きょうは、比較記事の書き方について綴ってまいります。
- 「比較記事の書き方がわからない…」
- 「どのように比較したらいいの?」
- 「商品やサービスを効果的に紹介する方法を知りたい!」
比較記事を書くときに、このような疑問を抱えている方も多いと思います。
比較記事は、レビュー記事と異なり、多くの情報収集や分析が必要なため、だれもがむずかしいと感じます。
しかし、ポイントを押えれば、初心者の方でも成果につながる比較記事をすぐに書けるようになります。
そこで今回の日記では、比較記事の書き方について、はじめて挑戦する方でも理解できるよう解説します。
インターネットで商品やサービスを購入する人が増えており、比較記事の需要が高まっています。
ライティング案件でも、比較記事の依頼が増えていますよね。
テンプレート付で簡単に作成できますので、書き方を身につけて、報酬アップにつなげましょう
ブログ初心者の方、Webライター初心者の方は、ぜひご活用ください
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比較記事の特徴と強み
比較記事の強みは2つあります。
読者の購買意欲を高める
比較記事を読む人は、商品の特徴や価格などを比較し、自分にとって最適な商品を見つけるために記事に訪れます。
- 「Aの商品を購入したいけど、ほかにも良い商品があるのかな?」
- 「AとBの商品、何がどう違うんだろう?」
- 「自分にはどっちの商品がふさわしいのかな?」
上のように納得できる商品を見つけたいと読者は考えています。
そのため、購買意欲の高い層が読むことが多く、収益化しやすいことが特徴です。
つまり、比較記事は、商品選びの最中にいる読者に働きかけることができ、購買意欲を効果的に高めることができます。
複数の商品を紹介できる
比較記事は、読者のニーズに合わせて、さまざまな商品を紹介できます。
たとえば、スマートフォンを例に見てみましょう。
上のように、特徴の異なる商品を比較して紹介することで、読者が自分に合った商品を選べます。
比較とランキング、どっちを選ぶべき?
記事を作成するときに、比較記事とランキング記事、どちらを選んで書けばいいか迷うことがありますよね。
比較記事を求める読者は、じっくり比べてから決断したい気持ちが強いです。
たとえば、Webライティング講座や美容サロンのように、料金や効果、コースなどをくわしく比較して選択する人に適しています。
一方、ランキング記事を求める読者は、人気のおすすめ商品を手っ取り早く知りたいと考えています。
比較的安価で一般的な商品サービス、たとえば、スポーツドリンクやビールなどはランキング記事に向いています。
ただし、比較記事とランキング記事、2つを完全に分けることはむずかしい場合もあります。
そのようなときは、比較とランキング、両者を含めた内容にするのもよいでしょう。
具体的には、記事のはじめに「人気の一押しランキング3選」のランキングコーナーを用意し、その後に「おすすめの〇〇5つを比較」と比較コーナーを設けると、情報をくわしく吟味したい人、素早く決断したい人、両方の読者におすすめできます。
ランキング記事の書き方を知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
売れるランキング記事の書き方!5つの手順とポイント・書くべき項目を解説
比較記事で書くべき8つの項目
比較記事で読者に伝えるべき役割は、代わりに複数の商品を調べて結果を伝えることです。
それにより、読者は探す手間を省けて、求める商品へ早くたどり着けます。
役立つ記事を提供するためにも、つぎの8つの項目を入れましょう。
読者の悩み
導入文で読者の悩みを言語化しよう!
はじめに記事の冒頭で、読者の悩みや問題を投げかけ、共感の言葉を伝えましょう。
「読者の悩み」の部分で書くことは3つです。
比較記事を読む読者が、どのような悩みを抱えているのかをあらわし、共感の言葉で寄りそいます。
言語化することで、読者が自分自身の問題を見つけ、解決策になる、ふさわしい商品を見つけることができます。
たとえば、ダイエット商品の比較記事を作る場合は、下のようになります。
◆ 読者の悩みの例 ダイエットには色々な方法があり、食事制限や運動も大切ですが、忙しい日々の中でなかなか続けるのは難しいですよね。 そこで「忙しい人でも簡単に続けられるダイエットグッズおすすめ比較」を作成しました。 食事や運動にプラスして、手軽に続けられるダイエットグッズを使って、理想のボディラインを手に入れましょう。
上のように、読者の悩みを具体化し、それに合わせた方法を提示することで、読者に強い関心を持たせることができます。
しっかりと読者の悩みを特定し、気持ちに寄りそった表現で言語化しましょう。
導入文の書き方を知りたい場合は、下の記事をご参考くださいね。
くわしく知りたい
バズ部に学ぶ!【導入文の書き方】最後まで読まれる3つの要素
執筆者の情報
導入文でだれが比較しているのかを伝えよう!
どのような人が比較しているのか、記事の執筆者をしめすことも重要です。
執筆者をしめすことで、記事の内容に信ぴょう性が生まれ、説得力のある文章になります。
ダイエット商品の場合では、つぎのように執筆者をしめすことができます。
◆ 執筆者の情報の例 ダイエットに何度も失敗した経験を持つ私が厳選して紹介します。 ダイエット商品を実際に使用して、効果のあったものを比較して紹介します。 ダイエットサロンに勤める私が、専門家の立場になって解説します。
上のように、だれが書いたのか、だれの体験談なのかを導入文でしめすと、記事の信頼性が上がります。
もし、あなたに専門性や権威性、実績や経験があるなら、迷わずに盛り込みましょう。
「実績や権威性がないから…」と自分自身の能力や経験に自信を持てずに、記事を書くのをためらう人がいます。
大きな実績や権威性がなくても、読者にとって有益な情報を提供できれば十分です。
あなたの体験したエピソードや感想を盛り込んで、積極的に役立つ情報を伝えましょう。
比較の基準
何を基準に比較しているのか具体的にしめそう!
比較記事を作るときは、どのような基準で比べたのか、比較の軸を明確にすることが大切です。
商品やサービスをただ並べただけでは、十分な情報を提供できず、あまり役に立たない記事になってしまいます。
軸を明確にし、読者の求める情報を伝えることで、はじめて比較記事の役割を果たします。
たとえば、価格、機能、性能、デザイン、使いやすさ、サポート内容で比較することもできますし、おすすめな人に分けて比較することも有効です。
具体的には、初心者向け、プロ向け、家庭用、ビジネス用など、利用目的によって切り口を変えて紹介すると、読者にとって必要な情報を端的に届けられます。
読者の求める情報をしっかりと調査し、何を基準に比較するのか、はっきりとしめしましょう。
比較表
文字装飾や記号を用いて見やすい表を作ろう!
わかりやすい比較表を作成することも、比較記事の重要な要素です。
比較表があることで、商品ごとの強みや弱みをひと目で理解できますよね。
比較表に入れる項目は、つぎのようなものがあります。
調べた内容を最大限に活用し、視覚的に伝わるよう比較表を作りましょう。
商品名 | 飲料A | 飲料B | 飲料C | 飲料D |
---|---|---|---|---|
価格 | 100円 | 150円 | 200円 | 250円 |
おすすめ度 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
内容量 | 500ml | 500ml | 500ml | 500ml |
カロリー | 0kcal | 100kcal | 200kcal | 300kcal |
糖質量 | 0g | 20g | 50g | 70g |
割引クーポン | 〇 | 〇 | × | × |
おすすめできる人 | ダイエット中の人 | 糖分を摂りすぎない人 | 特別な時に楽しみたい人 | エナジードリンクを好む人 |
上のように、文字装飾や記号を用いてしめすと、見ただけでパッと要点を捉えられます。
商品の特徴・違い
商品のアピールポイントを簡潔に伝えよう!
それぞれの商品を並べて、特徴や違いを比較しましょう。
つぎの項目を入れて、それぞれの商品を紹介すると比較しやすくなります。
個別の商品記事やレビュー記事を作成しない場合は、口コミも記載すると効果的です。
ほかの人の意見を参考にする読者も多いので、役立つ情報を提供できます。
商品リンク
目立つ色やボタンを用いてリンクを貼ろう!
公式サイトへのリンクや商品リンクを貼ることも、忘れないようにしましょう。
リンクがなければ、読者は詳細を確認することも、商品を購入することもできません。
読者が記事を読みに訪れたのは、商品を探しているからです。
そのため、商品の説明や比較が終わったあとにリンクを設置することが適切です。
読者にとって、スムーズな購入や商品閲覧ができるようリンクを設置しましょう。
どんな人におすすめなのか
「○○する人には△△がおすすめ」と具体的に伝えよう!
どんな人におすすめなのか、それぞれの商品の違いを明確にし、読者の求めている商品に促しましょう。
「どちらもおすすめです!」のような曖昧な表現では説得力に欠けます。
読者の悩みに合わせて、明確な解決策になる商品をおすすめしましょう。
そのためには、商品の特徴や強みをしめし、読者がどのようなメリットを得られるかを具体的に伝えることが重要です。
読者の疑問に応えることで、商品に対する興味関心を高めることができます。
読者が納得し、自信を持って商品を選べるよう、具体的に明示しておすすめしましょう。
今買うべき理由
得になること・理想を実現できることを伝えよう!
最後の一押しとして、今すぐ購入すべき理由を伝えましょう。
読者にとって購入を決断するには、明確な理由が必要です。
たとえば、紹介する商品が期間限定キャンペーンや割引イベント、数量限定での販売を行っている場合は、積極的にアピールします。
◆ 今買うべき理由の例 今なら期間限定で30%OFFのキャンペーンを実施中です。この機会をお見逃しなく! 数量限定での販売のため、在庫がなくなり次第終了になります。気になる方はお早めにご購入ください。 こちらの商品を試すことで、理想の肌を手に入れ、素敵な出会いを手に入れられるかもしれません。この機会を逃さず、あなたの未来を変えるチャンスを掴みましょう。
また、読者の望む未来をイメージさせて、実現できること伝えることも効果的です。
読者の決断を後押しすることができ、納得のいく選択をしやすくなります。
最後まで気を抜かず、読者の選択を丁寧にサポートしましょう。
では、比較記事に書くべき項目を理解できたら、つぎは押えるべきポイントを見てみましょう。
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比較記事の書き方7つのポイント
比較記事を読む読者は、自分に合った商品を見つけるために記事を読みます。
つぎのポイントを押さえて、最後の一押しになるような紹介を心がけましょう。
違いを強調する
明確な特徴をしめして「差異」を強調しよう!
比較記事を書くときに大切なのは「差異」を強調することです。
読者は、選択肢の中から最適なものを選ぶために比較記事を読みます。
そのため、それぞれの異なる点を説明し、その商品が読者にどのような効果をあたえるのかをしめすことが大切です。
似たような特徴を並べてしまうと、読者の混乱を招き、決断するときに迷いが生じます。
比較するときは、価格、性能、使いやすさ、デザイン、ブランドなど、明確な違いをしめして比較しましょう。
差別化できる商品の特徴を選び、それぞれの魅力を明確にすることで、読者が選択しやすくなるように紹介することがポイントです。
正確な情報を載せる
公式サイトを確認して正しい情報を載せよう!
比較記事を書くときは、商品の性能や機能、強みやポイントなどを正確に記載することが大切です。
誤った情報は、読者に不利益をあたえる可能性があります。
きちんと公式サイトを調べ、正しい情報を載せるように心がけましょう。
公式サイトの画像や表を引用すると、間違えずに情報を提供でき、読者にとって親切な記事になりますよ。
また、各商品のくわしい説明は、別の記事を用意してリンクで誘導するのがおすすめです。
読者が知りたい情報にアクセスでき、商品内容を深く理解できます。
ポイントを明確にしめす
箇条書きを用いて要点を伝わりやすくしよう!
比較記事を書くときは、ひと目でポイントがわかるようにしめすことも重要です。
情報が多くなってしまうので、読みやすさを重視して簡潔に伝えるようにしましょう。
箇条書きを用いて特徴や強みを説明すると、要点の伝わりやすい文章になります。
また、文字数が多くなると読みにくくなるため、見やすさの向上にもつながります。
読者の負担にならないよう、レイアウトや文字数にも配慮して、理解しやすい文章にしましょう。
読みやすい文章の書き方は、下の記事で解説していますので、あわせてご参考くださいね。
くわしく知りたい
読みやすい文章15のコツ!読みにくい文章を劇的に変える改善策
箇条書きとは?書き方のルール3つとポイント3つを例文つきで解説
ひと目で理解できる表を作る
特徴や数値を簡単に見比べられる表にしよう!
わかりやすい比較記事を作るには、表を作ることがもっとも有効です。
たくさんの情報を文章で説明すると、読者が疲れてしまいますよね。
表を使って並べると、商品の特徴や数値を視覚的に表示でき、簡単に見比べることができます。
たとえば、サイズと価格が大きく異なる商品を比べる場合、表でしめすと一目瞭然に把握できます。
商品名 | サイズ | 価格 |
---|---|---|
AAA | 100cm | 3,000円 |
BBB | 150cm | 5,000円 |
CCC | 200cm | 10,000円 |
掲載する商品の数や情報量に応じて、表の形を変えることもできますよ。
記事を作成しているときに「表のほうがわかりやすいな」と感じたら、比較表を有効に使いましょう。
デメリットや注意点も載せる
メリット・デメリットをバランスよく紹介しよう!
比較記事では、一方的にメリットを強調するのではなく、デメリットや注意点も含めた客観的な情報を提供しましょう。
たとえば、商品が大きいことは、持ち運びや収納に不便かもしれません。
しかし、その大きさが大容量につながることもあります。
また、高価な商品であっても、品質に優れていることで、長期的に見ればコストパフォーマンスが高いこともあります。
つまり、デメリットがメリットに変わることは、読者のニーズや環境によって異なるということです。
比較記事は、読者のより良い選択を促し、判断の助けを行うものです。
偏った情報を載せるのではなく、メリット・デメリットをバランスよく紹介することが大切です。
口コミ・体験談を載せる
口コミ・体験談・感想・エピソードを有効活用しよう!
口コミは、実際に使用した人の生の声であり、使いやすさや満足度を知ることができる情報源です。
文章だけの説明よりも信ぴょう性が高いので、有効に活用しましょう。
口コミを手に入れるには、ネットのQ&Aサイト、口コミサイト、商品の公式サイトから引用できます。
また、口コミだけでなく、体験談やTwitterのアンケート結果を載せることも最適な手段です。
より具体的でリアルな情報を提供でき、読者の役に立ちます。
なお、引用するときは、口コミとあわせてリンクも載せるようにしましょう。
引用や出典のルールを知りたい場合は、下の記事で解説していますのでご参考くださいね。
くわしく知りたい
【Webライターが守るべき著作権】注意するポイントと引用のルール
結論を具体的にしめす
読者に合った解決策を具体的にしめそう!
読者が最適な選択を行えるよう、結論を明確にしめしましょう。
「〇〇の人には商品Aがおすすめです。△△な人には商品Bがおすすめです」のように、読者に合った解決策を具体的に伝えることが大切です。
結論を明確に伝えないと、どの商品を選んでいいのかわからず、決められないまま記事から離れてしまいます。
読者が判断に困らないよう、明確な結論をしめして背中を押しましょう。
以上の内容を踏まえて、必要な項目を書き、ポイントを押さえると、初心者でもわかりやすい比較記事を作成できます。
さっそく挑戦して、ぜひ比較記事の案件にトライしてくださいね。
比較記事の書き方「テンプレート」
最後に、実践しやすいように比較記事のテンプレートを紹介します。
タイトルや内容は、具体的な商品や目的に応じて編集・修正してくださいね。
◆ 比較記事のテンプレート タイトル AとBの比較!どちらがおすすめ?失敗しない選び方を解説 導入文 ・読者の悩みを言語化する ・執筆者の情報を書く 見出し おすすめの〇〇の比較表 見出し 商品Aの特徴 ・特徴・価格 ・おすすめポイント ・メリット・デメリット ・口コミ ・おすすめな人 ・今買うべき理由 ・商品リンク 見出し 商品Bの特徴 ・特徴・価格 ・おすすめポイント ・メリット・デメリット ・口コミ ・おすすめな人 ・今買うべき理由 ・商品リンク 見出し 商品Cの特徴 : 見出し 商品Dの特徴 : 見出し どちらを選ぶべき?失敗しない選び方 ・Aを選ぶべき人 ・Bを選ぶべき人 : : ・どちらでもいい人 まとめ ・それぞれの商品の特徴や違いをわかりやすく説明する ・最後に、どちらを選ぶべきかを再度明確に述べる
上のテンプレートを参考に、読者に合わせた記事を作成してくださいね。
比較記事の具体例を知りたい場合は、下の記事を参考にするとイメージしやすくなりますよ。
会計ソフトの比較記事
Webライターにおすすめの会計ソフト4選【2023年最新】
ノートパソコンの比較記事
おすすめのノートパソコン7選!初心者Webライターに必要な機能と選び方
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おさらい:比較記事の書き方7つのポイントと書くべき8つの項目
比較記事を書くときは、商品の違いや特徴を明確にし、どのような人におすすめなのかを説明することが大切です。
見やすい比較表を作ると、読者が選択しやすくなります。
どちらか一方が優れている場合は、商品の違いを際立たせて。
複数の商品を比較する場合は、強みに合わせて、読者が求める商品を選択できるようにおすすめしましょう。
紹介するパターンはさまざまにあるので、ぜひ、いろいろと挑戦してコツを掴んでくださいね。
また、読者にスムーズに促すには、顧客心理を理解した書き方を知ることも役立ちます。
下の記事では、売れる文章の書き方を解説していますので、あわせてご参考くださいね。
おしまいに
比較記事は、基本的な型を覚えてしまえば、あらゆる商品に対応できます。
まずは読者の立場になって、どのような情報が必要で、どのような視点から比較したいかを考えると、柔軟にアレンジできますよ。
比較記事を書けるスキルは、仕事の幅を大きく広げます。
ぜひ今回の内容を取り入れて、チェレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
それでは、ごきげんよう。
桜御前