きょうは、FORCEPSフォーミュラの7つの証明について綴ってまいります。
FORCEPSフォーミュラとは、確実に読者の信頼を得る法則です。
あなたの文章を信頼してもらうには、証拠をしめす必要があります。
- 「読者の反応が低い…」
- 「思うように成果につながらない…」
- 「読者に信頼される説得力の高い文章を書きたい!」
このように感じるなら、あなたの文章には証拠が少ないのかもしれません。
「FORCEPSフォーミュラ」を意識して「7つの証明」を取り入れてみてください。
多くの読者から確実に信頼を得られる文章に変わります。
今回の日記では、FORCEPSフォーミュラの7つの証明を用いた信頼を得る方法を解説します。
7つの証明を取り入れるだけで読者の不信感を取りのぞき、信頼度の高い文章になりますので、ぜひお役立てくださいね
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FORCEPSフォーミュラ7つの証明とは?読者からの信頼を得る法則
FORCEPS(フォーセプス)フォーミュラとは、確実に信頼を得る文章の法則です。
「7つの証明」の頭文字をとって名づけられました。
FORCEPSフォーミュラは、コピーライティングの世界で有名なマイケル・フォーティン氏によって考えだされました。
マイケル・フォーティン氏は、他にもコピーライティングに関する法則を発表しています。
では、さっそく7つの証明を見てみましょう。
Factual Proof:事実証明
客観的な事実や数値、普遍的な事柄をしめそう!
「Factual Proof」とは、具体的な統計やデータを使って根拠をしめすことです。
Factualには「事実の」という意味があります。
内容を信じてもらうために、だれが見ても明らかな事実をしめして証明します。
具体的にはつぎのような証拠をしめして証明しましょう。
たとえば「2021年9月・厚生労働省の調査によると~という統計がでています」のように客観的な事実や数値を見せることで文章の信頼性が高まります。
事実が立証されていない場合でも、世の中に広まっている普遍的な事柄をしめすことで確かな信頼を得られます。
Optical Proof :視覚証明
写真や動画を見せよう!
「Optical Proof」とは、伝える内容を目に見える形でわかりやすくしめすことです。
人間は、自分の目にした情報を信じる傾向にあるので、視覚に訴える証明は大きな役割を果たします。
具体的にはつぎのような証拠をしめしましょう。
とくに、実践者の変化をあらわすビフォアアフターの写真を載せると効果を発揮します。
実際に自分の目で違いを確認できるので、より深く納得でき、信頼を得られます。
形ある物の商品であれば、前や横からなどの角度を変えた画像を多くのせることで、デザインや質感、色合いをイメージできるので、さらに伝わりやすくなります。
Reverse Proof:転換証明
メリット・デメリット、価格や効果を比べよう!
「Reverse Proof」とは、伝えたい内容が他のものと比べて優れていることをしめすことです。
「Reverse」には「転換する・逆にする・くつがえす」という意味があります。
具体的にはつぎのような証拠をしめして証明しましょう。
おすすめする商品が、どれだけ高い効果を得られるかをしめしたり、それを選択する場合のメリット、選択しない場合のデメリットを比べたりすると効果的です。
たとえば、ほかの商品と比べて価格や効果を比べます。
これらを並べて、それぞれのTOIECの点数と伸び率(%) をしめして実力を比べたり、特徴や価格を比べてお得さをアピールしたりして優れていることを証明します。
Credential Proof:信任証明
- 保有資格や受賞経歴を載せよう!
- 専門家に推薦してもらおう!
「Credential Proof」とは、信頼できる専門機関や権威ある人の言葉を借りて、あなたや伝える内容の信頼性をしめすことです。
具体的にはつぎの証拠をしめしましょう。
たとえば「モンドセレクション金賞受賞」「○○資格1級取得」や「○○病院長推薦」という一文をのせて信頼性を高めます。
ほかにも信頼性を証明できる証拠はあります。
上のような信頼に足る地位や実績、名誉ある人物の名前をのせて証明しましょう。
Evidential Proof:証拠証明
動画や写真を用いて実演や経過をしめそう!
「Evidential Proof」とは、実際に効果があることや役に立つことを実演や経過を見せるなどして根拠をしめすことです。
たとえば、実演販売やテレビCMは、実際に商品の優れた機能を実演して見せていますよね。
洗うたびに黄ばみが白くなるシャツを洗濯するごとに見せたり、汗や油で濁った水が透明になる実験結果をしめしたりしています。
これらを文章に応用して証拠をしめします。
実際に商品を試している経過報告をしめすことで、信ぴょう性が高まります。
Perceptual Proof:知覚証明
- 五感に訴える言葉で強く印象づけよう!
- 物語にしてわかりやすく伝えよう!
「Perceptual Proof」とは、五感に訴える言葉で伝えることをあらわし、自分のことのようにイメージさせて信ぴょう性を高めることです。
Perceptualには「知覚の」という意味があります。
知覚に訴えることで、単なる証拠の記憶ではなく、感情をともなった証拠として記憶に残るよう促します。
具体的にはつぎのような証拠をしめしましょう。
感情をともなった表現はイメージしやすく、論理的な説明や数字で伝えるよりも記憶に残るため、説得力が高まります。
たとえば、イチゴのおいしさを伝えるときは、糖度の数値を並べるよりも「いちごがジュワァと口に広がる甘さ」と五感に訴える言葉のほうが、おいしさが伝わりやすくなります。
さらには、手間暇かけて育てた想いや日々の努力を物語にして伝えるほうが、より真実味が高まり説得力が増します。
このように、ストーリーやたとえ表現を使ってわかりやすく説明することで、物理的な証拠が理解しやすくなります。
五感に訴える伝え方は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
【UPWORDフォーミュラ】鮮やかなイメージが伝わる文章の法則
五感に訴える表現【VAKモデルとは?】心に響く共感される伝え方
ストーリーを用いてわかりやすく説明する方法は、下の記事がおすすめです。
くわしく知りたい
ストーリーフォーミュラの作り方!読者を強く魅了する7ステップ
Social Proof:社会証明
口コミや実践者の声を載せて社会的に支持されていることをしめそう!
「Social Proof」とは、社会的な信用をしめすことです。
具体的にはつぎのような証拠をしめしましょう。
口コミや実践者の声を載せて、世間でどのくらい広まっているのかをしめし、社会的に人気があることや信用があることを証明します。
多くの人々は、自分以外の人の動向が無意識に気になります。
なぜなら、商品の販売数や知名度、世間での評価などを判断材料にして自分自身を安心させる傾向があるからです。
この心理効果が影響するため、レビューのような口コミがあると信頼性が一気に高まります。
このように、信頼できる文章を書くには、文章が正しいことを証明する必要があります。
7つの証明のうち3つ取り入れると、あなたの信頼性は格段に上がりますので、ぜひ実践してみてくださいね。
つぎは、信頼性を高めるコツを見てみましょう。
7つの証明の信頼を高める4つのコツ
商品サービスをおすすめするときに、書き手のメッセージを信じてもらえないことはよくあります。
そのためにも、より信頼性の高い文章を書く必要があります。
信頼を高めるコツは4つあります。
調査結果をしめす
国や大学の統計調査を用いて証明しよう!
国や大学などの調査結果やデータは、信頼性の高いものの代表例です。
あなたの伝えたい内容に、これらにもとづく証明を取り入れることで、信頼性はさらに高まります。
とくに「Factual Proof:事実証明」を使うときは、国や大学の統計調査を使って証明しましょう。
確実性の高い、信頼される文章になります。
書き手の実績や個人的なスト-リーを伝える
目的や信念をストーリーにして伝えよう!
書き手の実績とは「雑誌に掲載されました」「本を出版しています」といったものから経歴や資格までを含みます。
また「なぜおすすめしようと思ったのか」という商品を作った人の目的や信念をストーリーにして伝えると信ぴょう性が高まるので効果的です。
あなたの想いや熱意が多くの共感を呼べば、おのずと信頼は高まります。
「Credential Proof:信任証明」ではあなたの実績を「Perceptual Proof:知覚証明」では個人的なストーリーやエピソードを伝えましょう。
目的や信念を効果的に伝える方法は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
【人を動かすゴールデンサークル理論】熱狂的な共感を集める伝え方
意見ではなく事実にもとづいて伝える
- デメリットや注意点を伝えるときはとくに意識しよう!
- 「デメリット→メリット」の順に伝えよう!
読者は、書き手の意見に疑いを抱きながら読みすすめることがほとんどです。
ですが、事実に対しては違います。
事実は現実に即した本当のことなので、信じることができます。
意見だけを伝えて説得するよりも客観的な事実に即して伝えるほうが、信頼性が高まり説得力が強まります。
「Reverse Proof:転換証明」でデメリットや注意点を伝えるときは、とくに事実にもとづいて伝えることを意識しましょう。
また、人は最後に聞いたことを覚える傾向にあるので「デメリット→メリット」の順に伝えるとメリットを強く印象づけられます。
異なる視点で3回伝える
ひとつの結論を異なる切り口で証明する
異なる視点で3回同じことをくり返すと文章の質が上がります。
わかりやすく言うと、ひとつの結論を異なる切り口で、つまり、異なる証明を使って3回くり返すだけで、文章に深みが出て説得力が増すということです。
具体例を見てみましょう。
① 学校の授業でいくら英語に励んでも英会話ができない人はとても多いです ② たとえ東大生であっても英語の論文は読めるのに話せない人は大勢います ③ 試験で良い点を取れる英語力と会話力は別物です
上の文章はどれも「英語の授業で英会話は上達しない」という結論を伝えています。
ですが、視点を変えて3回くり返すことで深く納得できますよね。
加えて、①②③に7つの証明を取り入れれば、信頼性はますます上がります。
「3回くり返すこと」は初心者でも簡単にできるので、積極的にくり返し、読者が納得せざるを得ない文章にしましょう。
以上、信頼性を高めるコツを4つ紹介しました。
7つの証明と組み合わせると、あなたの信頼は圧倒的に高まります。
ぜひ組み合わせてお試しくださいね。
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おさらい:FORCEPSフォーミュラ7つの証明
確実に信頼を得るには、証拠をしめして内容が正しいことを証明することが重要です。
ぜひ効果的にFORCEPSフォーミュラを取り入れて、読者からの確かな信頼を手にしましょう。
FORCEPSフォーミュラと4つのコツ組み合わせることで、より信頼が高まります。
読者の心理的不安である「3つのNOT「Not Believe:信じない」の壁」を越えるには、7つの証明と4つのコツが非常に有効です。
「成果につながらない」と感じたときは、7つの証明と4つのコツができているかを確認してみてくださいね。
また、読者から信頼を得るには、疑問に先回りして答えることも大切です。
下の記事では、読者の疑問に答えて信頼を得る方法を解説していますので、あわせてご覧くださいね。
おしまいに
マイケル・フォーティン氏は、優れた法則を生みだす天才ですね。
UPWORDSフォーミュラやGDTの法則は、7つの証明に役立ちますので、ぜひ、一緒に使ってみてくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前