動してもらうためにも「読まない」「信じない」「行動しない」の心理的な抵抗を丁寧に取り払い、明確な根拠を持っておすすめしましょう。
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5つの壁(5つのNOT)までマスターすると完璧!
セールスコピーライティングの世界では、3つの壁(3つのNOT)に加えて、さらに具体化された「5つの壁(5つのNOT)」を意識することが大切と言われています。
「5つの壁(5つのNOT)」とは、さきほどの3つに加えて「開かない(Not Open)」「理解しない(Not Understand)」が加わった読者の心理的な壁のことです。
これら5つすべてを意識すると、より文章の精度が高まり、読者の心に響くメッセージを伝えられます。
では、新たに加わった2つの壁をくわしく紹介しますね。
開かない壁(not open)
なぜ、多くの人は、ダイレクトメールやメールマガジンを見ても、興味を持たずに削除するのでしょう?
それは、魅力的なタイトルや件名を付けていないからです。
つまり、顧客や読み手にとって、惹きつけるタイトルになっていないということです。
人はタイトルを見て、その内容が価値ある情報かを判断し、開くかどうかを決めます。
あなたも、Webサイトの記事タイトルやメールの件名を見て、中身を確認するかどうかを判断しますよね。
タイトルや件名が魅力的でない場合、クリックもされずに、開かれることもありません。
そのため、刺さるキャッチコピーでタイトルを工夫し、最初に「開かない」壁を突破する必要があります。
それには、つぎの2つが有効です。
だれに伝えるのかを明確にする
相手に効果的に伝えるためには、1人の人物を想定し、だれに伝えるのかを明確にすることが重要です。
伝える相手を1人にしぼると、メッセージが鮮明になり、心に響く言葉を届けられます。
たとえば「節税対策に悩んでいませんか?」と投げかけるよりも「フリーランスの節税対策に最適!」としたほうが反応率は圧倒的に向上します。
×「節税対策に悩んでいませんか?」 〇「フリーランスの節税対策に最適!」
実際は、Webライターやプログラマーなど、あらゆる人がフリーランスにあてはまるので、1人に絞っているようで明確には絞っていません。
しかし、特定の人物に絞って「フリーランス」と加えるだけで、反応は大きくなります。
多くの書き手は、たくさんの人にアピールしようと、伝える人物像を広く設定しようとします。
ですが、広範囲に設定すると、具体性に欠けるメッセージになり、伝えたいことが曖昧になります。
一番伝えたい人物1人に絞るからこそ、その人の望みや問題をはっきりと理解でき、的確なメッセージで心を掴むことができます。
読み手の共感と関心を引き出すためにも、だれに伝えるかを明確に絞って、メッセージを伝えましょう。
読者の人物像を設定する方法は、下の記事で解説していますので、あわせてご参考くださいね。
くわしく知りたい
【Webライティングのペルソナ設定の方法】意味と作り方を丁寧に解説
数字を入れて注意を引く
開かない壁(not open)を超えるには、数字を入れることも効果的です。
人は数字が大好きです。
数字をタイトルや見出しに入れるだけで、読み手の反応率が上昇します。
ただし、単に数字を入れるのではなく、根拠にもとづいた数値を伝える必要があり、具体性を持たせることが大切です。
つぎの2つのタイトルでは、あなたは、どちらを読みたいと感じるでしょう?
「ブログにアクセスを集める方法」 「ブログ開始3か月で2,000アクセスを集める7つの方法」
当然、後者のほうに目が行きますよね。
数字を入れることで、信ぴょう性が増し、説得力のあるタイトルになります。
また、より反応率を上げるために「詳細な数字」を伝えることも非常に有効です。
こちらも並べて見比べてみましょう。
・200万人の販売実績! ・192万人の販売実績!
・2時間で500個売れている話題のパン ・14秒に1個売れている話題のパン
・1000人中98%が満足した ・1000人中982人が満足した
この場合、後者のほうが高い反応率を得ることができます。
もちろん根拠を持って伝える必要はありますが、詳細な数字を入れるほうが、信頼性が高まります。
信じない壁(not believe にも通じることですが、読み手に強く訴えるには、信ぴょう性の高い内容にすることが不可欠です。
効果的なタイトルのつけ方を知りたい場合は、下の記事をお役立てくださいね。
くわしく知りたい
記事タイトルのつけ方6つのポイントと12のコツ!初心者でも読まれる!
理解しない壁(not understand)
文章を書くときに、犯しがちなミスが「専門用語を使う」という誤りです。
どれだけ優れたタイトルがあり、信じさせる証拠を並べて、行動させる好条件を揃えても、文章の内容を理解できなければ、その時点で顧客や読者は離れてしまいます。
専門家を相手に伝えるなら構わないですが、そうでないのなら、素人の方がほとんどなので、だれが読んでも理解できる内容にすることが大切です。
そのためには、つぎのことを心がける必要があります。
中学生でも理解できる言葉で伝える
わかりやすい文章にするために、中学生でも理解できる言葉で説明すると、意味のわかる伝わりやすい文章になります。
専門用語を使うときは、必ず補足説明を加えて、かみ砕いて説明するように心がけましょう。
たとえば「心理学をマスターすれば、コピーライティングのテクニックを使いこなせるようになります」と言われても、ほとんどの読者はピンとこないでしょう。
そこで、つぎのように文章を変えてみます。
〇:心理学をマスターして「なぜ人の心が動くのか?」を理解しましょう。
そうすれば、コピーライティングのテクニックを使いこなせるようになり、文章の力で人を行動させることができます。
「心理学」の単語を使った後にその説明を行い「コピーライティング」の言葉を使った後にも説明を補っています。
このように、難解な表現を避けて親しみやすい言葉で説明することで、だれもが専門用語を理解できる、わかりやすい文章になります。
読者の理解度が増すことは、セールスコピーライティングの効果につながり、成果や売上アップにも結びつきます。
記事から離れるのを防ぐことにもなるので、容易な表現を使うように意識しましょう。
言葉を変えて同じ説明をくり返す
文章を書くときは、言葉を変えて同じ説明をくり返すことも、理解を深める効果的な手段です。
人の記憶力は限られており、とくに長い文章の場合には、一度読んだだけでは忘れてしまうことがあります。
同じ内容を何度も説明することで、頭の中に刷り込まれ、内容を理解しやすくなります。
ポイントは、違った言葉や表現を用いて、重要な要点をふたたび伝えることです。
これにより、読者は同じ情報を新たな視点から理解でき、記憶に定着しやすくなります。
今回の記事でも、重要な部分は、表現を変えて何回も伝えています。
その結果、3つの壁や5つの壁を確実に落とし込めるようになり、読んだ方の文章力が向上することを期待できます。
では、壁を越える方法を理解できたら、最後に、簡単に壁を越えるコツを見てみましょう。
3つの壁を「楽に」越えるコツ
3つの壁を「楽に」越えるコツは、つぎの3つです。
自信を持って伝える
- 「多分~」「~と思う」「~でしょう」の言葉を使わない
- 「~です」とはっきり言い切る
壁を越えるには、伝える言葉に責任を持ち、自信を持って事実を言い切ることが欠かせません。
「多分~」「~と思う」「~でしょう」といった言葉を使わずに「~です」とはっきり伝えることが大切です。
特別むずかしいことはなく、必要な情報を正しく簡潔に伝えることで言いたいことは明確に伝わります。
確信を得られない情報は、読者の混乱を招くので伝える必要はありません。
あなたの記事を読んでくれた読者や、あなたを信じてくれた読者のためにも、自信を持って伝えましょう。
読者に共感する
- 読者の気持ちに寄りそう
- 悩みを理解して共感する言葉を伝える
読者の気持ちに寄りそい、悩みを理解して共感する言葉を伝えることも、読者の心理的な壁を越えるために非常に重要です。
読者は、悩みを解決するためにあなたの記事を訪れます。
共感することで「私の悩みを解決してくれるかもしれない」「私が求めている記事だ」と自分にあてはめて考えることができ、あなたに親近感を覚えます。
共感の言葉を伝えるコツは、読者の悩みを代弁して箇条書きにすることです。
具体例を見てみましょう。
「○○の方法がよくわからない…」 「もっと○○できるようになりたい!」 「自分は○○かもしれないと感じる…」 はじめのうちは○○の方法がわからなくて悩みますよね
上のように、心の声を代弁して言葉にあらわすことで読者は「わかってくれている人だ」と安心して読み進められるので、記事の内容を深く理解できます。
顧客心理を理解する
- 顧客の感情や欲求を理解する
- 先回りして不安や疑いを取り払う
どれだけテクニックを磨いても、まったく成果につながらないことがあります。
この理由は単純で、顧客の心理を理解していないからです。
文章で人の心を動かすには、顧客心理を深く理解しなければなりません。
顧客が何を考えているのか欲求を知ることがきれば、質の高い文章を書けなくても成果につながります。
一方で、小手先のテクニックだけに頼ると、反応率も売り上げもゼロのままに終わってしまいます。
このときに重要なのが、読者の心理を理解し、先回りして不安や疑いを解消することです。
顧客の視点に立ち、誠実な姿勢や信頼性のある証拠を提示することで、顧客の心を掴むことができます。
すべての障壁を乗り越えるためにも、半信半疑な気持ちを取りのぞき、あなたの言葉を受け入れてもらうように努めましょう。
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おさらい:3つの壁(3つのNOT)を越える方法
コピーライティングでは、人が行動をおこすまでに3つの心理的な壁があると言われています。
はじめに、読まない壁を越えることが重要です。
まずは、読む価値を伝えて読者の心を掴み、証拠をしめして安心感をあたえましょう。
読者の不安を解消すれば、背中を押しやすくなりますよ。
参考書籍
『セールスライティング・ハンドブック』
読者の心理的な壁を理解できたら、成果につなげる促し方を知ることもおすすめです。
法則にあてはめるだけでスムーズに行動に促せますので、あわせてご覧くださいね。
おしまいに
「魔法の薬と証拠」の考えは、セールスの世界では最強と言われる法則です。
あらゆる企業で使われている法則なので効果はお墨付きです。
念入りに証拠を準備して、裏づけのある根拠を揃えて信頼を得ましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前